デザイナー採用が難しい3つの理由|成功ポイントや事例をご紹介

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デザイナー採用は難しく、どのように採用活動を進めればいいか悩まれている企業も多いかもしれません。

デザイナー採用を成功させるには、まず採用が難しい理由を把握し、デザイナーの状況を踏まえたうえで取り組んでいくことが大切です。

この記事では、デザイナー採用が難しい理由と採用成功のポイント、成功事例、オススメの採用手法をまとめているため、ぜひご参考にしてください。

 

この記事でわかる事
  • ・デザイナー採用が難しい理由
  • ・デザイナー採用を成功させるポイント
  • ・デザイナー採用の成功事例
  • ・デザイナー採用の手法

 

 

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   1.デザイナー採用が難しい理由

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デザイナー採用が難しい理由として、次の3つが挙げられます。

  • ・デザイナーの人口が少ない
  • ・デザイナーの働き方の多様化
  • ・自社が求める人材の見極めが難しい

なぜデザイナー採用が難しいのか、理由を確認しましょう。

 

 

 

(1)デザイナーの人口が少ない

公益財団法人日本デザイン振興会の「デザイン白書2024」によると、2005年におけるデザイナー数は約16万人でしたが、2020年には約20万人に増えており、特に女性のデザイナー数が増加傾向にあることがわかります。

デザイナー数の推移

出典:公益財団法人日本デザイン振興会「デザイン白書2024

 

一方、総務省の人口推計(2025年(令和7年)5月報)では、生産年齢人口(15~64歳)の人口が約7300万人のため、デザイナー数の推移状況から2025年に21万人になっていたとしても、デザイナーの割合は約0.28%と低いです。

そもそものデザイナー数が少ないため、採用難易度が高まってしまうでしょう。

 

 

 

(2)デザイナーの働き方の多様化

デザイナーの働き方の多様化によって、人材の確保が難しくなっています。例えば、フリーランスとして企業に属さずに働く、本業とは別に副業でデザイン業をするというケースが考えられるため、従来の採用活動ではデザイナーに出会えないかもしれません。

公益財団法人日本デザイン振興会の「デザイン白書2024」によると、デザイナーのうち、企業に属するインハウスデザイナーは75%、フリーランスデザイナーは24%で、フリーランスとして働いているデザイナーが多いことがわかります。

デザイナーの採用成功を目指すには、デザイナーの働き方の傾向を把握しておくことが大切です。

 

 

 

(3)自社が求める人材の見極めが難しい

デザイナーと一口に言っても、Webデザイナー、UI/UXデザイナー、3DCGデザイナー、広告デザイナーなど、さまざまな種類があり、求められるスキルも異なります。

そのため、ポートフォリオなどでマッチ度をはかることが大切ですが、ビジュアルだけで判断せず、ターゲットの課題に対する理解やツールの使用経験なども確認が必要です。

デザイナー採用に慣れていない場合、自社が求める人材の見極めが難しいでしょう。

 

 

 

   2.デザイナー採用を成功させるポイント

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デザイナー採用は難しいですが、次の5つのポイントを踏まえると成功につなげられる可能性があります。

  • ・求める人物像やスキルを明確にする
  • ・柔軟な働き方や雇用形態を取り入れる
  • ・ポテンシャル採用やブランクがある経験者の採用を検討する
    ・企業ブランディングを行いミスマッチを防ぐ
    ・選考プロセスを最適化する

求める人物像を明確にしたり柔軟な働き方を取り入れたりして、デザイナー採用を成功させましょう。

 

 

 

(1)求める人物像やスキルを明確にする

デザイナーとして求める人物像(ペルソナ)やスキルを明確にします。

デザインスキルだけでなく、クライアントやほかの社員と適切に意思疎通や協力ができるコミュニケーション能力の有無も確認することが大切です。人材に任せる仕事を明確にすると、必要なスキルを洗い出せるでしょう。

 

💡採用ペルソナの作成方法と注意点についてまとめた記事はこちら

採用ペルソナとは?作り方や設計の項目例をテンプレート付きで解説!

