新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年後半の採用についてどうすべきか検討している採用ご担当者様も多いかと思います。
今回はITエンジニア採用にまつわる最新のデータ3点と動向を調査いたしました。2020年後半、2021年以降の中途採用計画のご参考になればと思います。
目次
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2020年4月のITエンジニア新規有効求人倍率は2.38倍。
2019年12月に4.75倍を記録して以降、減少傾向が続いています。
1人をおよそ5社が取り合っていた状況から1人を2.5社が取り合う状況へと大きく変化しています。
有効求人倍率が示すように、実際にtypeの「IT・通信・Webエンジニア」カテゴリーの求人数と応募数の推移も2月以降、変化が顕著にでています。
応募数は例年同様増加傾向がみられるのに対し、求人数は昨年比で80%以下となっています。
よって1社あたりの応募数が増加しており、採用を行う企業にとっては好機と捉えることもできます。
※2019年は2018年5月を「1」とした場合、2020年は2019年5月を「1」とした場合の比較
ただし、採用ターゲットに関して未経験者採用から経験者採用に切り替えている企業もいるため、経験者採用に関しては引き続き難易度が高い状態です。
また、IT・通信・Webエンジニアの中でも細かく掲載数を見てみると変動があまり無い職種もあります。以下TOP5です。
「制御・ファームウェア・組み込み系(アプリ開発)」(1.33倍)
「パッケージソフト開発(PG)」(1.00倍)
「フロントエンド・マークアップエンジニア」(1.00倍)
「テクニカルサポート(ソフトウェア)」(1.00倍)
「ネットワーク運用・監視」(0.88倍)
※2020年2月4日~2月10日の求人件数を「1」とした場合の比較
転職活動を行うエンジニアはどのような層が動いているのでしょうか。今年1月から新規登録した会員データを調査いたしました。
登録期間:2020年1月1日~2020年6月8日間の新規会員登録者
経験職種:IT・通信・Webエンジニア / プロジェクトマネージャー・ITコンサル
短大卒業以上:68%
経験者募集で採用ターゲットとして挙げられることの多い25歳~39歳の層:57%
就業中の方:71%
偏り無く幅広い経験者層
エンジニアの経験者の登録が多いtypeのデータ上では、20代30代の方を中心に転職活動を行っていることがわかります。
若手戦力層はどの企業も求める層であり、他社との競争も高まりやすいため、求人数が増加する前に先手で採用活動をご検討されることをオススメします。
また、就業中の方が約7割を占めていますので、実際に採用活動を行っていただく際には面接の時間帯や選考期間等、転職者の方に配慮していただきながら進められるのがよいかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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