先月に引き続き、日本各地で「まん延防止等重点措置(まん防)」や緊急事態宣言が延長されコロナの影響がまだまだ続く中、各企業・求職者の動向はどう変化しているのでしょうか。
今回の記事では2021年6月時点での以下データを元にご案内します!今後のご採用活動の参考になれば幸いです。
目次 |
1|ITエンジニアの求人倍率 |
1-1.|2021年3月の新規有効求人倍率推移(厚生労働省のデータより) |
※季節調整値とは…時系列データから季節的な要因(土日、祝日による稼働日数の違いやうるう年の影響等のカレンダー要因など)による変動を取り除くこと
※除パートとは…パートタイム希望者を除いたデータ(派遣労働者や契約社員を希望する者は含まれるため厳密な意味での正社員有効求人倍率より低い値となる)
情報処理技術者の新規有効求人倍率は新型コロナウイルス感染拡大長期化の影響を受け、2019年12月の4.7倍をピークに、第1回目の緊急事態宣言が出された2020年4月に2.4倍に下がりました。そして、第3回目の緊急事態宣言が発令された2021年4月は更に下がり2.1倍を記録しています。前月の2.6倍からは0.5ポイントマイナス、前年比では0.3ポイントマイナスの結果です。
2|中途採用募集におけるITエンジニア求人数推移 |
2-1.|第2回緊急事態宣言後のITエンジニア求人数の推移 |
第2回目の緊急事態宣言が出された2021年1月時点を1として6月現在にかけてどのような推移をしているのか、総合求人サイト5社の求人数推移をグラフ化しました。
2021年1月を1とした場合に6月は各社増加していますが、最大でも0.15ポイントと微増であることがわかります。
2-2.|職種別におけるITエンジニア求人が占める割合 |
では、職種別で見た場合にITエンジニア求人は全体でどのくらいの割合を占めているでしょうか。下記のグラフを見てみましょう。
各転職サイトの特徴による差異が無いように総合転職サイト5媒体の求人数を合算し、特に求人数が多い傾向に有る4職種を抜粋して比較しました。販売員・サービススタッフ系の求人数を1とした場合、最も求人数が多いのはITエンジニア求人で、次に多い土木設計、建築・設備設計と比較しても0.71ポイント差となっています。
新規求人倍率自体は昨年の4月から低い状態が続いていますが、中途採用を行う企業の中ではエンジニアの競争率はいまだ高い状況であることが伺えます。
3|typeエンジニア募集求人の応募効果 |
主には会員登録データを元に、直近どのような層のエンジニアが転職活動を行っているのかについて、そして、typeの実際の応募効果(全体・20~30代)を元に前年からどのように変化しているのかについてをご紹介します。
3-1.|type会員属性から見る転職者動向 |
実際に転職活動を行っているエンジニアの方の中でも、具体的にどのような層が動いているのか、直近3ヶ月間に新規登録した会員データを元に見ていきましょう。
▼調査概要
登録期間:2021年3月1日~2021年5月31日間の新規会員登録者
経験職種:IT・通信・Webエンジニア
短大卒業以上:69%
20代~30代:79%
就業中の方:67%
偏り無く幅広い経験者層
20代~30代の登録者が約80%、中でも25~29歳の層が30%と若手が中心に転職活動を行っていることがわかります。
また就業中の方も約70%と、働きながら転職活動を行っている方が多いようです。
3-2.|typeサイト内ITエンジニア求人への応募傾向 |
次に、typeのエンジニア求人の応募効果を見ていきましょう。
応募数の推移を見ると、2020年5月を1とした場合に全体では昨年比1.2倍、20~30代では1.4倍に応募数が伸びており、特に若手の経験者が活発に転職活動を行っていることがわかります。
求人数においては右肩上がりで伸び続け昨年比1.7倍に増えています。背景として、昨年4月に出された第一回目の緊急事態宣言時には採用をストップする企業が多かったものの、リモートワークの導入やリモートワーク下でのオンライン面接の普及により採用を再開する企業が増えたものと考えられます。
応募数のグラフを見ると例年より経験者採用がしやすい状況にあるようにも見えますが、一方で新型コロナウイルス感染症の影響で経験者採用にシフトしている企業も増えているので、企業間のバッティングはいまだ多い状況であると言えるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
以下参考資料です。お役に立てれば幸いです。
TOP「2021エンジニア採用カオスマップ」において『マッチングプラットフォーム』としてtypeが位置づけられました! |
株式会社Brocanteが公開した「エンジニア採用サービス カオスマップ」2021年版では、typeはエンジニア採用サービスの業界内においても『マッチングプラットフォーム』としてエンジニア求職者と企業のマッチングに強い媒体という位置づけをされています。
参照:フリーランス・副業エンジニアの採用ならdoocyJob(ドーシージョブ)
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