早いことに今年も残すところ残りわずか半月ほどとなりました。今回の記事では、2021年12月現在の各データをもとに先月までの転職者・企業の動向を振り返って参ります。お役立ていただけますと幸いです。
💡【type】最新版|中途採用マーケット動向データ ▼この資料ではこんなことをご紹介しています 1.新規求職・求人推移/有効求人倍率推移 2.求人数・応募効果(全体) 3.求人数・応募効果(ITエンジニア職) 4.応募状況詳細(応募経路・ITエンジニア職種) |
目次 |
1│ ITエンジニアの新規有効求人倍率推移 |
まずは厚生労働省が2021年11月30日に報道発表をした『一般職業紹介状況[季節調整値(除パート)](令和3年10月分)』の統計表をもとに、ITエンジニアの新規有効求人倍率の推移をみていきます。
参照:一般職業紹介状況[季節調整値(除パート)](令和3年10月分)(図:弊社作成)
※季節調整値とは…時系列データから季節的な要因(土日、祝日による稼働日数の違いやうるう年の影響等のカレンダー要因など)による変動を取り除くこと
※除パートとは…パートタイム希望者を除いたデータ(派遣労働者や契約社員を希望する者は含まれるため厳密な意味での正社員有効求人倍率より低い値となる)
新規有効求人倍率は、2019年12月の4.7倍をピークに新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け第1回目の緊急事態宣言が出された2020年4月に2.4倍まで下がりました。
その後は微増減を繰り返しながらも第3回目の緊急事態宣言が発令された2021年4月の2.1倍を底に右肩上がりに増加し、2021年10月は3.1倍を記録しました。前年と比較すると2.5倍から0.6ポイントの増加です。
2│ 中途採用マーケットのITエンジニア求人数推移 |
次に、実際に転職サイトを活用してITエンジニア募集を行っている企業の求人数推移をみていきましょう。総合転職サイト5社のデータを活用していきます。
※2021年10月を1とした場合(図:弊社作成)
前月と比較して12月1日時点のITエンジニア求人数は、typeとC社が前月から-2ポイントと下がり、D社でのみ増加の傾向がみられました。
※販売・サービススタッフを1とした場合(図:弊社作成)
職種別では、特に求人数が多い上位4職種を抜粋してグラフ化しました。販売・サービススタッフ職を1とした場合に、職種別ではITエンジニア系求人が3.2倍と最も多くの割合を占めました。未だエンジニアの競争率は高く、売り手市場であることが伺えます。
3│ typeITエンジニア会員データから見る転職者動向 |
最後に、typeのITエンジニア会員データをもとに直近転職活動を行っている転職者の動向を見ていきましょう。
■学歴
短大卒業以上:67%
■年齢
20~30代:79%
■就業状況
就業中の方:69%
■経験職種
偏り無く幅広い経験者層
※2019年12月を1とした場合(図:弊社作成)
新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年12月と比較して、求人数は2020年6月を底に回復しつづけ2021年11月は1.4倍に。応募数は20~30代が1.7倍、全体が1.3倍の結果となりました。経験者の中でも特に若手~中堅層が動いています。
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💡【2021年11月】コロナ禍の中途採用活動状況に関するアンケート調査レポート ▼この資料ではこんなことをご紹介しています 1.中途採用実施率・リモートワークやオンライン面接の実施率 |
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもご参考になれば幸いです。
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