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エンジニア採用情報お届けブログ by type部

中小IT企業がエンジニア採用を始める前に準備すべきこと(4)「エンジニアの転職理由や心理を知る」

Topics: エンジニア転職者, エンジニア採用市況, エンジニア採用ノウハウ

 

これまでの記事では、エンジニアの採用市況や中途採用の基本的なフロー、そして各フローで工夫すべきポイントについてご紹介してきました。

 

今回の記事ではITエンジニアの " 転職者 " にスポットをあてて、転職先を選ぶ基準や求人情報のどこを重視して見ているかを志向性や在籍企業の規模ごとにご紹介します。

ITエンジニア転職者の心理を知ることで採用したい人物像をより明確にし、求人に打ち出すアピールポイントの整理に役立て採用の確度を上げていきましょう。

 

 

 

1.志向別:興味を持つ求人内容・転職先を選ぶ際に気になるポイント

 ITエンジニアの志向は、大まかに「技術志向」「サービス志向」「安定志向」の3つのタイプに分けられます。
 
            A
 
この3つの志向性に応じて、マッチする社風や開発環境は異なります。
志向性を理解した上で求人原稿を作成することで転職者へより響く情報を届けることが出来ます。
転職者が気になっている情報が盛り込まれた求人は、転職者の不安や懸念を払拭し動機づけを強めることが可能です。
 
以下より、ざっくりとではありますがにtype転職エージェントに登録しているITエンジニア全体に占める志向別の割合と興味を持つ求人と転職先を選ぶ際に気になるポイントをご紹介します。
 
 

◆サービス志向…20%

・良いものを作りたい

・ユーザーがあってこその技術

・ユーザーファースト

・KPIを追ってプログラミングは好まない

・技術環境は経験が活かせればあまり気にしない

・顧客志向の人が多い環境に居心地のよさを感じる

 

<興味を持つ求人>

・プロダクト(製品・サービス)を持っている

・ゼネラリストとプレイングマネージャーの両パターンのキャリアアップが見込める   

・上流行程(特に企画)ができると尚良い

・KPIばかり追わない

・福利厚生が整っていると尚良い

・残業が少ないと尚良い

 

<転職先を選ぶ際に気になるポイント>

・担当フェーズが重要 → 手を動かし続けるのか、マネジメントか

・開発環境はMust

・人員構成はMust → どういうタイプの人が多いか気になる

・サービスや製品づくりに関するこだわり、制度など

・平均残業時間

・年収の上がり幅

 

◆技術志向…20%

・最新技術を身につけたい

・どこまで任せてもらえるかが大切

・開発環境が重要。求人票にバージョン記載は必須

・社内勉強会はあってほしい

・最新トレンドをキャッチするために技術書籍を買いたい

・自分の技術でサービスを成長させたい

 

<興味を持つ求人>

・手を動かせる人を求めている

・プレイングマネージャーを求めている

・少人数で幅広く開発ができる

・企画担当の人が別にいるか

・技術への取組みを訴求している

 

<転職先を選ぶ際に気になるポイント>

・開発環境Must → なぜ開発するかが重要

・開発人員の構成 → 役割をイメージしたい

・どこからどこまでできるのか → 言われたことだけやるのはNG

・有名なエンジニアがいるか

・マルチディスプレイなどがあるか  

・セミナー補助や書籍購入補助 → 新しい技術を勉強、吸収していきたい

 

◆安定志向…60%

・技術やサービスはほどほどに安定したい

・残業は20~30時間くらいを希望

・社内SEになりたい

・できるだけ大手企業を希望

・技術を磨かないのは不安なので、スキルアップは必要と考えている

 

<興味を持つ求人>

・大手企業

・残業が少ない

・ゼネラリスト(ゆくゆくは手を動かさない)を求めている

・上流行程ができる

・福利厚生が整っている

・社内SE

 

<転職先を選ぶ際に気になるポイント>

・担当フェーズが重要 → 手を動かし続けたくない

・開発環境と人員構成はざっくりわかればよい

・育休や産休の取得実績が多いと安心

・平均残業時間と退社時間

・年収の上がり幅

・残業手当の支給

 

 

