エンジニア採用において、採用手法は媒体や人材紹介、ダイレクトリクルーティングや求人検索エンジンなど様々ありますが、様々なサービスを試してみても応募が集まらなかったり、応募が来ても自社が求める経験を持つ人からの応募では無かったりと、お悩みの声も多くお聞きします。
今回の記事では、エンジニア採用に強みを持つ23の採用媒体について、求人媒体・ダイレクトリクルーティング・エージェント・転職フェア・人材派遣の各手法におけるサービス比較をご紹介します。
この記事でわかる事 |
・なぜ今エンジニア採用に苦戦する企業様が多いのか ・エンジニア採用を成功するためにどのような施策・手法を行っていけばよいのか ・エンジニア採用に用いられる手法やエンジニア採用に強いサービス |
1|エンジニア採用市場の最新動向(2024年11月更新) |
経済回復の先行きが見えない中で、エンジニア採用市場における企業の動き、また求職者の動きはどのように変化しているのでしょうか。ここでは、最新のITエンジニアの採用市場動向について、企業や転職者の動向に関するデータをみていきます。
参照:一般職業紹介状況(令和6年9月分) 参考統計表 常用(除パート)(図:弊社作成)
※除パートとは…パートタイム希望者を除いたデータ(派遣労働者や契約社員を希望する者は含まれるため厳密な意味での正社員有効求人倍率より低い値となる)
新規有効求人倍率は、2024年9月3.6倍を記録。前年も3.6倍で、横ばいの結果でした。例年、9月は前月と比較して有効求人倍率がやや増加する傾向にありますが、2024年は減少しました。
2024年10月の有効求人倍率は、これまでの傾向を踏まえると横ばい、もしくはやや減少することが予測されます。
次に、typeのエンジニア求人の応募効果を見ていきましょう。
※2023年1月を1とした場合(図:弊社作成)
2024年10月のtypeITエンジニア求人数は1.0倍でした。2023年は年間を通して大きく上下することなくほぼ横ばいに推移しましたが、2024年10月も引き続き同傾向です。
typeのエンジニア応募数は2024年10月、全体が1.8倍、20~30代の応募が1.7倍でした。若手も中堅層も共に、ITエンジニアの経験者がtypeサイト内で活発に活動していることがわかります。
2|エンジニア採用企業の動向 |
上記のデータからわかるように、エンジニア一人を複数の企業が取り合っている状況と言えます。
上記データは年代や経験を問わずのデータになりますが、たとえば20代後半~30代前半のJava経験者などといった、どの企業も欲しい人材であれば、有効求人倍率がさらに跳ね上がります。
また、経済産業省が発表したデータでは、2030年にはIT人材が最大で約79万人不足すると試算されています。
参考:経済産業省 - IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書(2019年3月)
AIやロボット技術など、IT技術の急速な発達や、話題となっている「デジタルトランスフォーメーション(DX)」へ投資する企業の増加、また政府においてもデジタル省庁が設立され、ICT投資が活発になっていくなど社会におけるITの需要は高まる一方で、エンジニアの人手不足が進み、採用に苦戦する企業が増えていくと想定されます。
2023年5月に新型コロナウイルスが5類へ移行したタイミングで、コロナ禍で中途採用をストップしていましたが再開した企業が増えました。
まずは人を増やす、という方針から、未経験者や経験が浅めのエンジニアの採用にシフトしていた企業が多いように見受けられましたが、ここ最近では、「ある程度人材は確保できたので、経験者採用に方針を戻す」という企業が増えたように思われます。
実際に、2023年9月にtype/女の転職typeが企業向けに独自で調査した「中途採用アンケート調査 結果報告(2023.11)」によると、現在採用している職種について「エンジニア経験者」と回答した企業が最も多く45%を占めました。また、採用しているポジションについては「メンバークラス(中堅・若手)」が多い傾向にありました。
そのため、今後さらにエンジニアの経験者採用は難しくなっていくことが予想されます。
エンジニアの市場価値が高まっていることに伴い、エンジニアに対する給与水準や待遇条件も高まっています。
その中で、教育体制がまだ整えられていない中小企業などではエンジニア経験者の採用ニーズが高い傾向にありますが、
スキルの高いエンジニア経験者が希望する給与・待遇などを用意できないこともあり、なかなか内定承諾まで至らない、といったお悩みの声を多く聞きます。
また、エンジニア採用の需要の高まりを認識してはいるものの、競合他社が提示している給与・待遇を分析しておらず条件面で他社に負けてしまったというケースや、
経営層が採用市場におけるエンジニアの採用難易度の高さを理解しておらず、雇用条件の改善が進まないといったケースも多いです。
3|エンジニア採用で用いられる採用手法 |
以下、エンジニア採用で用いられている手法と、各手法のメリット・デメリットをおまとめしました。各ツールの特長をふまえつつ、手法選定の際にお役に立てれれば幸いです。
求人サイトとは、サイトに求人広告を掲載し、サイト登録者からの応募を集めることで母集団を形成する手法です。
転職サイトにも、「総合媒体」「特化型媒体」の2つがあります。また、総合媒体においても強みとしている職種などがあるため、自社の採用ポジションにあわせて選ぶ必要があります。
料金体系については、掲載前に料金が発生する媒体がメインですが、入社または内定が決まったときに料金が発生する「成果課金型」もあります。
メリット ・採用できた場合、コストを下げられる(1回の掲載料金が何名採用してもかまわないため)
・データベースが大きく、求める人材が登録している可能性が高い
・掲載開始~採用までのスピードが早い
・スカウトメールがオプションとしてある媒体が多く、企業からもアプローチができる
・情報量が多く、求人広告の内容を工夫し他社と差別化することで、採用成功の角度を高めることもできる
・自ら登録して情報を探している求職者が多く、意欲的な人材が多い
デメリット ・採用ができなくても料金が発生する(成果課金型媒体もあり)
・知名度が高い企業へ応募が集まる傾向がある
・求める人材からの応募獲得のためにスカウトメールの活用がポイントになるが、運用にパワーがかかる
(ただし媒体によっては、スカウト送信の代行サービスあり)
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💡 エンジニア採用なら「type」にお任せください |
日本最大級のエンジニア採用に強い求人媒体「type」
・エンジニアの登録者比率は大手総合転職サイトの3倍
・エンジニア特化型の転職フェア、おまかせダイレクトリクルーティングプランなど エンジニア採用に適したツールが充実 03-3560-1622(平日9~18時)
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エージェントとは、エージェント会社に対して採用したい人材像を伝え、そのエージェント会社が持つ登録者のなかから近しい人材を紹介してもらう手法です。
料金体系については「成果報酬型」で、候補者が内定承諾したときに初めて料金が発生します。フィーは人材紹介会社によりますが、平均は年収の約35%といわれています。
人材紹介も転職サイト同様「総合型」と「特化型」が存在します。
メリット ・採用成功するまで料金がかからない
・質の高い人材と会うことができる
・求める人材に近しい登録者を人材紹介会社がスクリーニングをかけたうえで紹介してくれるため、工数を削減できる
・企業と求職者の間に人材紹介会社が介入しヒアリングなど行ってくれるため、採用の角度を高めてくれる
デメリット ・採用できたときに発生する料金が高い(年収の35%が平均)
・登録者のデータベースが転職サイト、ダイレクトリクルーティングと比べて小さい
・大手企業や人気条件のある企業など、エージェントが注力しやすい企業に応募が集まる傾向にある
・採用成功の角度がエージェント担当によって左右する
