【中途採用Web面接対策】自社の魅力の伝え方やノウハウ、転職者の志向性に合わせた動機づけ方法をご紹介

Topics: 06_面接・選考, 07_候補者フォロー

今回の記事では、実際に面接を受ける転職者の入社意欲を高める面接時の動機づけ方法やWeb面接ならではの動機づけ方法についてご紹介します。
前半でキャリアアンカー論を基にした動機づけ方法として、転職者の志向性に合わせた面接での自社の魅力の伝え方について、後半ではWeb面接ならではの動機づけ方法についてご紹介します。

特に、Web面接は対面と異なり、会社や社員の雰囲気など転職者の志望度を上げる後押し要素が少なくなります。そのため、より面接の内容が志望度に直結しやすい傾向にありますので、Web面接が苦手だなと感じられている面接官の方にも読んでいただけたら嬉しいです。是非ご参考ください。

 

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CONTENTS

面接における「動機づけ」とは
 (1)動機づけとは?
 (2)動機づけを行う前に確認したいこと

転職者の志向性に合わせた動機づけ方法(キャリアアンカー論より)
 (1)仕事軸タイプへのトーク内容
 (2)待遇軸タイプへのトーク内容
 (3)会社軸タイプへのトーク内容
 (4)働き方軸タイプへのトーク内容

Web面接ならではの動機づけ方法
 (1)アイスブレイク
 (2)自己紹介
 (3)企業・業務説明で差別化を図る

Web面接のノウハウ

 (1)面接の重要性・面接の対応ポイント
 (2)選考スピードの重要性

Web面接事前準備について
 (1)準備すること
 (2)Web面接ツールの種類とメリット・デメリット
 (3)転職者を不安にさせないための事前案内・案内文面例
 (4)面接時間の使い方・計画について

Web面接を実施した際にありがちなお悩みと対策方法
 (1)面接官の悩み
 (2)対策方法

内定後の動機づけ
 

 

 

 

 

1|面接における「動機づけ」とは

 
  
 
 

1-1.|動機づけとは?

 
まずはじめに、「動機づけ」とは何かということからご説明していきます。

動機づけは心理学で用いられている用語で、「行動する原因となり、目標に向かわせる心理的な過程」を表します。
(英語ではモチベーション(motivation)と呼ばれます。こちらのほうが語意をイメージしやすいかもしれません)

面接における動機づけ(動機づけ面接)では、転職者が自社に「入社したい」と思うゴールに向けて、面接を通して自社に前向きな感情が出てくる状態を目指しましょう!
 
  
 
 

1-2.|動機づけを行う前に確認したいこと

 
では、実際にどのように動機づけを行えばよいかについてご紹介していきます。

まず動機づけを行う場合によく陥りがちなのが、「うちの魅力はこれ!」と決め、どんな転職者に対しても(例えば「勤続年数の長さ」や「大手企業と提携していて安定している」など)同じ魅力を伝えるパターンです。
この場合、転職者には多様な志向がありますので、企業が魅力だと思っている点と転職者にとっての魅力が異なる可能性も大いにあります。


転職者にとってあまり魅力的でない話だった場合、自社のアピールポイントを伝えても、自社の印象が残りづらくなります。例えば、「キャリアアップしたい」と思っている方に対して、「会社の安定性」や「実績」ばかりお伝えしても、動機付けできないという場合です。

ですので、動機づけをするために、事前に、改めて転職者が転職先を決める基準として何を一番重視しているかをヒアリングし、把握しておくことが大切です。転職者の「転職理由」や、「志望動機」から志向性を探り、それに対して的確な情報を伝えることを意識しましょう。

 

 

 

2|転職者の志向性に合わせた動機づけ方法(キャリアアンカー論より)

 
転職者の志向性は大きく分類すると4つに分けられていく傾向があります。(※エドガー・H・シャイン博士のキャリアアンカー論を元に当社でアレンジ)
 

(1)「仕事に関する軸」・・・スキルアップ、起業家志向、チャレンジ 等

(2)「待遇面の軸」・・・給与・待遇、正当な評価、昇進・昇格 等

(3)「会社・業界への軸」・・・将来性のある業界、社会貢献、安定性 等

(4)「働く環境面の軸」・・・ワークライフバランス、人間関係、社風・職場環境 等

 

転職者の重視する点を把握したら、転職者それぞれの志向性に合わせて自社で叶えられる情報を伝えていきましょう。
ポイントは「実体験を話す」こと、「面談が得意な社員に協力してもらう」ことです。以下より、トーク内容をご紹介します。

