自社の強みの見つけ方やアピールポイントの書き方をご紹介！

 

エンジニア採用において、求人のアピールポイントを書く際に、「自社のアピールポイントは何だろうか？」「求人を出しても応募が集まらないのではないか」と疑問や不安を抱く企業様は多いと思われます。

求人における自社のアピールポイントの見つけ方や、どのような点がアピールポイントとなりえるのかを知ることは、求職者の目を引く求人を作成するためにも大切です。

この記事では、求人のアピールポイントの見つけ方や作成のコツ、例文、エンジニアが転職先を選ぶ際に見ている求人のポイントなどを解説します。

 

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目次 エンジニア採用を始める前に企業様がつまづくケース 求人でのアピールポイントの見つけ方 エンジニア転職者が求人で見るポイント 求人のアピールポイントの書き方のコツ 自社の強みがつかめたら、誰をターゲットにするか設計していきましょう

 

 

 

１│エンジニア採用を始める前に企業様がつまづくケース

エンジニアを採用したいと思っても、採用活動において自社がエンジニアを採用できるイメージが湧かないという企業様も多いでしょう。

イメージが湧かない理由は、次の2つにつまづかれるケースが考えられます。

 

1-1 自社のどのような点をアピールしたら良いのかがわからない

自社のアピールポイントがないと思われている企業様は多く、具体的に次のような悩みを抱えられていることがあります。

・自社はSES事業で、同業他社が多く差別化できるポイントがない ・他社と比べて給与を高い条件で出せる段階ではなく、雇用条件面でアピールできる点がない ・事業がスタートしたばかりで、アピールできるポイントがまだない

求人におけるアピールポイントがないというお悩みは、採用活動をまだ行なったことがなかったり、経験が浅かったりする採用担当者様が抱えられていることが多いように思われます。

 

1-2 どのようなエンジニアが自社の良さに共感し、応募してくれるかがわからない

自社の求人におけるアピールポイントがわかっても、どのようなエンジニアが自社の良さに共感し、応募してくれるのかがわからないと悩まれる企業様も多いです。

また企業様の中には、「自社に中途採用入社のエンジニアが少なく声を聞く機会がないため、エンジニアの気持ちがあまり分からない」というご相談をいただくこともあります。

特にエンジニアは専門的な技術職になるため、なかなか仕事に対する考え方や価値観などを理解することが難しいケースもあるでしょう。

 

 

 

２│求人でのアピールポイントの見つけ方

自社のアピールポイントがわからない場合は、まずはアピールポイントを見つけることから始めましょう。

求人でのアピールポイントの見つけ方を5つご紹介します。

 

2-1 「働きやすさ」「身につくスキル」のマトリックスを活用する

自社の「働きやすさ」と「身につくスキル」の強み、弱みを把握するために、マトリックス化した図を活用する方法です。

弊社「type」では、企業様の採用において主要となる社員様（社長、技術部長、採用担当など）とお打ち合わせをし、マトリックスを活用して企業様と他社の差別化、アピールポイントの整理を弊社営業担当がお手伝いさせていただくことがあります。

【進め方】 ・ホワイトボートにマトリックスを書いて、参加メンバー（社長、技術部門、人事など）それぞれが思う自社の強み弱みを付箋に書き出し貼り付けていく ・出していただいた強み弱みに対して、type営業担当が競合他社の情報をもとに差別化できるポイントをFB ・自社のアピールポイントを整理し打ち出していくポイントを決める 【メリット】 ・貼られた付箋の量によって、一目で自社の課題が分かる ・新たな発見がある（例：技術部長が強みとして貼った付箋内容を、採用担当は知らなかったなど） ・媒体営業マンが整理をお手伝いすることで、強みだと思っていたことが平均レベルだった、弱みだと思っていた内容が実は強みだったなどの発見がある

長年数多くのエンジニアの中途採用のご支援を行ってまいりましたので、お気軽に下記までご連絡くださいませ。

 

2-2 中途入社社員へヒアリングする

中途入社社員へ自社への入社の動機や、魅力に感じたことなどをヒアリングすることで、自社のアピールポイントを把握することができます。

直近で中途入社した社員に「自社の何が入社を決めたポイントになったか」「選考中の他社と比較して、何を魅力に感じたのか」などを聞くことで、求職者が魅力と感じる自社のアピールポイントがわかるでしょう。

例えば、「現場エンジニアのレベルが高く、自分のスキルアップにつながると思った」ことが入社動機の場合は、「現場エンジニアのレベルが高いこと」がアピールポイントになり、現職でスキルアップが見込めないことを不満に思っている求職者の目を引く可能性があります。

また、採用したい人物像に近しい社員に聞くことで、より採用ターゲットに刺さる自社の強みを見つけることができます。

もし中途入社の社員がまだいないという場合は、既存の社員に「もし友達に自社をオススメするなら、自社のどの点を勧めるか」とヒアリングすることも一つの手です。

 