・社内に採用ノウハウが構築されづらい
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ダイレクトリクルーティングとは、スカウトメールという求職者に直接企業からメールを送るツールを使って、サービス提供会社が集めた登録者に直接アプローチする手法です。
これまでの「転職サイトへ求人掲載し、サイト登録者が応募してくれるのを待つ」という形式とは異なり、企業が登録者のデータベースを検索し、スカウトメールを送って直接アプローチする攻めの手法といえます。
求職者よりも募集企業の数が増えたことで、自発的な応募だけで母集団形成ができなくなったという背景から現在このような手法が主流となっています。
エンジニア採用においてはこのダイレクトリクルーティングを含むサービスが注目されており、職種上スキルの有無が重要視されるため、経験スキルなどでターゲットを絞ることのできる機能があるダイレクトリクルーティングは、エンジニア採用のためのツールとしては有効といえます。
メリット ・採用できればコストを下げることができる
・媒体・エージェントを介入せずに求職者と直接やり取りするため、応募獲得ができれば採用のスピードが早い
・競合他社に埋もれることなく求職者に直接アプローチができる
・求人情報作成~募集団形成~採用までの一連を自社で管理するため、採用ノウハウが構築される
デメリット ・求人作成、スカウトメールの運用など全て自社で行うため、マンパワーがかかる
・採用ノウハウがないところからスタートすると、実績が出るまでに時間がかかる
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転職イベントとは、イベント会場などで行われる合同の企業説明会です。
企業がブースを出展し、来場者と直接会って話すことで応募への動機付けをする手法です。新卒の転職イベントのような企業説明会と異なり、中途採用の転職イベントは1人1人と面談をする形式がメインです。
転職イベントについても「総合型」「特化型」があり、弊社の『エンジニア転職フェア』『女性の転職フェア』についても「特化型」に分類されます。開催しているエリアなども運営会社によって異なることも特徴のひとつです。
メリット ・1日でまとまった人数の求職者と接点を取ることができる
・直接会って口説くことができるため、動機付けをしやすい
・「今すぐの転職は考えてないが情報収集で」のような、転職サイトや人材紹介、ダイレクトリクルーティングでは接点がもてなかった層と会うことができる
デメリット ・参加できる人員を確保する必要がある
・短時間で動機付けする必要があり、事前準備が必要になる
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人材派遣とは、正社員や契約社員、アルバイトなどのように企業と労働者との間で直接雇用契約が結ばれているのではなく、間に派遣会社が入り、派遣会社と労働者の間で雇用契約を結ぶ雇用形態です。雇用主は企業ではなく派遣会社になるため、給与や社会保険などの福利厚生なども派遣会社が負担します。一方で派遣社員に対する指揮命令は、企業が行うという仕組みです。
人材派遣の種類にも3種類あります。
① 一般派遣(登録型派遣)
派遣の仕事を希望する労働者が、人材派遣会社に登録し、案件が発生したときにスポットで雇用契約を結び働くシステム
② 紹介予定派遣
派遣先に直接雇用されることを全体に、一定期間人材派遣を行うシステム。派遣契約期間終了時に、企業と労働者双方が合意すれば直接雇用の採用が決まる。
③ 無期雇用派遣(常用型派遣)
派遣会社と労働者の間で、契約期間の定めのない雇用契約を結ぶシステム。派遣先での就業期間が終了しても派遣会社との雇用契約は継続する。
人材派遣会社にも、業種や職種に特化した会社もあり、IT・Web業種やエンジニアに強みを持った会社があります。
メリット ・期間やポジションが限定的な採用を行うことができる
・専門的なスキルをもった人材を確保することができる
・時給は高くなる職種があるものの、専門スキルをもった人材を採用する採用コスト(求人費用など)や採用・教育業務のコストを削減することができる
デメリット ・業務と就業期間に制限がある
・派遣先企業への帰属意識が希薄になってしまう傾向にある
・あくまで社外のリソースのため、重要な仕事は任せづらい
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(7)ソーシャルリクルーティング(SNS採用)
ソーシャルリクルーティングとはSNSを活用した採用のことを指します。
もともとは、SNSユーザー層は若者がメインだったことから新卒採用で取り入れられていましたが、現在においては年代問わずSNSを利用する人々が増えており、中途採用においても主流となってきています。
SNS採用では、TwitterやFacebookなどのSNSを通じて、自社を知ってもらう情報発信や、求職者と直接コミュニケーションを取ったり、採用特設サイトのように活用するなどの活用方法があります。
どちらかというと採用効果が出てくるのには時間がかかるため即効性は期待できませんが、写真や動画などのコンテンツを投稿できるという点で、社風や働く社員の人柄などが伝わりやすいというメリットや、事前に候補者のSNSを確認できることで、価値観や人柄などを理解できるためスクリーニングの精度を上げられるメリットがあります。
メリット ・情報拡散力があり、ユーザーによる拡散が広まった際には幅広い層にアプローチできる
・ほとんどが無料で使えるため、コストを抑えられる
・伝えたいメッセージや、会社の雰囲気を届けやすく、会社のイメージアップに活用できる
・若手層へアプローチすることができる
デメリット ・定期的な発信が必要なため時間と工数がかかる
・潜在層へのアプローチになるため、即効性が低い
・炎上するリスクがある
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リファラル採用とは、自社で働く社員の友人や知人を紹介してもらい、採用を行う手法のことです。
自身のコミュニティ内の人材に会社を薦めるということは、ある程度自分の会社に対する満足度が高くないとできません。そのため、リファラル採用を実施する場合は、社員の会社への満足度を高めるために働く環境の改善などをする必要があり、会社全体にとって良い取り組みになります。
メリット ・採用コストを抑えることができる
・アプローチの幅を広げることで母集団形成を行える
・自社にマッチした人材の獲得ができる
・入社後の定着率が向上する
デメリット ・社員の知人のため、不採用の判断をしづらい
・不採用になった場合に、紹介した社員とされた候補者双方の人間関係が悪化する可能性がある
・社内の協力を得るために広報活動を継続していく必要がある
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エンジニア採用における媒体選定方法をまとめた記事はこちら |
エンジニア採用に用いられる手法は?採用課題別のオススメ手法と選び方 |
4|エンジニア採用に強い求人媒体8選 |
サイトURL:https://type.jp/ サービスサイトURL:https://info.type.jp/engineer-recruitment/ 運営会社:株式会社キャリアデザインセンター |
採用手法カテゴリ
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掲載型求人媒体(メディアに求人掲載して応募を集める求人媒体)
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料金体系 |
イニシャル型(求人掲載前に料金発生、採用できても料金はかからない)
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特長 |
大手総合求人媒体の中でも、エンジニア経験者の採用に強みを持った求人媒体。会員数は約403万人(2024年2月末時点)、そのうちエンジニア経験者の割合は約17.4%と大規模なデータベースを誇る(大手総合媒体の約3倍)
