
9~11月は年内入社ないしは、冬の賞与を受け取り、年末年始休暇を経た1月入社を目指し転職活動を行う時期です。本記事では、これから本格的な採用計画を策定される企業のご担当者様に向けて、直近の転職市場がどのような動きを見せているのか、最新のデータに基づき詳細に解説いたします。転職を希望する個人と、人材を求める企業、双方の視点から9月までの動向を振り返ります。
| この記事でわかる事 |
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・ITエンジニアの最新の有効求人倍率 ・typeのエンジニア求人数と応募効果 ・typeの会員データ |
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目次 |
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1│ ITエンジニアの有効求人倍率(新規)推移 |

まずは厚生労働省が2025年10月3日(金)に報道発表をした『一般職業紹介状況(令和7年8月分) 参考統計表 常用(除パート)』の統計表をもとに、ITエンジニアの新規有効求人倍率の推移をみていきます。
┃エンジニアの求人倍率推移(新規)

参照:一般職業紹介状況(令和7年8月分) 参考統計表 常用(除パート)(図:弊社作成)
※除パートとは…パートタイム希望者を除いたデータ(派遣労働者や契約社員を希望する者は含まれるため厳密な意味での正社員有効求人倍率より低い値となる)
最新の労働市場データによると、2025年8月の新規有効求人倍率は3.3倍でした。前月比-0.1ポイントの減少でした。過去の推移を振り返ると、2024年8月は3.8倍、2023年8月は3.6倍と、過去比較でも減少傾向にあります。
とはいえ、依然としてITエンジニアは需要の高い職種であることに変わりはありません。しかし、今後はより専門性の高いスキルや、変化に対応できる柔軟性が求められるようになると考えられます。特に、AI、データサイエンス、クラウドインフラといった分野で最新の技術トレンドを追いかけ、学習を続けられるエンジニアの市場価値はさらに高まるでしょう。市場全体の倍率が落ち着く中で、求められる人材の質はより一層厳選される傾向にあります。
2│ 中途採用マーケットのITエンジニア求人数推移と応募効果 |

下図は、typeの求人数と応募数のデータを2025年1月を1として推移を表したグラフです。
┃ITエンジニア求人数と経験者応募(全体・20~30代)の推移
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※2025年1月を1とした場合(図:弊社作成)
2025年9月のtypeITエンジニア求人数は1.0倍でした。2025年は年間を通して求人倍率が大きく変動することなく、安定した水準で推移していて、市場全体として急激な求人増加や減少は見られません。
typeに登録しているITエンジニアの応募数は、2025年9月に全体で1.4倍、20~30代では1.3倍となりました。これは、求人倍率が横ばいであるにもかかわらず、多くのITエンジニアが積極的に転職活動を行っていることを示しています。また、若手層だけでなく、経験豊富な中堅層のITエンジニアも、typeサイトを通じて積極的に転職活動を行っている状況が伺えます。
下記無料e-bookにて、さらに効果の詳細もお伝えしていますので是非ご確認ください。
3│ typeエンジニア会員データから見る転職者動向 |

最後に、typeのITエンジニア会員データをもとに直近転職活動を行っている転職者層を見ていきましょう。
┃会員属性(2024年1月1日~12月31日までの新規登録者)
■学歴
短大卒業以上:65%

■年齢
20~30代:80%

■就業状況
就業中の方:67%

■経験職種
偏り無く幅広い経験者層

4│ エンジニア採用が難しい7つの理由 |

エンジニアの採用ニーズは高く、特に経験者の採用に至っては、自社が採用したいスキルを持った方からの応募を集めることが難しかったり、選考が進んでも辞退されてしまったりと苦戦されることが増えています。
エンジニア採用が難しい理由として、以下の7つの要因が挙げられます。採用が難しい市場の背景を理解して、自社の課題に対する対策をとっていくことが大切です。
| (1)エンジニアの有効求人倍率の上昇で採用が難しくなっている (2)未経験募集が減る一方で、特に難しくなったエンジニアの「キャリア採用」 (3)企業が求めている条件とエンジニア求職者が求めている条件が合わないことが多い (4)フリーランス・副業など、働き方が多様化している (5)エンジニアのスキルを見極めるのが難しい (6)採用手法・チャネルの多様化・複雑化 (7)エンジニア転職市場における人材の流動性が低くなっている |
それぞれの詳しい理由については、下記ブログでご紹介していますので、是非ご参考ください。
| エンジニア採用が難しい理由についてまとめた記事はこちら |
| エンジニア採用が難しい7つの理由|成功する企業と苦戦する企業の違いを徹底解説 |
5│ エンジニア採用のコツ |

難易度の高いエンジニア採用を成功させるには、次にご紹介する11のコツを意識し、採用活動に取り入れることをオススメします。
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・まずはエンジニアの採用戦略を立てる |
それぞれのコツについては、下記ブログでご紹介していますので、是非ご参考ください。
| エンジニア採用のコツについてまとめた記事はこちら |
| エンジニア採用のコツ11選!苦戦要因と採用成功のポイントを徹底解説 |
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもご参考になれば幸いです。
監修者プロフィール 三ツ橋 りさ2006年4月、株式会社キャリアデザインセンターに入社。転職情報誌『Woman type』の編集を経て、転職サイト『女の転職type(旧・女の転職@type)』のUI/UX改善やサイトリニューアルなどに従事。13年04月~15年12月まで『女の転職type(旧・女の転職@type)』の編集長に就任。産育休を経て16年11月より転職サイト『type(旧・@type)』の編集長として復職。19年10月より2度目の産育休を取得し、21年5月に復職。21年6月からtype編集長に就任し現在に至る。 |
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著者プロフィール
ブログ編集部
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