いかがでしょうか。
実際に自社内にどんな志向のエンジニアがいるか、今後どんな志向のエンジニアを求めているのか
上記と照らし合わせて考え、自社に合う人物像を整理することをおすすめします。
 
 
 

2.在籍企業の規模別:現職で不満を感じているポイント・転職先を選ぶ基準

転職先を選ぶ基準は在籍企業の規模も影響を与えます。
上記で紹介した志向性に加えて、"転職者は現在どんなところで働いていてどうして転職したいのか" "どんなところに転職したいと考えるのか" についても把握しましょう。
 
 

 

大手企業に勤務するエンジニアの場合

 

<現職で不満を感じているポイント>

・管理職までの道のりが長い(一方で長年勤めることで他社では経験できない大きな仕事を出来ることも知っている)

・人間関係、上司との軋轢

 

<転職先を選ぶ基準>

・基本は安定志向の人が多く、現状より給与・待遇が向上・改善されるかどうかが重要

・安定志向に飽きて、自分のしたいことに挑戦したい

・転職するとしても発注者側、もしくは上流側にいたいのでその点がかなえられるかどうか

 

 

◆中堅規模に勤務するエンジニアの場合

 

<現職で不満を感じているポイント>

・残業がとにかく長い、残業続きのプロジェクトが続く

・営業が売り上げのために無茶な受注をしてくるため、納期・コストがきついプロジェクトに疲弊している

・激務のわりに給与が低い、残業代が出ない、個人実績をうやむやにされ利益確保のために現場エンジニアにしわ寄せが来る 

 

<転職先を選ぶ基準>

 ・今と同規模の企業で待遇がいい会社、もしくは今以上の規模の会社

(現状の働き方に疲れているエンジニアが多いため、同規模で同じ事業内容の会社にはあまり行きたがらない)  

・「やりたい仕事」を基準に探す

 

 

◆中小企業に勤務するエンジニアの場合

 

<現職で不満を感じているポイント>

・自社製品などの開発でない限り、残業が多く疲弊してしまう

・忙しすぎる(ポジティブな集団の場合、その忙しさが「成長」というキーワードに変わることも)

・業務領域が狭く将来の成長像が見えない(いつまで経ってもPG/SEのまま、とか)

・利益確保のために、どんなに忙しくても営業が受注してきた案件をNOと断れない

 

<転職先を選ぶ基準>

・「やりたい仕事」を基準に探す

・なんとかして今よりよい環境の会社に行きたい

・もっと自由を求めたい

 

 

エンジニアの生の声(※type転職エージェント調べ)

 

<現職で不満を感じているポイント>

【前職 SE / 会社規模:3000名位】

 新卒で入社した人はやりたい仕事に配属されなかった人も多く、

 興味の湧かない仕事を毎日夜遅くまでやり、不満がたまっていった

 

【前職 SE / 会社規模:200名程度】

 残業が続いているときや、転々と常駐先をまわり続けると心が折れそうになる。

 

【前職 PG、SE、社内SE、PL / 会社規模:20名程度】

 評価の基準が分からない。そもそも外で働いているのに、上司は自分の評価が分かるのか…?
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  • 【前職 SE、PM / 会社規模:1600名】
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  •  親会社から天下りしてきた人がプロジェクトのトップになるとほぼ「置物」的な存在でプロジェクトの進め方を
  •  よく分かっていない場合が多い。契約手続などが滞って結果的にプロジェクトが遅れてしまうことがありストレスを感じる。  
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<転職先を選ぶ基準>

【前職 SE / 会社規模:400~500名程度】

 仕事内容ももちろん見るけれど、その前にまず制度を確認。
 いくら仕事内容がすごく魅力的でも、制度が全然整っていないと心配になる。
 制度や給与が整ってることが前提で、その上で仕事を選ぶ。
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  • 【前職 SE / 会社規模:3000名位】
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  •  評価の透明性も重要だけど、とりあえず給与が高いところにいきたい。
  •  何かしらもっと良い環境面にいきたいと思っている。
  •  漠然と流行の言語を身につけたり他の人が身につけていない技術に憧れたりするのでそこも気になる。

 

 

 

特に大手企業出身者を振り向かせるためには「安定」以上の何かを提示する必要があります。

そこでしか出来ない仕事、そこでしか得られない技術、同じ価値観の経営者や仲間… 等、差別化を図れるメリットを求人に盛り込みましょう。

 