2-3 訴求ポイント表を活用する

弊社「type」は、企業様の求人を作成する際に「エンジニア求人向けの訴求ポイント表」を使用して、企業様のアピールポイントを整理しています。

「エンジニア求人向けの訴求ポイント表」は、エンジニア求職者の志向パターンと効果の良い訴求ポイントがまとまっているため、エンジニアの求人原稿作成にお役立ていただけるでしょう。

効果的にアピールポイントを整理したい企業様は、ぜひ下記からご活用ください。

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【無料e-book】エンジニア求人向け訴求ポイントシート     エンジニアの求人原稿（求人票）を作成する際に活用いただける、訴求ポイント（原稿で打ち出すアピールポイント）整理シートです。エンジニア求職者の志向パターンと、効果の良い訴求ポイントがまとまっています。

 

2-4 競合が出している求人を分析する

競合他社が出している求人を分析することで、競合他社との差別化ポイントを見つけられる可能性があります。競合他社とは、「会社規模（従業員数）」「応募資格」「給与」「勤務地」が類似している企業様のことをいいます。

競合他社の求人を分析する際には、「案件の打ち出し方」「給与・待遇」「アピールポイントの掲載箇所」をチェックするといいでしょう。

 

┃案件の打ち出し方

競合他社の業態や商品サービスをチェックするだけでなく、案件の打ち出し方までチェックすることが大切です。

例えばSESの企業様の場合、業態で競合他社と差別化を図ることが難しいかもしれないため、競合他社の案件の打ち出し方から自社の差別化できる案件を把握し、強みを見出すことが望ましいでしょう。

エンジニア求職者は、求人の仕事内容を見てどのような案件があるかをチェックしているため、自社のアピールポイントを見つけるためにも、企業様も案件に目を向けることをオススメします。

 

┃給与・待遇

競合他社の「給与・待遇」を確認することも重要です。エンジニアは、「仕事内容」の次に「給与・待遇」を重視している傾向にあります。

厚生労働省の調査によると、「個人的理由（その他の個人的理由を除く）」で「転職入職者が前職を辞めた理由」の男性1位、女性3位が「給料等収入が少なかった」です。また、男性の3位、女性の1位は「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」なので、「給与・待遇」面を良くすることは求職者の目を引きやすいと考えられます。

参考：― 令和３年上半期雇用動向調査結果の概況 ―厚生労働省資料P17-

IT人材不足もあり、エンジニアは多くの企業様から求められている状態です。そのため、給与は上昇傾向にあることから、「給与・待遇」で強みを見出せれば、大いにアピールポイントになりえるでしょう。

 

┃アピールポイントの掲載箇所

競合他社は、求人媒体において主に「職種名」「記事トップに出てくるフリー記事」にてアピールポイントを打ち出している場合が多いです。

そのため、「職種名」「記事トップに出てくるフリー記事」に注目し、自社の差別化できるアピールポイントを探ることも大切といえます。

※求人イメージ

 

 

2-5 外部に分析を依頼する

自社での分析に不安を感じたり、より精密な分析を希望したりする場合には、人材業者など、外部の採用に関するプロに依頼することもひとつの手段です。

採用に関するプロは、エンジニア採用市況や同業他社の事例、エンジニア採用を成功させるノウハウなどをもっていると考えられるため、企業様のエンジニア採用活動をより効果的にしてくれるでしょう。

弊社「type」も、企業様のアピールポイントの整理に関するご相談を無料で受けさせていただいております。

 

 

 

 

３│エンジニア転職者が求人で見るポイント

エンジニアは、主に3つの志向タイプにわけられます。

【エンジニアの主な志向タイプ】 ・サービス志向：良いものを作りたいと思っており、ユーザーファースト ・技術志向：最新技術を身につけたいと思っており、書籍購入などの勉強意欲も高い ・安定志向：できるだけ大手企業を希望しており、技術やサービスはほどほどに安定したい

それぞれの志向タイプごとに求人で見るポイントが違うため、企業様が求めるエンジニアの志向タイプに合わせたアピールポイントを打ち出すことが大切です。

また、現職が大手企業勤務、中小企業勤務など、企業規模によってもエンジニア求職者の転職先を選ぶ基準は違います。エンジニア求職者の志向タイプだけでなく、抱えているであろう不満から求められている待遇を把握することで、適切なアピールポイントを提示できるでしょう。

 

エンジニアの志向タイプ、現職の企業規模別のアピールポイントの詳細は『中小IT企業がエンジニア採用を始める前に準備すべきこと（４）「エンジニアの転職理由や心理を知る」』をご覧ください。

 

 

４│求人のアピールポイントの書き方のコツ

求人のアピールポイントには、書き方のコツがあります。

アピールポイントの効果を高めるコツ、エンジニア求人におけるアピールポイントの書き方のポイントや例をご紹介します。

 

4-1 求人のアピールポイントの効果を高めるコツ

求人のアピールポイントの効果を高めるためには、求職者がよりイメージしやすい内容を提示することが大切です。

 