日本最大級のエンジニア特化型転職イベント「typeエンジニア転職フェア」や、Webマガジン「エンジニアtype」など独自のエンジニア集客プロモーションを実施。
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オススメの企業
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集客力のある大手求人サイトで母集団形成したい
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サイトURL:https://www.green-japan.com/ 運営会社:株式会社アトラエ |
採用手法カテゴリ
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運用型求人媒体(企業が求人広告やスカウトを運用しながら応募を獲得していく求人媒体) |
料金体系
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初期費用+成果報酬(サービス利用開始に費用発生、採用できたら料金が発生する)
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特長 |
IT・Web系経験者の採用に強い成果報酬型の求人サイト。
登録者を検索し、スカウトや応募歓迎などの企業から直接アプローチできるツールを活用して応募を集めていく媒体。スカウトの運用や掲載している求人の修正など自社で運用をしながら応募を獲得していくため、採用ナレッジが自社に構築されていくというメリットがある。
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オススメの企業
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自社で求人運用しながら、採用ナレッジを構築していきたい
スカウトを活用した採用活動を行いたい
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サイトURL:https://recruiting.forkwell.com/ 運営会社:株式会社grooves |
採用手法カテゴリ
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運用型求人媒体(企業が求人広告やスカウトを運用しながら応募を集める求人媒体)
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料金形態
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公式サイトにて非公開
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特長 | IT・Webエンジニアのスピード採用に特化した求人・スカウトサービス。 Greenと同様、登録者を検索し、スカウトなどの企業から直接アプローチできるツールを活用して応募を集めていく媒体。 年間を通じてエンジニア向け勉強会を開催しており、独自のチャネルでエンジニアを獲得している。 |
オススメの企業
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自社で求人運用しながら、採用ナレッジを構築していきたい
ダイレクトリクルーティングを活用したい |
サイトURL:https://findy-code.io/ 運営会社: ファインディ株式会社 |
採用手法カテゴリ
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運用型求人媒体(企業が求人広告やスカウトを運用しながら応募を集める求人媒体) |
料金形態
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公式サイトにて非公開 |
特長 |
エンジニア採用に特化したダイレクトスカウトサービス。
AIを活用したスキル判定機能や求人票のチェック機能、エンジニアの偏差値を可視化して「いいね」「スカウト」を送ることができる機能などが備わっている。
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オススメの企業
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ダイレクトリクルーティングを活用したい |
サイトURL:https://levtech-direct.jp/ 運営会社:レバテック株式会社 |
採用手法カテゴリ
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運用型求人媒体(企業が求人広告やスカウトを運用しながら応募を集める求人媒体) |
料金形態
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公式サイトにて非公開 |
特長 | ITエンジニア・クリエイターの採用に強いダイレクトリクルーティングサービス。 企業と求職者のマッチ度を判定できるサービスがあり、自社にマッチした人材からの応募を集めることができる。 |
オススメの企業
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サイトURL:https://scout.lapras.com/ 運営会社:LAPRAS株式会社 |
採用手法カテゴリ
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運用型求人媒体(企業が求人広告やスカウトを運用しながら応募を集める求人媒体) |
料金形態
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公式サイトでダウンロード可能な資料内に記載 |
特長 | 自社開発企業に強みを持つ、つよいITエンジニアを採用したい方向けの、AIスカウトサービス。エンジニアのWeb上にあるアウトプット情報や職歴などを整理して可視化しているため、自社にマッチした人材を見つけやすい。 候補者の管理をする「タレントプール」機能が、候補者の転職意欲の変化を通知してくれるため最適なタイミングでアプローチできる。また、専門チームによる運用代行プランもあるため採用の業務負荷も削減できる。 |
オススメの企業
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サイトURL:https://www.wantedly.com/about/list 運営会社:ウォンテッドリー株式会社 |
採用手法カテゴリ
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運用型求人媒体(企業が求人広告やスカウトを運用しながら応募を集める求人媒体) |
料金形態
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公式サイトにて非公開(月額固定料金※初期費用・成功報酬は発生しない) |
特長 | 給与などの条件ではなく、企業が掲げる「想い」への共感を通じて候補者とのマッチングをはかるサービス。 登録者の半数がエンジニアやデザイナーなどのIT人材で、20〜30代の若手人材が多く登録している。 |
オススメの企業
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サイトURL:https://paiza.jp/ 運営会社:paiza株式会社 |
採用手法カテゴリ
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運用型求人媒体(企業が求人広告やスカウトを運用しながら応募を集める求人媒体) |
料金形態
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成果報酬型(年収の30%~) |