中堅・中小企業にいるエンジニアの方が転職を考える場合は体力的・精神的・待遇的に疲弊しての場合が多いため、今より少しでも待遇面が良い会社探しに重きをおいて転職活動をする傾向にあります。求人原稿では職場環境、給与待遇面の情報を重要視しますので漏れの無いように丁寧に記載しましょう。

 

また、上記以外ではコミュニケーションをとるのが得意なタイプか不得意なタイプかにもよって好む環境が分かれます。

以下のような実際に働く際の雰囲気なども求人原稿に盛り込み、働くイメージを沸きやすくするとよいでしょう。面接後や入社後のギャップの防止にも繋がります。

 

 

◆フロアの雰囲気

比較的静かなフロア ⇔ 比較的わいわいしているフロア

 

+補足情報 

・エンジニアだけのフロアなので黙々と集中して業務に取り組んでいます

・全部署ワンフロアなので営業とエンジニアでコミュニケーションを図り、互いに進めやすいように連携を取っています

・より静かな環境を好む方は耳栓をしています

・ヘッドホンをつけて自分の好きな音楽を聴いて仕事をしている人もいます

・ひとりひとりのデスクがパーテーションで区切られています 等

 

◆コミュニケーションの有無

基本的に飲み会や帰社日は無し ⇔ 帰属意識を高めるために、月に一度帰社日や飲み会、部活動などがある

 

+補足情報 

・コミュニケーションは基本チャットで行っています(活用しているツールも記載) 等

 

 

 

 

 

 

3.求人原稿で気をつけて記載したいポイントと工夫について

これまでで、採用したいエンジニアの人物像は明確になりましたでしょうか? 

最後に、求人原稿作成時にどんなタイプの人であっても共通して、気をつけて記載したいポイント3つと原稿作成のちょっとした工夫についてをお伝えします。

 

<気をつけて記載したいポイント>

 

◆応募資格

応募資格はエンジニアにとって自分の市場価値を図る重要な項目です。

「資格欄に一つでも自分にたりないスキルがあるとその時点であきらめてしまう」というケースも多いので、

ハードルが上がり過ぎないように記載方法を気をつけましょう。

「この仕事にはこのスキルが必要」「この経験をお持ちの方にはまずはこの業務の一部からお任せします」など細かく記載し、

「ここなら自分にもできるかも」「経験を活かせそう」と思ってもらいやすくするとよいでしょう。

 

また、経験者にとって「未経験大歓迎」はデメリットにうつることもあります。

「誰でもいいレベルなのか?」「経験者として入社したら未経験だらけなのか」など不安が募りやすいため、

一原稿に未経験者と経験者の情報を盛り込むのではなく、なるべく原稿は分けて作成しましょう。

原稿を分けるのが難しい場合は、未経験を求める理由を明確に記載するなどフォローを入れましょう。

 

 

◆勤務時間

まだまだ労働基準法とはかけ離れた状況で働いているエンジニアは多いため、

「9:00~18:00」のような勤務時間の記載はあまり信じられません。

残業時間についても月平均30時間などは「全社平均」の実績であることが多く、疑われやすいポイントです。

定時や残業が少なく帰れる環境であれば「なぜそれが実現できるのか」「何割のエンジニアがそれを実現しているのか」

など明確に記載をしましょう。

 

 

◆残業代

「残業代支給」の表記も、現職企業によっては実際に残業代を申請すると上司決済が必要になり、

「面倒」「手間」といった理由で積極的に制度を活用できないケースがあります。

本当に取れるのか疑われやすい部分ですので、ここについても具体的に記載をして安心感を与えられるようにしましょう。

  

 

<工夫>

ちょっとした工夫はずばり「検索で引っかかりやすくなるようにキーワードを盛り込む」です。

以下はtype内での検索キーワードランキングです。ご参考になれば幸いです。

▼こちらからダウンロードいただけます

【type】検索キーワードランキング

C

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか。

次回の記事では、「エンジニア採用で用いられている採用手法」というテーマにて、

媒体、紹介、ダイレクトリクルーティングなどのメリット・デメリットをご紹介します。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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