2022年8月25日~9月11日に、「女の転職type」における転職者向けのお役立ちコンテンツを発信している「女性の転職アカデミア」にてユーザーの女性転職者638名に転職活動に関するアンケート調査を行いました。
転職活動に活用しているサービスや、転職理由、内定承諾後に辞退した理由など回答結果を年代別にまとめ、各年代をターゲットにした際にどのような採用活動を行うと良いか解説していきます。
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CONTENTS |
1|どんなサービス使って転職活動してる? |
『女の転職type』会員にどのようなサービスを使って転職活動をしているか(したことがあるか)を聞いたところ、1位「転職サイト」86.5%、2位「転職エージェント」50.4%、3位「ハローワーク」49.3%となりました。
年代別では、20代・30代は「転職エージェント」の利用率が高く、40代は「ハローワーク」が61.0%と高い結果となりました。
各年代とも、転職サイトの利用が最も高いため、人材を求める企業様には転職サイトの利用がオススメできるでしょう。なかでも、若手の女性をターゲットとした採用を行っている企業様には、女性会員割合が99.9%、20代、30代の会員が約80%を占める『女の転職type』の利用をオススメします。
また、「知人の紹介(リファラル)」は年代が上がるごとに利用する方が多くなる一方で、「SNS」は20代の利用割合が9.4%と、若い年代ほど利用していることがわかりました。近年はTwitterなどのSNSを活用して採用活動を行うソーシャルリクルーティングが広まっているため、若手をターゲットにした採用であれば、SNSの活用をオススメできるでしょう。
ソーシャルリクルーティングの詳細は「SNSで採用数UP!今話題の「ソーシャルリクルーティング」とは|活用方法・メリット・デメリット」をご覧ください。 |
2|転職したい!と思った理由は? |
転職したい!と思った理由や割合は、1位「年収アップしたい」54.2%、2位「仕事内容が不満」39.6%、3位「人間関係をよくしたい」29.3%でした。
30代は子育て世代である場合が多いため、「家事・育児との両立」「リモートで働きたい」という回答が目立ちました。そのため、30代をターゲットにする際には、求人で「仕事と家事・育児を両立できる」ことや「リモートワークができる」ことをアピールするとよいでしょう。
もし、家事・育児の両立やリモートワークを実施する制度がなかったり、整備されていなかったりする場合は、制度の導入や整備を検討することもオススメです。20代の若手をターゲットとしている場合も、自社で長く働いてもらうことを見据え、制度の導入や整備をするといいでしょう。
仕事と家事・育児の両立を目指した制度に育児休業制度があります。育休の導入は企業様にメリットがあるため、詳しくは「育休復帰支援プランとは?企業が導入するメリットや助成金を解説!」でご確認ください。 |
40代は3位に「正社員になりたい」がランクイン。子育てがひと段落し、正社員を目指すケースを反映しているとも言えそうです。
「残業時間が多い」は20代・30代に目立っており、若い年代が仕事に全力投球するも長い目で考えたときに、続けていけるのか不安になる心理が推察されます。そのため、自社の平均残業時間などを求人で記載することで、求職者の不安を軽減できるでしょう。
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3|会社選びで重視することは? |
会社選びで重視することは、1位「給料・待遇が魅力的」73.2%、2位「仕事内容が魅力的」58.0%、3位「希望の勤務地」45.6%でした。
年代別で見ると、全年代において「給料・待遇が魅力的」「仕事内容が魅力的」のトップ2は全体結果と同じものの、30代は「柔軟な働き方(リモートワーク、時短など)」が3位となっており、他の年代より高いです。柔軟な働き方ができることはワークライフバランスを保ちやすい傾向にあるため、ここでも子育て中の人が多いことによる影響が推察されます。
柔軟な働き方のひとつである、短時間勤務制度の詳細は「短時間勤務制度とは?時短勤務の内容とメリット・デメリットを解説」をご覧ください。 |
また、「企業理念(ミッション、バリュー)への共感」は年代が上がるごとに回答率が高く、ミドル世代に近づくほど自身と企業との価値観の一致を求める方が多くなる傾向が見て取れます。
4|行きたい会社が見つかった場合、求人情報を見る以外に、どんな情報収集をする? |
求人情報を見る以外に行う情報収集としては、1位「企業のHPを見る」84.5%、2位「企業の口コミサイトを見る」77.0%となっており、この2つは大多数の人が行なっていることがわかりました。
年代別に見ても全体と大差ないものの、「SNSで評判を調べる」は若い年代ほど高い回答率となっており、20代と40代では約10%の差がありました。若い年代はSNSで情報収集を行う傾向にあることがわかるため、上述したソーシャルリクルーティングの実施が有効といえます。
また、「企業のHPを見る」は全年代で高い回答率であることから、採用を成功させるには自社HPの採用ページを充実させることが重要でしょう。求人情報では訴求しきれない企業の雰囲気や社風などの魅力、働く社員のインタビューなどを自社HPに載せることで、求職者に自社で働くイメージを湧かせることができます。
「企業の口コミサイトを見る」方も多いことから、自社の悪いクチコミで候補者にマイナスなイメージをもたれてしまうリスクを感じられるかもしれませんが、自社HPやSNSなどで情報発信を行うことで、マイナスイメージを払拭できる可能性があります。
採用広報に関して、詳しくは「【 採用広報 】とは?女性採用において取り組むべき理由と運用のコツを解説」、「【 採用広報その2 】採用活動中のスカウトメール運用のコツやSNS活用について」をご参考にしてください。 |
4-1.どのSNSを見る? |
「行きたい会社が見つかった場合、求人情報を見る以外に、どんな情報収集をする?」で「社員のSNSを見る」「社長のSNSを見る」と答えた人に、どのSNSを見るか尋ねてみると、「Twitter」と「Instagram」が同率1位で66.7%、3位が「Facebook」52.7%でした。