 
 
 
 

2-1.|「仕事に関する軸」タイプへのトーク内容

 
スキルアップ、起業家志向、チャレンジ 等

<トーク内容>
・入社後に経験できた仕事、身についたスキル
・苦戦したときのエピソードと、それを乗り越えることができた理由
・新しいことにチャレンジして成功したこと、失敗したこと
・今取り組んでいる仕事、ミッション
・将来携わりたい仕事、ミッション
・周りの社員の成功体験
 
 
 

2-2.|「待遇面の軸」タイプへのトーク内容

 
給与・待遇、正当な評価、昇進・昇格 等

<トーク内容>
・入社から現在までの給与、年収の推移について
・実績を評価してもらったときのインセンティブ
・昇進、昇格のスピード
・前職と現在での評価の違い
 
 
 

2-3.|「会社・業界への軸」タイプへのトーク内容

 
将来性のある業界、社会貢献、安定性 等

<トーク内容>
・業界の市場規模、成長率、今後の市場予測について
・顧客が抱える課題と、自社でどう解決しているかについて直接自身が顧客と接して体験した話
・定着率や退職率、創業からの歴史や会社の業績、利益率、自己資本比率や株主、出資関係など
 
 
 

2-4.|「働く環境面の軸」タイプへのトーク内容

 
ワークライフバランス、人間関係、社風・職場環境 等

<トーク内容>
・自身のプライベートの時間や使い方について
・産休、育休などライフイベントについて制度や体制について
・社員の平均年齢や男女比率、社内交流やイベント、その他プライベートの付き合いについて
・どんな性格、志向の社員が多いか
・オフィス環境(立地、周辺環境、PCやデスク環境、社員同士の会話)について
・残業や休日休暇について
 
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3|Web面接ならではの動機づけ方法

 
  
 次にWeb面接ならではのノウハウをお伝えしていきます。

冒頭でもお話ししましたが、現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、採用面接をWeb上で面接実施に切り替える企業様が増えてきています。実際に弊社が2020年12月に行ったアンケート結果によると約8割の企業がWeb面接を導入しています。(113社へのアンケート結果、一部導入含む)
 
2020年12月に実施したアンケート調査記事はこちら

【 最新中途採用状況 】80%は採用活動中 | コロナ禍の中途採用アンケート調査(2020年12月実施)

 

 

Web面接は対面面接と比較し、会社の雰囲気や働く環境が伝わりづらいため、より面接官の印象や面接の内容が志望度に直結しやすい傾向にあります。面接の項目ごとに分けて3点(アイスブレイク、自己紹介、企業・業務説明)、Web面接ならではの動機づけ方法についてご紹介していきます。

 

 

 
 
 

3-1.|アイスブレイク

 
 まず最初に、面接中にアイスブレイクの時間はしっかり取ることをおすすめします。ポイントは、3つになります。

①気にかけトークを行う

「Web面接は初めてですか?」「お水のんでくださいね」「わからないことがあったらその場で質問していただいてかまいません」など、転職者の方を気遣う言葉を積極的にかけましょう。Web面接は、話し手の交換のタイミングが掴みづらかったりもしますので、面接中も「●●さん、質問をどうぞ」「●●さん、何かありますか?」などと名前を出して声をかけてあげるのも友好的です。

②Web面接にしている意図をしっかり伝える

「感染リスク対策のため」「気軽に接点を取りたい為」など、転職者ファーストであることを伝えましょう。

③声のトーンは普段より高め、ゆっくりめに話す。表情やジェスチャーを、ややオーバーにして雰囲気を盛り上げる。

Web面接の場合、回線を通すことによって低めに聞こえたり、タイムラグが発生する可能性がありますので、そのことを意識して進めていきましょう。
アイスブレイクで、「あなたのことを知りたい」「私たちのことを知ってほしい」という気持ちを表すことで、転職者を気にかけていることが伝わり、場の緊張が解けやすくなります。緊張が解けると転職者も自身の力を発揮して面接の受け答えがしやすくなり、互いをより理解しやすい面接になります!