 

 

 

(2)柔軟な働き方や雇用形態を取り入れる

パソコンひとつあれば業務を行えるデザイナーは、フリーランスが多かったり女性が増加傾向であったりするため、柔軟な働き方や雇用形態を取り入れると、人材を確保しやすくなります。

例えば、リモートワーク制度やフレックスタイム制度を導入すると、家事・育児と仕事を両立しやすくなるため、女性デザイナーの応募が増えるかもしれません。業務委託で仕事を募集すれば、フリーランスデザイナーの力を得られるでしょう。

 

 

 

(3)ポテンシャル採用やブランクがある経験者の採用を検討する

即戦力人材はどの企業も狙っているため、ポテンシャル採用やブランクがある経験者の採用も検討しましょう。ポテンシャル採用は人材の育成コストがかかりますが、デザイナー不足によるほかの社員の負担や外注コストがかかり続ける状況を考えると、企業の人的資本となるポテンシャル採用のほうがメリットがあります。

また、出産や育児などでブランクのあるワーキングママをターゲットにすることもオススメです。ブランクがあっても経験や意欲があれば、すぐに戦力となって活躍してくれるでしょう。

弊社の転職サービス「女の転職type」では、こだわり条件として「ブランクありOK」や「育児と両立しやすい」などで検索できるため、デザイナーのワーキングママに自社を見つけてもらいやすくなります。

 

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(4)企業ブランディングを行いミスマッチを防ぐ

ミスマッチ採用が起こると、採用・教育コストが無駄になったり既存社員のモチベーションが下がったりなど、自社にとってマイナスな影響を及ぼします。

そのため、企業ブランディングを行い、自社にマッチした人材の採用に取り組むことが重要です。具体的には、自社情報を積極的に発信して、社風や自社に合う人材を求職者に理解してもらいます。

質の高い応募を集めるとともに、自社で活躍している人材の特徴をあらかじめ把握し、応募者がマッチしているかを適切に見極めることが採用成功につながります。

 

 

 

(5)選考プロセスを最適化する

応募者が自社にマッチしているか、仕事を任せられるかを判断するには、選考プロセスを最適化することが効果的です。例えば、ポートフォリオや職務経歴書を確認する、内のデザイナーに面接に同席してもらう、実務試験を行うなどが挙げられます

実務試験を行う場合は、求人票で事前に示しておくことで、選考辞退を防いだり入社意欲の高い人材からの応募を集められたりします。

選考プロセスが多くなるほど選考期間が長くなりがちなため、応募者が他社に流れないようにスピード感を意識しましょう。

 

 

 

   3.デザイナー採用の成功事例

弊社の転職サービス「女の転職type」を活用し、デザイナー採用に成功された企業事例をご紹介します。

 

   採用課題

企業成長のために、自社に少なかった「女性」の積極的な採用を目指していました。人柄と経験が自社とマッチする女性を採用できるように、応募者の質を担保しながらの母集団形成が必要でした。

 

   運用における工夫点

採用にあたって、現場メンバーが「一緒に働きたい」と思えるかどうかを最も重視したため、一次面接を人事・代表、最終面接を現場メンバーが対応。求人掲載前に、人事と現場メンバーが市況感やターゲットとする人物像の認識をすり合わせ、同じ目線で採用業務に取り組みました。

求人広告では、「リモート勤務」などデザイナー経験者にとって魅力となるポイントを見やすい箇所に記載。メイン画像は色味が明るくポップなデザインにして、若手層に刺さるようにしました。

 

   採用結果

WEBデザイン経験約2年の20代女性とプログラマー経験約1年の20代女性の計2名の採用に成功

 

━ 採用事例の詳細はこちら ━

【社員数11名/大阪】女性エンジニア、デザイナーの経験者採用に成功!

 

 

 

   4.デザイナー採用の手法

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デザイナー採用を成功させるには、選考プロセスやターゲット設定の工夫だけでなく、採用手法も検討することが望ましいです。

下記のような手法を取り入れると、難しいデザイナー採用を成功に導けるでしょう。

  • ・求人広告
  • ・エージェント
  • ・ダイレクトリクルーティング
    ・クラウドソーシング
    ・SNS

それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

 

 

 

(1)求人広告

求人広告は、求人サイトに求人情報を掲載し、求職者からの応募を集める採用手法です。デザイナーに特化した求人広告を利用すると、応募者の質が高まり、求める人材に出会いやすくなるでしょう。

また、求人掲載時に費用がかかるイニシャル型の料金形態の場合は、何人採用しても費用が変わらないため、複数名採用に向いています。

メリット
  • ・登録者の転職意欲が高い
    ・多くの求職者が利用しており、母集団形成しやすい
    ・テキストや画像、動画などで自社の魅力を伝えやすい
デメリット
  • ・他社の求人に埋もれる恐れがある
    ・スカウトメール機能など企業側からアプローチできる方法がない場合、応募を待つだけになる
    ・ターゲット外からの応募者対応に手間がかかる