年代別では、20代・30代は「Instagram」、40代は「Twitter」が1位でした。30代・40代については「Facebook」も約6割と多く、20代の36.4%とは大きな差がつきました。20代があまり「Facebook」を活用していない実態が見て取れます。
SNSを活用した「ソーシャルリクルーティング」に関してまとめた記事はこちら「SNSで採用数UP!今話題の「ソーシャルリクルーティング」とは|活用方法・メリット・デメリット」 |
5|面接の準備は何を参考に行う? |
面接対策については、1位「転職サイトの面接対策ページを確認する」66.3%、2位「インターネットで面接対策を検索する」64.1%となっており、6割以上の人が行なっていることがわかりました。
年代別で見ても結果に大差はありませんが、「キャリアアドバイザーに相談する」「SNSで調べる」「Youtubeで調べる」は若い年代ほど高い回答率となっており、20代と40代で比較すると、「SNSで調べる」「Youtubeで調べる」は約2倍の差があることがわかりました。
全体結果と同じく、全年代で高い回答率をみせた「転職サイトの面接対策ページを確認する」ですが、女の転職typeでは掲載いただいている企業様の求人ごとに面接対策のコンテンツを挿入できる機能がございます。このコンテンツのおかげか、女の転職typeをご利用いただいている企業様から「面接直前の辞退や、連絡無しで面接に来ないという方が少ない」というお声をいただくこともあり、面接対策のコンテンツが重要なことが伺えます。
女の転職typeは、日本最大級の女性の正社員・契約社員採用に強みをもった転職サイトです。(サービスサイト:https://woman-type.jp/keisai/)
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6|企業からの連絡、無視したことある?/ 無視してしまった理由は? |
書類選考に通過し、企業から面接日程の調整連絡が来たのに、無視したこと(返信しなかったこと)はあるかどうか尋ねたところ、全体では10.6%の人が「ある」と回答しました。
年代別に見ると、若い年代ほど「ある」の回答率が高くなっており、内定を獲得しやすい年代ほど無視する傾向が高まることがわかります。
「企業からの連絡、無視したことある?」で「ある」と答えた人に、無視した(返信しなかった)理由について尋ねると、1位「他に行きたい会社が見つかった」40.3%、2位「興味がなくなった」38.7%、3位「企業からのメールに気づかなかった」27.4%となりました。
理由の1位と2位を見てわかるように、返信がない理由は他社に流れていることが多いため、候補者への動機づけ不足のケースが考えられます。動機づけ不足の企業様の課題として挙げられるのが、「候補者の転職軸をしっかりヒアリングできていなかった」「転職者の転職軸・志向性にあわせた動機づけができていなかった」です。
動機づけの効果を高める面接のノウハウについては「中途採用の面接官必見!志望度を上げる面接テクニック&質問例」をご覧ください。 |
志望度の低下を理由とする一方で、企業からのメールに気がつかなかったケースもあります。若い年代はプライベートであまりメールを使わず、LINEなどのSNSを使うことが多いため、メールを見落とす可能性があります。
企業からの連絡に気付いてもらうために、メールを使う場合はリマインドメールを送ったり、年代にあわせてSNSなどのコミュニケーションツールを使ったりするといいでしょう。
また、サービスによっては、メールのリマインド機能があるケースもあります。たとえば女の転職typeでは、面接案内のリマインドメール等を自動で配信する機能があります。
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7|内定承諾後に、辞退した理由は? |
「内定承諾後に、辞退したことがある?」という質問に対して、「ある」と回答した方は全体の38.8%を占めました。年代別で見ても、比率に違いはありませんでした。
内定承諾後に辞退した理由は、1位「より魅力的な企業から内定をもらえた」44.3%、2位「勤務地や給与など条件が折り合わなかった」31.6%、3位「知らされていた求人情報と実際の内容に相違があった」24.5%となりました。
年代別でも順位はあまり変わりませんが、30代の「勤務地や給与など条件が折り合わなかった」が他の年代に比べて目立っており、「社風が合うか・活躍できるかなど不安になった」が年代が高くなるにつれて高くなる状況も見て取れました。
「社風が合うか・活躍できるか」などの不安を候補者に抱かせないためには、面接などで「候補者のどのような部分を評価しており、活躍できると思っているか」や、「自社で活躍する社員が同じようなスキル、素質を持っていること」などを伝えるといいでしょう。
また、体験入社や社員面談、交流会などの実施は、候補者に社風を感じてもらえるため有効な取り組みです。
体験入社の詳細は「体験入社とは?導入メリットや注意点、早期退職を防ぐための対策を解説」をご参考にしてください。 |
「知らされていた求人情報と実際の内容に相違があった」は、内定辞退の理由の3位にあたるため、求人の際に注意が必要です。求人情報と実際の内容の相違は、給与や福利厚生などのハード面だけでなく、社風などのソフト面もイメージと違ったというケースもあります。
その他のコメントとしては、「面接官の態度が悪かった」「第一志望の会社の結果待ちで、どうしても妥協できなかった」「早く就業したいから、入社日が早い会社に決めた」などがありました。
面接官は、候補者にとって企業の顔ともいえる存在のため、企業のマイナスなイメージとならないように、候補者への誠実な対応が求められます。候補者に不快な思いをさせないためにも、あらかじめ面接の心構えを面接官にしっかりと伝えておく必要があるでしょう。
また、入社日については、できるだけ社内調整することをオススメします。
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