2021年4月は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、都内では12日より「まん延防止等重点措置(まん防)」が出され、同月25日からは再び緊急事態宣言が発令されました。コロナの影響がまだまだ続く中で、各企業・求職者の動きは直近どうなっているのでしょうか。
今回の記事では2021年5月時点での以下データを元にご案内します!今後のご採用活動の参考になれば幸いです。
目次 |
1|ITエンジニアの求人倍率 |
1-1.|2021年3月の新規有効求人倍率推移(厚生労働省のデータより) |
※季節調整値とは…時系列データから季節的な要因(土日、祝日による稼働日数の違いやうるう年の影響等のカレンダー要因など)による変動を取り除くこと
※除パートとは…パートタイム希望者を除いたデータ(派遣労働者や契約社員を希望する者は含まれるため厳密な意味での正社員有効求人倍率より低い値となる)
情報処理技術者の新規有効求人倍率は新型コロナウイルス感染拡大長期化の影響を受け、2019年12月の4.7倍をピークに、緊急事態宣言が出された2020年4月には2.4倍まで下がりました。そして、2021年3月時点で2.6倍を記録しています。
前月は2.8倍でしたので0.2ポイントマイナスの結果となりました。依然増減を繰り返している状況です。
2|中途採用募集におけるITエンジニア求人数推移 |
2-1.|第2回緊急事態宣言後のITエンジニア求人数の推移 |
第2回目の緊急事態宣言が出された2021年1月時点を1として5月現在にかけてどのような推移をしているのか、総合求人サイト5社の求人数推移をグラフ化しました。
中途採用募集で掲載しているエンジニア系求人については、2021年1月を1として5月時点までを比較した場合に、その差が最小-0.04ポイント~最大でも+0.11ポイントと、各社あまり大きな変動が無い状況です。
2-2.|職種別におけるITエンジニア求人が占める割合 |
では、職種別で見た場合にITエンジニア求人は全体でどのくらいの割合を占めているでしょうか。下記のグラフを見てみましょう。
各転職サイトの特徴による差異が無いように総合転職サイト5媒体の求人数を合算し、化学・バイオ関連職の求人数を1とした場合の割合をグラフ化しました。先月に引き続き2021年5月時点でもITエンジニア求人が最も多く募集を出していることが分かります。
新規求人倍率自体は昨年の4月から低い状態が続いていますが、採用を行う企業の中ではエンジニア採用の競争率はいまだ高い状況であることが伺えます。
3|typeエンジニア募集求人の応募効果 |
主には会員登録データを元に、直近どのような層のエンジニアが転職活動を行っているのかについて、そして、typeの実際の応募効果(全体・20~30代)を元に前年からどのように変化しているのかについてをご紹介します。
3-1.|type会員属性から見る転職者動向 |
実際に転職活動を行っているエンジニアの方の中でも、具体的にどのような層が動いているのか、直近3ヶ月間に新規登録した会員データを元に見ていきましょう。
▼調査概要
登録期間:2021年2月1日~2021年4月30日間の新規会員登録者
経験職種:IT・通信・Webエンジニア
短大卒業以上:68%
20代~30代:78%
就業中の方:67%
偏り無く幅広い経験者層
20代~30代の登録者が約80%、中でも25~29歳の層が31%と若手が中心に転職活動を行っていることがわかります。
また就業中の方も約70%と、働きながら転職活動を行っている方が多いようです。
3-2.|typeサイト内ITエンジニア求人への応募傾向 |
次に、typeのエンジニア求人の応募効果を見ていきましょう。
応募数の推移を見ると、2020年4月を1とした場合に全体では昨年比1.3倍、20~30代では1.5倍に応募数が伸びており、若手の経験者が特に活発に転職活動を行っていることがわかります。
求人数も昨年比1.4倍で増えており、第一回目の緊急事態宣言時以降で落ち込んだ企業の採用活動が徐々に復活してきています。
グラフを見ると例年より経験者採用がしやすい状況であるように見えますが、一方で新型コロナウイルス感染症の影響で経験者採用にシフトしている企業も増えているので、企業間のバッティングはいまだ多い状況であると言えるでしょう。
また、お役立ち資料もリリースしていますので、下記ご参考ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
TOPICS 「2021エンジニア採用カオスマップ」において『マッチングプラットフォーム』としてtypeが位置づけられました! |
株式会社Brocanteが公開した「エンジニア採用サービス カオスマップ」2021年版では、typeはエンジニア採用サービスの業界内においても『マッチングプラットフォーム』としてエンジニア求職者と企業のマッチングに強い媒体という位置づけをされています。
参照:フリーランス・副業エンジニアの採用ならdoocyJob(ドーシージョブ)
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