 

💡求人広告の作成手順と書き方のコツについてまとめた記事はこちら

求人広告の書き方は?効果が出るコツや例、NG表現を解説

 

 

 

(2)エージェント

エージェント(人材紹介)を活用すると、自社に合ったデザイナーを紹介してもらえる可能性があります。デザイナーに特化したエージェントであれば、より質の高い人材の採用成功につながるかもしれません。

また、エージェントが人材をあらかじめスクリーニングしたうえで紹介してくれるため、リソースが不足している企業は採用活動における負担を軽減できるでしょう。

メリット
  • ・採用担当者の負担を軽減できる
    ・質の高い人材を紹介してもらえる
デメリット
  • ・費用が高い
    ・エージェントと適切にコミュニケーションをとらないと成功しにくい
    ・社内にノウハウが蓄積されにくい

 

💡エージェントから紹介がない理由とポイントについてまとめた記事はこちら

人材紹介会社から紹介がない!5つの原因と紹介数を最大化するポイント

 

 

 

(3)ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは、企業が求職者に対して直接アプローチする採用手法です。登録者のデータベースを検索し、自社に合う人材を見つけてスカウトメールを送ります。

デザイナーは人口が少ないため、応募を待つのではなく、企業から積極的に動くことで採用成功の可能性を高められます。応募につなげるには、スカウトメールの文面を工夫し、特別感を出すことが重要です。

メリット
  • ・自社にマッチする人材からの応募を集められる
    ・採用ノウハウを蓄積できる
    ・転職潜在層にもアプローチできる
デメリット
  • ・すべて自社運用のため業務負担が多い
    ・採用業務の知見や経験が浅いと、早期で効果を出すのが難しいケースがある

 

💡ダイレクトリクルーティングについてまとめた記事はこちら

ダイレクトリクルーティングとは?メリットとおすすめサービスを解説!

 

 

 

(4)クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、人材を雇用するのではなく、人材に業務を委託する手法です。フリーランスのデザイナーは多いため、クラウドソーシングサイトなどを活用した場合、優秀なデザイナーに出会える可能性があります。

また、長期・短期・単発など、さまざまな内容の業務を発注できるクラウドソーシングは、企業の状況に応じて使い方を工夫すると、より効果的に事業を推進できるでしょう。

メリット
  • ・転職市場では出会えない人材に出会える
    ・新たなスキルや知識、考え方を得られる
    ・コスト削減につながる
デメリット
  • ・社内人材のように自由に仕事を振れない
    ・情報漏洩のリスクがある
    ・クラウドソーシングに不慣れだと人材の見極めや依頼までに時間がかかる

 

 

 

(5)SNS

XやInstagramなどのSNSを活用したSNS採用は、情報発信による自社の認知度向上や転職潜在層へのアプローチにつながります。SNSにおける応募者の発信内容から人柄などがわかり、自社とのマッチ度もはかりやすいです。

SNSの種類によって利用している主な年代や性別に違いがあるため、傾向を把握したうえで適したサービスを利用すると、自社が求める人材の採用成功によりつながるでしょう。

メリット
  • ・利用費用がかからない
    ・自由に自社の情報を伝えられる
    ・ブランディング効果がある
デメリット
  • ・定期的な情報発信が必要
    ・早期採用には向かない
    ・炎上リスクがある

 

💡SNS採用の活用方法やメリットについてまとめた記事はこちら

ソーシャルリクルーティングとは?活用・導入方法や運用のコツを解説!

 

 

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   5.まとめ

デザイナー採用は、デザイナー人口の少なさや働き方の多様化によって難しい状況です。デザイナー採用を成功させるには、柔軟な働き方や雇用形態を取り入れることが大切であり、ポテンシャル採用やブランクがある経験者採用も視野に入れることが望ましいです。

デザイナー採用に活用できる手法は複数あるため、それぞれのメリット・デメリットと自社のリソースを比較し、最適な手法を検討しましょう。

 

いかがでしたか。もし中途採用について悩まれている、自社にとって適切な手法が分からないといった場合は、ぜひ弊社キャリアデザインセンターにご相談ください。エンジニア採用・女性採用に特に強みを持ち、あらゆる中途採用ニーズに対応できるサービスを運営しております。

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