6月は、転職者の動きとして夏の賞与を受け取ったあとに転職しようとする方が多く動く傾向にあります。また退職後に有給を消化し、8月のお盆休みを経て9月頃の入社を目指して転職活動を行う方もいらっしゃいます。そんな6月の転職市場の動きについて、2022年7月現在の各データをもとに転職者・企業双方の動きを振り返って参ります。中途採用活動にお役立ていただけますと幸いです。
目次 |
1│ ITエンジニアの新規有効求人倍率推移 |
まずは厚生労働省が2022年7月1日(金)に報道発表をした『一般職業紹介状況[季節調整値(除パート)](令和4年5月分)』の統計表をもとに、ITエンジニアの新規有効求人倍率の推移をみていきます。
参照:一般職業紹介状況[季節調整値(除パート)](令和4年5月分)(図:弊社作成)
※季節調整値とは…時系列データから季節的な要因(土日、祝日による稼働日数の違いやうるう年の影響等のカレンダー要因など)による変動を取り除くこと
※除パートとは…パートタイム希望者を除いたデータ(派遣労働者や契約社員を希望する者は含まれるため厳密な意味での正社員有効求人倍率より低い値となる)
新規有効求人倍率は、2019年12月の4.7倍をピークに新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け第1回目の緊急事態宣言が出された2020年4月に2.4倍まで下がりました。
その後は微増減を繰り返しながらも第3回目の緊急事態宣言が発令された2021年4月の2.1倍を底に、右肩上がりに増加。2022年5月は3.1倍を記録しています。
2│ 中途採用マーケットのITエンジニア求人数推移と応募効果 |
下図は、typeの求人数と応募数のデータを2019年12月を1として推移を表したグラフです。
※2019年12月を1とした場合(図:弊社作成)
新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年12月と比較して、2022年6月の求人数は1.4倍に。2020年は新型コロナウイルス感染症拡大を受けて求人数が大幅に減少しましたが、2020年6月を底に回復を続け、現在では新型コロナウイルス感染症拡大前を上回るほどの数値まで増加していることがわかります。
一方、応募数も2019年12月と比較して、2022年6月は20~30代が1.6倍、全体が1.4倍の結果となり、応募数も新型コロナ感染症拡大前を上回る数値を記録しています。エンジニア経験者の中でも特に若手~中堅層がtypeでは活発に動いていることがわかります。
下記無料e-bookにて、さらに効果の詳細もお伝えしていますので是非ご確認ください。
3│ typeITエンジニア会員データから見る転職者動向 |
最後に、typeのITエンジニア会員データをもとに直近転職活動を行っている転職者層を見ていきましょう。
■学歴
短大卒業以上:65%
■年齢
20~30代:81%
■就業状況
就業中の方:73%
■転職意欲
積極的に転職活動中の方:57%
■経験職種
偏り無く幅広い経験者層
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもご参考になれば幸いです。
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