特長 | paiza独自の「プログラミングスキルチェック」というスキルテストとジャッしシステムで、登録者のスキルを可視化。S~Dランクの5段階で実力を判定されているため、自社が求めるエンジニアにセグメントして採用を行える |
オススメの企業
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ダイレクトリクルーティングを活用してエンジニア採用を成功させる秘訣をまとめた記事はこちら |
5|エンジニア採用に強いエージェント7選 |
サービス | 総合/特化 |
特徴 |
type転職エージェントIT | 総合 | 弊社キャリアデザインセンターが運営する、1都3県を中心に求人を多く保有している大手転職エージェントです。エリアは限定されていますが、その分エリア内では強い繋がりをもっています。 |
レバテックキャリア | 特化 | 大手有名企業からスタートアップ・ベンチャーまで幅広い求人を扱っており、ハイクラスのITエンジニア・デザイナー専門の転職エージェント。新卒採用・中途採用・派遣・フリーランスなど様々な雇用形態に対応している。 |
Geekly | 特化 | IT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェント。マッチングの精度の高さに強みを持っており、IT・ゲーム業界におけるさまざまな企業との長年の関係性、IT業界の豊富なキャリアを持つコンサルタントが在籍。支援実績は10,000件(公式ホームページ情報)とIT業界最大級。 |
ワークポート | 特化 | IT、ゲーム業界に強みを持った転職エージェント。人材紹介会社として約20年の実績がある みんスクという無料のエンジニアスクールを運営しており、未経験からエンジニアを育成する事業も行っている |
社内SE転職ナビ | 特化 | ITエンジニア採用に強みを持った転職エージェント。 リクナビNEXT『GOOD AGENT RANKING ~2022年度上半期~』(2022年4月~2022年9月)では、『IT・WEB部門第3位』を受賞 |
マイナビIT AGENT | 特化 | 人材業界大手マイナビが運営する転職エージェント。 若手が多く、エージェントに登録する転職者の8割以上が30代前半 |
リクルートエージェントIT | 特化 | 人材業界大手リクルートが運営する転職エージェント 国内拠点は20カ所と、全国での採用支援実績がある |
サイトURL:https://type.career-agent.jp/
運営会社:株式会社キャリアデザインセンター
特長:
採用手法カテゴリ
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総合型転職エージェント(成果報酬型)
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料金体系
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成果報酬型
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特長 | 弊社キャリアデザインセンターが運営する、1都3県を中心に求人を多く保有している大手転職エージェントです。エリアは限定されていますが、その分エリア内では強い繋がりをもっています。 |
サイトURL:https://career.levtech.jp/
運営会社:レバテック株式会社
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型転職エージェント
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料金形態
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成果報酬型(採用ができたら料金が発生する)
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特長 |
大手有名企業からスタートアップ・ベンチャーまで幅広い求人を扱っており、ハイクラスのITエンジニア・デザイナー専門の転職エージェント。新卒採用・中途採用・派遣・フリーランスなど様々な雇用形態に対応している。
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サイトURL:https://www.geekly.co.jp/
運営会社:株式会社GEEKLY
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型転職エージェント(成果報酬型)
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料金形態
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成果報酬型
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特長 | IT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェント。マッチングの精度の高さに強みを持っており、IT・ゲーム業界におけるさまざまな企業との長年の関係性、IT業界の豊富なキャリアを持つコンサルタントが在籍。支援実績は10,000件(公式ホームページ情報)とIT業界最大級。 |
サイトURL:https://www.workport.co.jp/
運営会社: 株式会社ワークポート
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型転職エージェント(成果報酬型)
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料金形態
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成果報酬型
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特長 | ・IT、ゲーム業界に強みを持った転職エージェント。人材紹介会社として約20年の実績がある ・リクナビNEXT『GOOD AGENT RANKING ~2021年度下半期~』(2021年10月~2022年3月)では、『転職決定人数部門第1位』を受賞 ・みんスクという無料のエンジニアスクールを運営しており、未経験からエンジニアを育成する事業も行っている |
サイトURL:https://se-navi.jp/
運営会社: アイムファクトリー株式会社
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型転職エージェント(成果報酬型)
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料金形態
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成果報酬型
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特長 | ・ITエンジニア採用に強みを持った転職エージェント。 ・リクナビNEXT『GOOD AGENT RANKING ~2022年度上半期~』(2022年4月~2022年9月)では、『IT・WEB部門第3位』を受賞 |
サイトURL:https://mynavi-agent.jp/it/
運営会社:株式会社マイナビ
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型転職エージェント(成果報酬型)
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料金形態
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成果報酬型