 

 
 
 

3-2.|自己紹介

 
 

自己紹介を行う際はまずは面接官側から積極的に自己開示することを心がけましょう。

自己開示は心理学的にも相手を満足させやすいと言われており、面接官が深い部分まで自己開示をすることで、転職者も同等のレベルで情報を明かしてくれるようになります。(何らかの施しを受けた場合にお返しをしなければならないという感情を抱く心理作用の「返報性の原理(法則)」を応用したものです。)

ポイントとして、自身の入社動機をお話いただいたり、転職活動時のちょっとしたぶっちゃけ話など、本音を明かすような内容を意図的にお伝えいただくとよいです。

 

▼転職者心理の変化(弊社作成)

転職者心理の変化

 

 
 
 

3-3.|企業・業務説明で差別化を図る

 
 
企業・業務説明を行う際に気を付けていただきたいポイントがあるのですが、普段、仕事説明をする際に、日々のタスクの説明だけで終わっていませんか?

これでは業務・条件自体に相当な魅力がない限り、他社と自社に対する転職者印象を差別化をすることができません。
実際に、弊社のキャリアアドバイザーが面接後に転職者からよく「入社後の自身の業務内容はわかったが、会社に対する印象が特にない」というお声をいただくことがあります。


差別化を図るために、会社や業務について説明をする時は「何のためにその仕事をしているのか」という目的や意義をセットで話すようにしていただくとよいです!
目の前の仕事の意義を伝えることでモチベーションを高める、「ラダー効果」という心理学を活用したものです。(図:弊社作成)
 

ラダー効果

 

上記、広告営業の例を挙げると、実務レベルで「広告をとってくる仕事」と話すのではなく、意義レベル「社会的意義」まで落とし込んで話すことが必要です。

お仕事の詳細はもちろんですが、「どんな会社なのか?」という全体像も候補者は求めています。会社が持っている方向性やビジョンを段階を踏んでご説明することで、他社とは違う印象を与えることができます!


また、女性はライフイベントの影響を受け易く、男性以上にキャリアが不確実・不明瞭になりがちです。2~3年後にどうなっていたいか子供ができたらどう働きたいか、など【未来】についてのヒアリングは複数の選択肢を想定し、多方面から行うのがポイントになります。

「あなたは○○を大事にするんですね」「××には○○とお考えなんですね」等候補者の意向や発言を汲み取り傾聴し、言語化や要約に協力的な姿勢が重要になります。更に、「共感してもらえる」ことが安心に繋がりますので、ロールモデル(同じ境遇の少し先輩社員がベスト)の紹介ですと不安払拭に有効です。

男性以上に【傾聴】と【共感】が、他社との差別化ポイントになりますので、選考を「相互理解」「相互確認」の場として捉えるスタンスが必須です。

 

その他、さらに自社のカラーを出す場合は、目的・意義の部分を社風や会社のビジョンに置き換え、「社員にこうなってほしいから、〇〇の取り組みをしている会社です。」といった風に訴求いただくのもおすすめです。
実際のトークでラダー効果を活用する場合は、価値→実務→目的→意義の順番で話すと伝わりやすく自然ですので、是非面接で実践してみてください。

 

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4|Web面接のノウハウ

 
 
面接において、Webか対面かに関わらず重要な点が2点あります。それは対応方法スピードです。以下より、Web面接についてご紹介する前に認識していただきたいことをお伝えします。
 
 
 
 
 

4-1.|面接の重要性・面接の対応ポイント

 
採用活動の中で、自社に入社してもらいたい人材への行動として面接対応は非常に重要なプロセスの一つです。弊社が転職者の方に実施したアンケートでは、応募先の志望度が上がった理由の1位が「面接官が好印象だった」でした。
面接対応が志望度を左右します。以下の面接対応方法を参考に、良い面接・悪い面接の対応ポイントをご確認ください。
 
▼志望度が上がった理由(弊社調査)
応募先の志望度が上がった理由

< 〇 >Goodな面接対応

・謙虚に話を聞く姿勢
・途中で会話を遮らず最後まで相手の話を聴く
・相手の目を見て会話をする
・笑顔で会話する
・相手の質問には丁寧に回答
・仕事のやりがいをしっかり伝える
・自社の課題もしっかり伝える
・すれ違う際など、面接官だけでなく社員も挨拶をする

< ✕ >Badな面接対応

・上から目線の高圧的な面接
・一方的に質問してドライな印象を与える対応
・中長期計画を聞いたがよくわからない様子
・仕事の大変さの話ばかり
・受付で待っている際にすれ違う社員の挨拶が無い
・面接中目を合わせない
・話を遮る
・他社の悪口を言う
・笑顔がなく常に強張った表情
 
 
 
 
 

