ITエンジニア採用のための最新動向情報をお伝えする本記事ですが、今回は2021年3月時点で以下のデータを元にご案内します!
・厚生労働省より「一般職業紹介状況(令和3年1月について)」
・総合転職サイト5社の求人数(2021.03)
・type応募効果 / ユーザー属性(エンジニア経験者)(2021.02)
春先に向けた採用活動のご参考になれば幸いです。
目次
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1|新規求人倍率推移 |
1-1.|2021年1月の新規有効求人倍率推移(厚生労働省のデータより) |
※季節調整値とは…時系列データから季節的な要因(土日、祝日による稼働日数の違いやうるう年の影響等のカレンダー要因など)による変動を取り除くこと
※除パートとは…パートタイム希望者を除いたデータ(派遣労働者や契約社員を希望する者は含まれるため厳密な意味での正社員有効求人倍率より低い値となる)
情報処理技術者の新規有効求人倍率は新型コロナウイルス感染拡大長期化の影響を受け、2019年12月の4.7倍をピークに緊急事態宣言が出された2020年4月には2.4倍まで下がりました。
そこから、微増減を繰り返しながら2021年1月時点では2.7倍を記録しています。前月の2020年12月時点では3.1倍でしたので、比較して0.4倍下がる結果となりました。
要因として緊急事態宣言の発令が考えられますが、1度目の2020年4月時よりも各企業、コロナ禍での採用活動に対してオンラインでの面接対応や中途入社者の受け入れ態勢が整ってきていることもあり、今後は少しずつ新規求人倍率が上がっていくことが予測されます。
2|転職サイトの求人数推移 |
2-1.|総合求人サイト5社におけるITエンジニア求人数推移 |
下記は総合求人媒体5社のITエンジニア求人数の推移です。
緊急事態宣言が出された2021年1月時点を1として、2月と3月の求人数推移を比較してみました。
全体の傾向としてあまり1月~3月で大きな求人数の変動が無いことが分かります。最大値もD社の1.06倍です。
2-2.|総合求人サイト5媒体における職種別求人数割合 |
では、職種別で見た際にITエンジニア求人の占める割合はどのような状況でしょうか。
下記のグラフを見てみましょう。
割合では、IT・通信・Webエンジニアの求人は土木設計、建築・設備設計系の求人に次いで2番目に高く、営業職よりも募集求人が多いことがわかります。
3|転職者の応募傾向 / 属性 |
最後にtypeサイト内におけるITエンジニア求人への応募者属性から、転職者の動きを見ていきます。
3-1.|typeサイト内ITエンジニア求人への応募傾向 |
企業様より採用要件として声の上がることの多い、「エンジニア経験者」かつ若手~中堅層の応募データを昨年と今年で比較してみました。
応募数の推移を見ると、2020年2月を1とした場合に2021年2月時点では応募数が約2倍に増えています。
現状、20~30代のITエンジニアの経験者は昨年よりも活発に転職活動を行っていることが分かります。
求人数においては2020年6月にかけて右肩下がりで低下しましたがそこから10月にかけて右肩上がりに増加し、2月時点では昨年比1.1倍の状況です。
求人数に対して応募数の増加割合の方が高く、1求人当たりの応募数も比例して増加していることがわかります。
3-2.|type会員属性から見る転職者動向 |
最後に、実際に転職活動を行っているエンジニアの方の中でも、具体的にどのような層の方が動いているのか、直近3ヶ月間に新規登録した会員データを元に見ていきましょう。
▼調査概要
登録期間:2020年12月1日~2021年2月28日間の新規会員登録者
経験職種:IT・通信・Webエンジニア
高専卒業以上:65%
20代~30代:81%
就業中の方:68%
偏り無く幅広い経験者層
20代~30代の登録者が81%、中でも25~29歳の経験者層が中心に転職活動を行っていることがわかります。
また就業中の方も約7割と、働きながら転職活動を行っているようです。
20~30代の経験者はどの企業も採用したい層として挙げているため、他社とのバッティングが多くなります。
かつ、就業中の方は平均10社応募される傾向にありますので、その中でいかに自社に興味を持ってもらい応募してもらうか、また選考を通して入社意欲を高められるかが非常に重要です。
エンジニアの方は主に4つの志向性(技術思考・キャリア志向・サービス思考・安定志向)に分かれると言われており、志向性ごとに転職で求めることも異なってきますので、求める転職者の志向性と自社の強みを分析してアプローチできると良いでしょう。
これまでのブログで、母集団形成の参考ブログや、面接の動機づけ方法のブログなど、採用課題別の記事や無料e-bookもご用意していますので、もしよければご参考ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
TOPICS 「2021エンジニア採用カオスマップ」において『マッチングプラットフォーム』としてtypeが位置づけられました! |
株式会社Brocanteが公開した「エンジニア採用サービス カオスマップ」2021年版では、typeはエンジニア採用サービスの業界内においても『マッチングプラットフォーム』としてエンジニア求職者と企業のマッチングに強い媒体という位置づけをされています。
参照:フリーランス・副業エンジニアの採用ならdoocyJob(ドーシージョブ)
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