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特長 | ・人材業界大手マイナビが運営する転職エージェント ・若手が多く、エージェントに登録する転職者の8割以上が30代前半 |
サイトURL:https://www.r-agent.com/it_engineer/
運営会社:株式会社リクルート
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型転職エージェント(成果報酬型)
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料金形態
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成果報酬型
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特長 | ・人材業界大手リクルートが運営する転職エージェント ・国内拠点は20カ所と、全国での採用支援実績がある |
エージェントを活用してエンジニア採用を成功させる秘訣をまとめた記事はこちら |
6|エンジニア採用に強い転職イベント |
サイトURL:
▶リアル型転職イベント https://type.jp/s/fair/e/
▶オンライン型転職イベント https://type.jp/s/fair/online/index3.html
法人企業向けサービスサイト:https://type.jp/keisai/event/
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型転職イベント
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料金体系
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イニシャル型(出展に費用が発生、採用ができても料金は発生しない)
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特長 | 弊社typeが運営する、過去90回以上の開催実績のある日本最大級のエンジニア特化型転職イベント。年に4回開催しており、2020年以降リアル型イベントとオンライン型イベントの両軸で開催。リアル型イベントについては1日平均1400名のエンジニア経験者・希望者が来場。また企業規模問わず、平均着席数35名と1日にまとまった数のエンジニアと直接会うことができるイベント。リアル型イベントについては東京都のみでの開催。 |
転職イベント(転職フェア)を活用してエンジニア採用を成功させる秘訣をまとめた記事はこちら |
7|エンジニア採用に強い人材派遣4選 |
サービス | 総合/特化 | 特徴 |
typeIT派遣 | 派遣契約、紹介予定派遣 | 弊社キャリアデザインセンターが運営する、IT・Web業界に強みをもった人材派遣サービスです。開発領域、ネットワーク・サーバなどのインフラ領域、Webディレクター・Webデザイナー・Webコーダーなどのクリエイティブ領域が登録者の約85%を占めます。一般事務・営業事務などのオフィスワークの登録者もおり、幅広い職種のご紹介が可能です。 |
AKKODiS(旧:modis) | 派遣契約(有期雇用派遣・無期雇用派遣)、アウトソーシング、紹介予定派遣などさまざまな契約形態 | 世界60ヶ国でサービス展開するグローバル人材サービス「アデコ」が運営する、IT・エンジニアリング領域に特化した人材派遣サービス |
パーソルテクノロジースタッフ | 派遣契約、アウトソーシング、有料職業紹介、紹介予定派遣などさまざまな契約形態 | 転職や人材紹介業界で大手のパーソルグループ系列の人材派遣サービス。ITや機電(ものづくり)エンジニアの派遣サービスを主軸とし、新技術領域(RPA、セキュリティ等)にも対応。大手企業が運営していることもあり、求人数も多くエリアは東京・神奈川・大阪・名古屋をはじめ、全国各地の求人を展開。 |
エンジニアガイド | 常用型派遣、紹介予定派遣 | ものづくり系エンジニアを中心とした人材総合サービスを展開。 10,000人以上のエンジニアが幅広い技術領域をカバーしている。 |
サイトURL:https://it-partners.type.jp/
法人企業向けサービスサイト:https://it-partners.type.jp/business/
運営会社:株式会社キャリアデザインセンター
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型人材派遣サービス
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契約形態 | 派遣契約、紹介予定派遣 |
特長 |
弊社キャリアデザインセンターが運営する、IT・Web業界に強みをもった人材派遣サービスです。開発領域、ネットワーク・サーバなどのインフラ領域、Webディレクター・Webデザイナー・Webコーダーなどのクリエイティブ領域が登録者の約85%を占めます。一般事務・営業事務などのオフィスワークの登録者もおり、幅広い職種のご紹介が可能です。 |
サイトURL:https://www.akkodis.co.jp/talent/lp/01
運営会社:AKKODiSコンサルティング株式会社
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型人材派遣サービス
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契約形態
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派遣契約(有期雇用派遣・無期雇用派遣)、アウトソーシング、紹介予定派遣などさまざまな契約形態がある |
特長 | 世界60ヶ国でサービス展開するグローバル人材サービス「アデコ」が運営する、IT・エンジニアリング領域に特化した人材派遣サービス |
サイトURL:https://persol-tech-s.co.jp/
運営会社:パーソルテクノロジースタッフ株式会社
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型人材派遣サービス
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契約形態 | 派遣契約、アウトソーシング、有料職業紹介、紹介予定派遣などさまざまな契約形態がある |
特長 |
転職や人材紹介業界で大手のパーソルグループ系列の人材派遣サービス。ITや機電(ものづくり)エンジニアの派遣サービスを主軸とし、新技術領域(RPA、セキュリティ等)にも対応。大手企業が運営していることもあり、求人数も多くエリアは東京・神奈川・大阪・名古屋をはじめ、全国各地の求人を展開。取引企業は大手企業が多いのも特長です。 |
サイトURL:https://www.engineersguide.jp/
運営会社:スタッフサービス・エンジニアリング(株式会社スタッフサービス エンジニアリング事業本部)
特長:
採用手法カテゴリ
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特化型人材派遣サービス
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契約形態 | 常用型派遣、紹介予定派遣 |
特長 |
ものづくり系エンジニアを中心とした人材総合サービスを展開。 10,000人以上のエンジニアが幅広い技術領域をカバーしています。 |
8|エンジニアのフリーランス採用に強いサービス3選 |
サービス | 総合/特化 | 特徴 |
Workship | 運用型求人媒体 | エンジニアやデザイナー、PMなど幅広い職種で、51,000人以上のフリーランスが登録するデータベースから登録者を検索し、企業から直接アプローチができるサービス。機械学習によるスコアリングで、ハイスキル人材が探しやすいという特徴がある |