4-2.|選考スピードの重要性

 
採用決定率を高める上で、オンラインでも直接対面でも選考活動のスピードをあげることが重要です。なぜなら、先に他社の選考が進むことでどんどん転職者の動機づけが進み、選考辞退などに繋がりかねないからです。書類選考は1~2営業日以内で行い、面接回数は2回までが理想です。
 
▼書類選考の平均日数と辞退率(弊社調べ)
書類選考の平均日数と辞退率-1
 
▼転職者の平均応募社数と企業の面接回数(弊社調べ)
転職者の平均応募社数と企業の面接回数-1
 
 
 
 
 

4-3.|転職者のWeb面接に対する印象

 
転職者からもWeb面接の需要は高くなっています。転職者へのヒアリングを実施したところ以下のようなポジティブな意見が目立ちました。

「自宅で実施出来たため、来社時よりリラックスした状態で面接できた」
「対面面接と変わりなくコミュニケーションを取れた」
「訪問にかかる時間を省けてストレスが軽減した」

Web面接がデメリットに映るようなご意見はあまりなく、反対にWeb面接を導入していない企業様に対しては以下のような意見が見受けられました。

「コロナ対策をあまりしていない企業なのではないか」
「他社が導入しているのと比較して遅れているイメージを持つ」

Web面接は利点として、心理的に対面よりも”気軽さ”があります。実際に、Web面接を導入してから1次面接の実施率が向上している企業様もみられます。
反対に、導入していないことを理由に候補者が辞退してしまうことも起こりえますので、まだ導入されていない企業様はオンライン環境での面接も実施が出来るように整えましょう。Web面接は今後ますます主流になっていくことが予測されます。

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|Web面接事前準備について

           
 
  
 
 
 

5-1.|準備すること

 
まずは以下の項目をチェックしましょう。

・インターネット環境(無線LAN、スマホテザリング、Wifi)
・Webカメラ(PC内蔵・取り付け式どちらでも可)
・明るく静かな環境(背景は白い壁など)
・履歴書、職務経歴書の受渡し方説明(メール送付・応募管理システムへのアップロード・郵送などの方法を共有)
・緊急連絡先の共有(もしもの場合に備え、電話番号やMessengerなどの連絡のつきやすい手段を事前に確認)
 
  
 
 

5-2.|選考スピードの重要性

 
(1)で事前準備が整ったら、次にどのサービスを活用するかツールを選定しましょう。
Web面接ツールは有料のものと無料のもの、様々なツールがリリースされています。以下にまとめてみましたのでご参考ください。
 
<無料サービス例>
・ZOOM
・Google Meet
・Skype
・LINE
 
〇メリット ✕デメリット
・コスト削減
・使いやすい
・セキュリティ対策
・履歴書管理や評価管理などの機能は無い

 

<有料サービス例>
・インタビューメーカー
・バイオグラフ
・playse(プレイス)
・どこでも面接
 
〇メリット ✕デメリット
・録画機能、評価登録、履歴書管理などの機能面が充実
・SSL対応などセキュリティ強
・コスト(月1万円~)
 
 
  
 
 

5-3.|面接の重要性・面接の対応ポイント

 
サービスも選定が出来たら、いよいよ実際に転職者の方へご案内して、面接されるかと思います。
転職者の方の中にはWeb面接に不慣れな方もいらっしゃいますので、事前に送る面接案内も丁寧に行うとGoodです!案内時の気遣いは面接前の転職者の方の不安を軽減させるだけでなく、会社への印象にも大きく影響を与えます。以下2点ポイントを抑えて事前案内をしましょう。

①Web面接環境の確認
・問題なく接続できるかどうか?
・カメラ/音声/通信速度が問題ないかのテスト方法

②当日の詳細
・何分前に入出すればいいか?
・面接ではどんな流れを予定しているのか?

以下は、上記2点を抑えた案内文面です。

~~~~~~~

【Web面接について】

当日はZOOMにて面接を行います。
3分前になりましたら、、下記URLより入出をお願いします。
※※URL※※
※入出後、マイクとカメラのテストが可能ですので、事前にご確認をお願いします。
※仮に問題が発生した場合は人事部山田の携帯までお電話ください。(080-●●●●-●●●●)

【当日の面接の流れについて】

技術部マネージャー(30代)の佐藤が担当いたします。
60分間の面接の中で、自己紹介/企業・業務説明/ご経歴についての確認/質疑応答を行いたいと思います。
ざっくばらんにお互いを理解できる場に出来ればと思いますので、よろしくお願いいたします。