┃アピールポイントは具体的にわかりやすく伝える

企業様の求人広告を見る求職者は、企業様のことを知らない可能性が高いため、誰にでもわかるような内容でアピールポイントを伝えましょう。

企業様の社員様にしか伝わらないような専門用語を使っていたり、アピールポイントに具体性がなく、何をアピールしたいのかわからなかったりする場合、求職者は興味をなくし、応募を見送る恐れがあります。

例えば、次のようにアピールすると具体的に伝わる可能性があります。

【求人のアピールポイント例】 ・自社開発のため、月の残業時間5時間未満。リモートワークも8割以上導入 ・スキルアップや資格取得をサポート、研修費や資格取得費用の補助あり。毎月勉強会も実施 ・昨年入社社員の年収が全員120万円以上アップ。スキル重視の職場環境

求人のアピールポイントの効果を高めるためには、求人に載せるアピールポイントに具体性があるかや、第三者から見て理解できる内容になっているかをチェックすることが重要です。

 

┃社員の声を提示する

アピールポイントをさらに求職者へ訴求するために、社員の声や働く社員や社内の様子などの写真を提示すると、求職者は働くイメージが湧きやすくなるでしょう。

例えば、スキルアップを図れる職場である点をアピールポイントとする場合、実際にスキルアップして目指していたポジションに就け、キャリアアップした社員のインタビューを載せると、アピールポイントの信憑性が増す可能性があります。

求職者の目に留まるアピールポイントから応募を集めるためには、実際のエピソードで求職者の共感を招くことを意識することをオススメします。

 

┃具体的な数値を示す

会社の成長度合いや自社サービスの魅力、働きやすさなどの魅力を伝える際には、具体的な数値を入れることをオススメします。たとえば、自社開発サービスの利用者が増加していることをアピールする場合は、実際に取り組んだ内容に加え数値で表した利用者の推移などを伝えると、魅力も伝わりやすく、求職者にとっても情報に対する信頼が増します。

実際に弊社でご掲載いただいていた企業様の求人にて、会社の成長度合いや働く環境に関する魅力について具体的な数値（●年連続黒字経営、社員の平均残業時間は●時間など）を入れたところ、応募数が増えた事例もあります。

 

4-2 エンジニア求人におけるアピールポイントの書き方のポイント

エンジニア求人におけるアピールポイントの書き方には、主に次の6項目でポイントがあります。

【ポイントを意識したい6項目】 ①タイトル（職種名） ②トップ記事（メイン記事） ③募集背景 ④仕事内容（業務内容） ⑤開発環境 ⑥応募資格

例えば、「タイトル（職種名）」には、職種名をただ「エンジニア」とするのではなく、「バックエンドエンジニア」など募集職種を具体的に書いたり、使用言語、フレームワークなどを載せたりすることが望ましいです。

「開発環境」も、言語や使用するツールなどの技術面や、チーム構成、各技術者の情報などの環境面、働き方の自由度などを具体的に載せると、求職者に強みをよりアピールできるでしょう。

仕事内容を具体的に書いたり、エンジニアに求めていることを詳細に伝えたりなど、それぞれの項目でエンジニアにより訴求できるアピールポイントの書き方があるため、求人作成時に活かすことが大切です。

 

4-3 エンジニア求人のアピールポイントの書き方例

エンジニアの求人原稿作成において、「アピールポイントを効果的に書けるか？」と不安を覚える企業様も多いと思います。

以下の記事では、エンジニア求人広告の書き方をOK例、NG例を挙げてご紹介していますので、どのようにアピールポイントを書けばいいのか、イメージしていただくことができるでしょう。

ぜひ、エンジニアの求人広告でアピールポイントを書く際のご参考にしてください。

 

【エンジニア求人広告のアピールポイント書き方具体例】 『エンジニア採用率を上げる！求人広告の文言や書き方のポイントを徹底解説』 『【求人票作成】NG例&OK例付き！エンジニアが応募したくなる求人票の作成方法』

 

 

 

５│自社の強みがつかめたら、誰をターゲットにするか設計していきましょう

マトリックス図の活用や社員へのヒアリングなどで自社の強みをつかめたら、ターゲットとするエンジニアを設計していきます。

しかし、前述したように、どのような人物が自社の強みに共感し、働きたいと思ってくれるのかイメージが湧かないという企業様もいるかと思います。そのような企業様は、自社の強みに共感する、適切な採用ターゲット設計を行うことが重要です。

採用ターゲット設計の手法を、「ペルソナ設計」と呼びます。ペルソナ設計の内容や手順については、以下の記事をご参考にしてください。

 

【採用ペルソナ設計の詳細】 『【2022年最新】採用ペルソナとは？エンジニア採用におけるペルソナ設計方法・手順を解説！』 『採用基準の作り方とは？採用できる人材を見極める8つの手順を徹底解説』

 

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企業様の求人におけるアピールポイントと適切な採用ペルソナ設計で、求める人材の採用を成功させましょう。

 

いかがでしたか。本記事が少しでも皆様の採用活動にお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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