レバテックフリーランス | フリーランス専門エージェント | 取引企業10,000以上、登録エンジニアやクリエイター数は45万人以上の業界最大級のフリーランス専門エージェント。 フリーランスが参画するまでは無料、参画後は月毎の費用発生という料金形態 |
geechs job(ギークスジョブ) | フリーランス専門エージェント | 毎月100名以上の厳格な審査を通過した約20,000名の即戦力ITフリーランスが登録している、フリーランス専門エージェント。 2023年4月よりサービス提供を開始した「GEECHS DIRECT」では、企業側で直接ギークスのデータベースからIT人材を探すことができる |
サイトURL:https://enterprise.goworkship.com/
運営会社:株式会社GIG
特長:
採用手法カテゴリ
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運用型求人媒体(企業がスカウトを運用しながら応募を集める求人媒体)
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特長 |
エンジニアやデザイナー、PMなど幅広い職種で、51,000人以上のフリーランスが登録するデータベースから登録者を検索し、企業から直接アプローチができるサービス。機械学習によるスコアリングで、ハイスキル人材が探しやすいという特徴がある |
サイトURL:https://freelance.levtech.jp/
運営会社:レバテック株式会社
特長:
採用手法カテゴリ
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フリーランス専門エージェント
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特長 |
取引企業10,000以上、登録エンジニアやクリエイター数は45万人以上の業界最大級のフリーランス専門エージェント。 フリーランスが参画するまでは無料、参画後は月毎の費用発生という料金形態 |
サイトURL:https://geechs-job.com/
運営会社:レバテック株式会社
特長:
採用手法カテゴリ
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フリーランス専門エージェント
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特長 |
毎月100名以上の厳格な審査を通過した約20,000名の即戦力ITフリーランスが登録している、フリーランス専門エージェント。 2023年4月よりサービス提供を開始した「GEECHS DIRECT」では、企業側で直接ギークスのデータベースからIT人材を探すことができる。 |
9|優秀なエンジニアを採用成功させる15の戦略 |
採用活動を始めてからよくあるパターンとして、実際に面接をする現場のIT部門と意向が合わず、書類が通らなかったり面接を多数実施しても内定に至らないパターンがあります。
原因としては、会社の方針と現場の意向があっていないこと、また採用市況について現場のITエンジニアの方があまり理解されていないことが考えられます。採用計画を立てる際には、いきなり採用要件やスケジュールを決めるのではなく、まずは採用担当側から現場サイドにエンジニア採用市場の現状を伝え、エンジニア採用が難しくなっているという認識を採用チーム内で持つことが重要です。
また、一方的に情報共有するのではなく、採用担当側も現場サイドの現状や意見・要望をしっかり理解することも重要です。互いの理解を深め、採用方針について合意を得た上で、採用計画・採用ターゲットなど決めていくようにしましょう。
採用計画を立てる際にすり合わせるべき項目
・会社の採用目的・目標を決める
・採用スケジュールの確認
・社内の役割分担
・採用ポジション・ターゲット条件の設定
・雇用条件を決める
社内における採用計画のすり合わせについて詳しく知る |
中小IT企業がエンジニア採用を始める前に準備すべきこと(1)「社内で採用計画のすり合わせ」 |
エンジニア採用に苦戦されている人事の中でも、「エンジニアとの面接の中で、専門的な話になると答えられないときがある」「優秀なエンジニアをどう見極めていいのかが分からない」といったお悩みを持つ方も多いです。
エンジニアという職種は専門職であるがゆえに、知識がないと選考などで苦戦したり、候補者への正しい評価ができない可能性もあります。
そこでエンジニア採用を実施する際には、できるだけ人事だけで採用を行わずに、現場エンジニアの協力を得ながら進めることをオススメします。
現場エンジニアに協力してもらうことをオススメする選考フロー例
採用成功には「いかに競合他社と差別化できる自社のアピールポイントを打ち出していくか」が重要です。そのために、まずは競合他社と自社について理解を深めましょう。
競合他社と自社の理解において、調査・整理すべき項目は以下です。
・競合の理解 - 事業内容、狙っている採用ターゲット、打ち出しているアピールポイント、給与・待遇 等
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競合と自社の理解を深めることで、中途採用活動において自社が他社と比較してどのような点が有利(もしくは不利)なのかを明確にし、どのような点をアピールポイントとして打ち出していく必要があるのかを分析できます。
また競合が狙っている採用ターゲットとその採用条件(給与、待遇など)も調査することで、求職者の中でもどの層を狙っていく必要があるのかを整理することが可能です。
自社と競合他社の分析方法やコツについて詳しく知る |
中小IT企業がエンジニア採用を始める前に準備すべきこと(2)「自社・競合他社の理解」 |
(3)の自社と競合の理解をしたら、採用ターゲットの設定をします。
ここで行ってほしいのが、「ペルソナ」の設計です。
ペルソナとは… 年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、生い立ち、ライフスタイルなどある特定の『人物』を表すように、詳細な情報が設定されたターゲット像のことを指します。 |
このペルソナを設計することで、求職者に対してどのようなメッセージを訴求すべきかが明確になったり、社内の採用基準を統一しミスマッチを防ぐことができるといったメリットがあります。
ペルソナ設計においては、
・転職者が企業に求めているのはどのようなものか(例:業務内容、給与、スキルアップ 等) ・自社は転職者が求めているものを提供できるのか
・採用の競合となる企業が出している採用条件をふまえた上で、本当にそのターゲットを狙えるのか
という視点を持って設計を行っていきましょう。
具体的なペルソナの設計方法について詳しく知る |
エンジニア採用には「ペルソナ」の設計が必須!設計方法とコツを紹介 |
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中途採用を成功させるために必要なペルソナ設計の「基本的な設計のステップ」「設計のコツ・注意点」「設計テンプート・サンプル」などを解説したe-bookを無料でダウンロードいただけます!
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自社・競合他社の理解を行った上で、「採用したい人材」と「採用できる人材」を整理した結果、「採用したい人材」と「採用できる人材」に大きな差があるケースもあります。
そのような場合は、できるかぎり採用要件の緩和を行い、採用ターゲットの幅を広げましょう。
採用ターゲットのMUST条件とWANT条件を整理していくと、こだわっていたMUST条件を減らしても、必要としているポジションを十分にカバーできることに気が付く場合もあります。
採用ターゲットの幅を広げた採用の例として挙げられるのが、
です。
現在IT業界へ興味を持っている若手層が増えているため、教育できる体制を確保できるのであれば