~~~~~~~


入室時間を指定したり、問題が合った際の連絡先を記載するだけでなく、当日の面接担当者についてや面接の想定時間、流れについてしっかり説明をいれましょう!
また、最後の一文にあるように、「ざっくばらんにお互いを理解できる場に出来ればと思います」のような柔らかい雰囲気の内容があると印象がアップします。「転職者ファースト」が伝わるような文面でしっかり候補者の方をフォローすることを心がけましょう。
   
 
 
 

5-4.|面接時間の使い方・計画について

 
面接当日の時間については、1時間以内がベストと言われています。理由は「話者交換」といって、話し手が切り替わるタイミングがWebだと掴みづらく、対面よりも疲れやすいためです。長すぎると満足度が下がり志望度低下につながります。
また、Web面接は冒頭で述べたように「気軽さ」が候補者の方にとってメリットになりますが、長すぎるとそのメリットが潰れることになります。
対面ですと、その場でなんとなく時間を伸ばしたり出来ますが、Webではそれは得策では無いため予め時間の使い方をしっかり組んでおきましょう。
 
▼Web面接のタイムスケジュール例(弊社作成)
Web面接のタイムスケジュール例

 

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|Web面接を実施した際にありがちなお悩みと対策方法

              

 
 
 

6-1.|面接官の悩み

 
弊社でWeb面接を行う企業様にヒアリング調査を行ったところ、悩みとして以下のポイントが上がりました。

✓表情がうまく読み取れない
✓会話が弾みづらい
✓ジェスチャーなどが通じづらい
✓感情が伝わりづらい

これらの対策法として以下の3点をご紹介します。
①資料の有効活用
②企業の工夫事例
③Web面接で効果的な面接時のヒアリング方法STAR(行動面接)について
   
 
 
 

6-2.|対策方法

 

①資料の有効活用

自社サービスの特徴、顧客課題、競合優位性、組織、制度面、働く社員、社風、給与、福利厚生、キャリアパス、教育・研修など転職者の知りたい情報をドキュメント化して紹介しましょう。

▼スライド例(弊社作成)

スライド例
オフィス面接ではない分、特にオフィス環境、社員の雰囲気などを写真を交えて伝えると有効的です。
その他、通常のオフィス面接よりも表情やリアクション、声のトーンを高めにすることを意識してコミュニケーションを取ることで印象がよりよく伝わります。
 

②企業の工夫事例

Web面接ならではの工夫事例をご紹介します。

✓スマホで実施をして、カメラ上でオフィス環境や社員の雰囲気を見せて周り、イメージを持ってもらった
✓Web面接中にいい人材だなと思ったら、その場で等身大のメンバーや、動機づけが得意なメンバーに途中からアクセスしてもらってその場で面談も実施
✓Web面接以外でもSlackのプライベートチャンネルに招待してメンバー同士の会話を見てもらい雰囲気を知ってもらった
✓社内のオンラインMTGに招待して見学してもらうことで雰囲気を知ってもらった

③Web面接で効果的な面接時のヒアリング方法「STAR(行動面接)」について

Web面接の場合、遠隔で画面越しのやり取りになるため通常の対面コミュニケーションよりも見極めが難しいことも予想されます。予め面接で聞きたいこと、聞くべきことを整理して面接のヒアリングレベルを平準化させておくと面接の質が向上します。Googleも採用している面接手法である「STAR(行動面接)」は採用候補者の具体的行動をヒアリングすることでスキルや思考力の理解が深まる質問形式としてオススメです。

▼STAR(行動面接)の質問例(弊社作成)

STAR(行動面接)
 
 

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|内定後の動機づけ

 
 
最後に、面接とは関係ありませんが、番外編として内定後の動機づけについてご紹介します。
転職者は、複数の企業から内定をもらっている可能性が高く、また、現職企業にとどまる可能性もあるため、内定を出した後も再度動機づけを行い入社意欲を高めましょう。以下は実施例です。ご参考ください。


【例:面談・食事会実施】
 対応者 :人事/面接官/現場の上司・同僚
 話す内容:実際の職場の雰囲気、実務について(あまり堅苦しい話はしない) 等
 ポイント:形式的にならず、会社の雰囲気を知ってもらう

【例:手紙】
 対応者 :人事/面接官/現場の上司・同僚
 記載内容:内定承諾のお礼、面接したときの印象、一緒に働きたいと感じた理由 等 
 ポイント:硬い文章にならないように気を付け率直な思いを伝える


いかがでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 

 

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