ポテンシャル層をターゲットにした若手エンジニアの採用も良いかもしれないですし、
男性のイメージが多いIT業界ですが、「女性のエンジニア採用」を検討されることもオススメです。
実はこの「女性エンジニア」が今の中途採用市場において注目されており、現在採用市場において転職したい女性エンジニアが増加傾向にあります。
実際に、弊社が運営している女性の正社員・契約社員向けの転職サイトでは、エンジニアの女性会員が年々増加しています。また、未経験からエンジニアに転職したい、という女性転職者も増えています。
日本最大級の女性採用に強い転職サイト「女の転職type」
POINT1 会員の99.9%が女性の日本最大級の女性採用に強い転職サイト POINT2 正社員・契約社員の採用に強い強い POINT3 営業・販売サービス・事務・エンジニアなどあらゆる職種の採用実績多数 サービスサイト:https://woman-type.jp/keisai/ |
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【無料e-book配布中】女性エンジニア採用事例集5選 ・システムエンジニア・プログラマ・PMO・デザイナーなど職種別のエンジニア採用成功事例
・各事例の採用課題、採用成功につながった施策やポイント、採用できたエンジニアの詳細 |
エンジニアを採用するためには、エンジニア求職者の心理(志向性や企業選びのポイントなど)を知る必要があります。
中途採用においてエンジニア採用に苦戦する企業様で時々見られるのが、
「採用担当がエンジニアの志向性への理解を深めずに採用活動を行ってしまい、十分な動機づけができず採用に至らない」
というケースです。
エンジニアの心理を理解していると、採用活動における自社のアピールポイントの選定や、採用したい人材への面接での動機づけなどの質が上がります。
弊社type転職エージェントに登録しているエンジニア求職者における、各パターンのおおよその割合は以下になります。
・技術志向(20%)最新技術を身につけたい、開発環境を重要視する。自分の技術でサービスを成長させたい。プレイングマネージャーを求めている求人や、技術への取り組みを訴求している求人に惹かれる傾向がある ・サービス志向(20%)良いものを作りたい、ユーザーファースト。自社サービスを持っている企業や、上流工程(特に企画)ができる環境がある求人に惹かれる傾向がある ・安定志向(60%)残業が少ない、待遇が充実している大手企業に就職したい。福利厚生が整っている求人や、社内SEなどの求人に惹かれる傾向がある
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エンジニアの志向性を知ることで、効果的な求人原稿やスカウトメールを作成できるでしょう。
エンジニア求職者の志向性・在籍企業の規模別で変わる志向性をさらに詳しく知る |
中小IT企業がエンジニア採用を始める前に準備すべきこと(4)「エンジニアの転職理由や心理を知る」 |
採用市場において、エンジニアを求める企業に対してエンジニアの数自体が圧倒的に少なくなっている中、優秀なエンジニアと接点を持つことは非常に難しくなっています。
企業も人手不足に陥っており、優秀な社員を手放さないようにどの企業も対策に力を入れているため、採用市場に優秀なエンジニアがそもそも出てこないというのも背景にあるでしょう。そのため、少しでもエンジニアと接点を取れる機会を持てるよう、採用チャネルを増やしておくことが重要となっています。
従来の求人広告、人材紹介、転職イベントや自社の採用イベントなどだけではなく、自社コンテンツとしてSNSを運用したり、自社ブログや採用専用サイトなどのオウンドメディア、リファラル採用などチャネルの幅を広げましょう。採用競合が多くなっている中、採用広報にも注力し自社を知ってもらう機会を増やしていくことが重要です。
採用広報とは?その施策と運用のコツをまとめた記事はこちら |
エンジニアに自社の魅力を知ってもらう!「採用広報」の施策と運用のコツを解説 |
エンジニア募集の求人票や求人広告において、他の職種と同じ書き方をしていてはエンジニアの応募は集まりません。エンジニアが転職先を探す際に注目するポイントやエンジニア向け求人だからこそ注意すべきポイントなどを踏まえて求人作成をする必要があります。
エンジニア向けの求人広告や求人票において重要なポイントは、任せられる業務が明確に分かるようにしっかりと記載をすることです。
特にエンジニア経験者の方が求人を見る際には、自分がどういったポジションで、システム開発をするにしても開発のどこからどこまで任せられるのかなど、より詳細な情報を求めている方も多い傾向にあります。
案件の概要、開発規模、担当フェーズ、開発環境、開発言語、ツールなど、できる限り細かく記載しましょう。長期なのか、短期なのかもできる限り記載することもポイントです。
また、客先常駐型の場合、自宅からの通勤時間はどれくらいなのかを気にするエンジニアも多い傾向にあるため、プロジェクトの最寄り駅も記載することをオススメします。
使用する言語など技術に関する記載を誤っていると、エンジニア求職者の立場からすると「あまり技術分野に関して詳しくない会社なのではないか」と不信感を持たれてしまう可能性があります。
最終チェック時などに、念入りに確認するよう心がけましょう。
開発環境に関してはできる限り細かく書くことが大切です。
言語、フレームワーク、環境、データベースだけではなく、社外常駐なのか受託開発なのか、またB2C向けなのか、さらに業務環境や設備なども細かく記載すると、エンジニアにとっては働く環境のイメージがつきやすいでしょう。
エンジニア募集の求人作成ノウハウをまとめた記事はこちら |
エンジニア採用率を上げる!求人広告の文言や書き方のポイントを徹底解説 |
「求人を出しているのに、応募がなかなか集まらない」「ある程度は集まるが、ターゲット応募が集まらないため選考が進まない」
というお悩みを持つ企業様で多いケースが、基本「待ち」のスタンスで採用活動を行っており、企業側から求職者へアプローチをしていないというケースが多いです。
そこで、エンジニア採用のツールとしてぜひ活用いただきたいのがスカウトメールです。
スカウトメールとは… 自社のターゲットとなるスキルや経験を持つ人材を、会員データベースからピックアップし、直接個人へメールアプローチが出来るツールです。求人広告を掲載した際に、 転職者からの応募を待つのではなく、自らいいなと思う人へメールを送ることで応募を促すことが出来ます。 |
前述のように、エンジニアの経験者採用は他の職種と比べても経験者の母数に対して採用したい企業の数が多いため、企業から直接求職者にアプローチができるスカウトメールを積極的に活用し、
転職者が他社に応募して選考を進める前に自社への応募を促して先手で選考を進めることが重要です。
スカウトは文面だけではなく、絞り込み方法も重要となります。たとえば、スカウトメールの反応率が低い企業様でよくあるのが、「レジュメの濃い求職者だけに絞って送っている」というケースです。
レジュメの濃い求職者は、他の企業からもたくさん受け取っている可能性が高いため、反応率が低くなってしまう傾向にあります。
スカウトを送る対象としてオススメなのは、むしろ「レジュメが薄い方」です。転職サイトに登録しているユーザーで初期段階でレジュメをしっかり埋めている方は2~3割と言われており、レジュメは薄い方をターゲットから外してしまうことで、実は優秀な人材でまだ他社の選考を受けていない人材を取りこぼしている可能性があります。
スカウトの送信対象の絞りこみは、最低限必須となる条件のみで絞り、まずは会ってから判断するようにしましょう。
② 文章の工夫
文章の工夫についてはさまざまなポイントがあるのですが、「代表者・現場責任者の名義で送ると反応率が上がる」「数字・具体的なスキルを明記して送信相手のどの点に魅力を感じたのか訴求する」「求職者に活躍するイメージを持ってもらう・入社するメリットを感じてもらえるようなポイントを入れる」などがあります。
💡 この記事を読んだ方におすすめの資料 |
スカウトメールの文面のコツ・職種別の文面例をまとめたe-bookを無料で提供中!
・スカウトメールの文面作成のポイント ・職種別の効果的な文面例 ・マンネリを防ぐ冒頭、文末のあいさつ文 |
スカウトメールの活用の仕方や効果的な文面例についてさらに詳しく知る |
エンジニアが応募したくなるスカウトメールの文面や運用ポイント(例文つき) |
書類選考に課題を感じている企業様でよく見られるのが、「レジュメ上だけで候補者を判断してしまっている」というケースです。
特に求人サイトでは、前述のように転職エージェントのようにキャリアアドバイザーがいない分応募者のレジュメが薄い傾向にあるため、情報は少なくとも実は優秀な経歴をお持ちの方が多くいらっしゃいます。そのため、「会いたい人を選ぶ」ではなく、「会う必要がない人を除外する」ように選考する事がポイントになります。
ここでは、主に経験職種だけで判断をし、「実際に候補者に会ってから判断をする」というスタンスで書類選考をしましょう。
選考においては、スピード感が何より重要になります。
2021年5月に弊社が法人企業様向けに実施した中途採用活動状況アンケートによると、応募から内定出しまでの平均期間は「3週間以内」と回答した企業が全体の9割を占めました。コロナ禍においてオンライン面接が主流になっている中、選考の日程調整がしやすくなっていることも影響し企業の選考のリードタイムが短くなっていることが考えられます。
■応募から内定出しまでの平均期間
書類選考はできれば当日中には対応すること、また、もし候補者と面接日がなかなか合わない場合は、できる限り企業側が調整をして候補者との面接を優先することをオススメします。面接日を先にしてしまうことで、その間に別の企業に候補者が流れてしまう可能性が高くなるためです。
面接は、自社に入社してもらいたい人材を獲得するための重要なプロセスのひとつです。
実際に、弊社が独自で実施した転職者アンケートにおいて、応募先の志望度が上がった理由の第1位は「面接官が好印象だった」でした。
※出典:弊社発行の「キャリアデザインレポート」より抜粋
① 面接官に対して好印象をもってもらえるよう、身なりや態度に細心の注意を払うこと
② 候補者ひとりひとりにあった動機づけを行うこと
③ 面接官のスキルアップトレーニングやモチベーションを上げるための施策を実施すること
また、選考通過率が悪い企業の傾向として、「そもそも採用基準が採用メンバー間でズレている」などがあります。選考をスタートさせる前に、各メンバーの採用基準のすり合わせを実施しましょう。
面接に関するノウハウについてさらに詳しく知る |
上記は人事担当者が陥りがちなNGポイントの一例です。
まず、エンジニアは職種柄「結論を簡潔に述べる」ことが習慣化している方が多いことを理解しましょう。中には口下手で言葉足らずになってしまい、面接時に自身の魅力を上手く伝えることができていない方も一定数いらっしゃいます。
「採用基準を満たす志向性やスキルを持っているのに、面接時にそれが伝わっていないために不採用になる」といったことがあっては機会損失になっていまいます。そのため、面接では「いかにして相手の魅力を引き出すか」という視点で質問することが大切です。
💡 この記事を読んだ方におすすめの資料 |
エンジニア採用における面接ノウハウを「エンジニア採用ガイドブック~面接・クロージング編~」
・面接前に準備すべき4つのTODO |
内定者は他社からも内定をもらっていることが多く、ここでコミュニケーションを怠ってしまうと、辞退となってしまうリスクがあります。
入社する企業を決めるこの局面では、内定者の中で選考時には持たれていなかった新たな不安や、疑問点など発生することも多いでしょう。
内定提示後は、できるだけ内定者とこまめにコミュニケーションを取り、追加で発生した懸念点を払拭する、再度動機づけを行うことをオススメします。
また、現場社員との面談実施や食事会の設定をすることも有効です。会社や一緒に働くメンバーの雰囲気を知ってもらい、実際に入社した後の働くイメージができるようにしましょう。
エンジニアを採用をするまでに苦戦している企業様も多いですが、実際に入社してからの定着率に悩む企業様も非常に多いです。
1年以内で早期退職につながってしまう理由として、「3つのギャップ」を感じて離職につながるケースが多い傾向にあります。3つのギャップとは、以下が挙げられます。
このギャップを軽減していくためには、上司・先輩にあたる既存社員が入社社員の理解に努め、そこからギャップの溝が生まれないように、適宜適切なフォローを行っていきましょう。
入社社員の理解のために有効な手法としては、「自己分析シート」を用いた入社社員の状況把握があります。
⇛自己分析シートはこちら:中途入社者 自己分析シート(弊社作成)
また、入社した後も継続的な対策が必要となります。
たとえば、定期的な上司面談の実施や、また直属の上司以外にも、同じ中途入社の先輩社員との食事会や座談会を設けることで普段打ち明けられない相談などをできる機会づくりが有効です。
また、「サーベイ研修」といった自己評価だけでなく他社評価のFBを受け、仕事に対する姿勢や業務パフォーマンスについて自身と周囲の見え方にギャップが無いか確認しながら今後の行動計画を決めていくという研修などがあります。
参考記事:従業員サーベイとは?実施目的やメリット・デメリット、注意点について - mitsucari 人事担当者のための公式ブログ(運営:株式会社ミツカリ)
早期退職防止のノウハウについてさらに詳しく知る |
10|まとめ |
ここでは、本記事のまとめと、エンジニア採用に関する筆者の考察をお伝えできればと思います。
まず、エンジニアの中途採用市場においては、年々エンジニアの求人数は増加傾向にあり、一人のエンジニアを複数の企業が取り合っている状況となっています。
その中でも特に需要が高まっているのは、「エンジニアの経験者」です。新型コロナの5類移行後、未経験や経験が浅いエンジニアの採用にシフトし人手を増やすことに注力していた企業が多い傾向にありましたが、1年が経過し、「ある程度人材は確保できたため、経験者採用に戻そう」という企業が増えたためかと思われます。
採用が難しいエンジニアの経験者採用では、採用手法選定において、自社にあった手法を選定する必要があるでしょう。なぜなら、エンジニア採用に活用できる採用手法は、求人サイトやダイレクトリクルーティング、転職イベントなどさまざまですが、それぞれにメリット・デメリットがあるためです。また近年では、一つの採用手法に絞るのではなく、複数の手法を組み合わせたり、使い分けを行うことが重要と考えます。
また、採用計画、応募獲得、選考などの各採用フローにおいて、採用成功するための様々なポイントがあります。さらに、例えばエンジニア転職者の獲得競争が激化しているという市況から、選考のリードタイムを短くする必要があるなど、市況の変化によって手法も変えていくことが大切です。
エンジニアの中途採用活動においては、採用市況の変化に常にアンテナを立て、自社の状況や市況にあわせた採用手法を実施していくことが、採用成功のために必要となっていくでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ブログ編集部
「エンジニア採用情報お届けブログ」「女性採用情報お届けブログ」「中途採用情報お届けブログ」は、株式会社キャリアデザインセンター メディア情報事業部「type」「女の転職type」が運営する採用担当者様向けのブログです。構成メンバーは、長年「type」「女の転職type」を通して様々な業界の企業様の中途採用をご支援してきたメンバーになります。本ブログを通して、多くの企業様の中途採用にお役立てできるよう情報発信してまいります。
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「type」サイト:https://type.jp/keisai/
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