ITエンジニアの有効求人倍率は?2024年12月の最新動向と採用のコツを解説

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転職者の動向として、12月は冬の賞与を受け取り後、1月~4月入社を目指して活発に転職活動を始めやすい時期です。

本記事ではこれからご採用計画を立てる際にお役立ていただけるように、直近の転職市場の動きについて各データをもとに転職者・企業双方の11月までの動きを振り返って参ります。

 

この記事でわかる事

・ITエンジニアの最新の有効求人倍率

・typeのエンジニア求人数と応募効果

・typeの会員データ

 

 

 目次

  1. ITエンジニアの有効求人倍率(新規)推移
     
  2. 中途採用マーケットのITエンジニア求人数推移と応募効果
     
  3. typeエンジニア会員データから見る転職者動向

  4. エンジニア採用が難しい理由

  5. エンジニア採用のコツ
     

 

 
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1│ ITエンジニアの有効求人倍率(新規)推移

1-202405

まずは厚生労働省が2024年11月29日(金)に報道発表をした『一般職業紹介状況(令和6年10月分) 参考統計表 常用(除パート)』の統計表をもとに、ITエンジニアの新規有効求人倍率の推移をみていきます。

 

┃エンジニアの求人倍率推移(新規)

エンジニア新規求人倍率推移_03_2408

参照:一般職業紹介状況(令和6年10月分) 参考統計表 常用(除パート)(図:弊社作成)

※除パートとは…パートタイム希望者を除いたデータ(派遣労働者や契約社員を希望する者は含まれるため厳密な意味での正社員有効求人倍率より低い値となる)

 

新規有効求人倍率は、2024年10月3.2倍を記録。前年10月は3.4倍で、比較するとやや減少しました。昨年は8月から10月にかけて緩やかに求人倍率が減少しましたが、2024年も同様の傾向でした。

2024年11月の有効求人倍率は、これまでの傾向を踏まえると12月にかけて上昇することが予測されます。

 

 

 

2│ 中途採用マーケットのITエンジニア求人数推移と応募効果

2-202405

下図は、typeの求人数と応募数のデータを2023年1月を1として推移を表したグラフです。

┃ITエンジニア求人数と経験者応募(全体・20~30代)の推移

求人数・応募状況(ITエンジニア職)_03_2408

※2023年1月を1とした場合(図:弊社作成)

 

2024年11月のtypeITエンジニア求人数は1.0倍でした。2023年は年間を通して大きく上下することなくほぼ横ばいに推移しましたが、2024年11月も引き続き同傾向です。

typeのエンジニア応募数は2024年11月、全体が1.9倍、20~30代の応募も1.9倍でした。若手も中堅層も共に、ITエンジニアの経験者がtypeサイト内で活発に活動していることがわかります。

 

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3│ typeエンジニア会員データから見る転職者動向

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最後に、typeのITエンジニア会員データをもとに直近転職活動を行っている転職者層を見ていきましょう。

会員属性(2023年1月1日~12月31日までの新規登録者)

■学歴

短大卒業以上:65%

学歴-03-2401

 

■年齢

20~30代:79%

年齢層-03-2401

 

■就業状況

就業中の方:72%

就業状況-03-2401

 

■経験職種

偏り無く幅広い経験者層

経験職種-03-2401

 

 
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4│ エンジニア採用が難しい理由

エンジニア採用が難しい7つの理由1-03-202405

エンジニアの採用ニーズは高く、特に経験者の採用に至っては、自社が採用したいスキルを持った方からの応募を集めることが難しかったり、選考が進んでも辞退されてしまったりと苦戦されることが増えています。

エンジニア採用が難しい理由として、以下の7つの要因が挙げられます。採用が難しい市場の背景を理解して、自社の課題に対する対策をとっていくことが大切です。

 (1)エンジニアの有効求人倍率の上昇で採用が難しくなっている
 (2)未経験募集が減る一方で、特に難しくなったエンジニアの「キャリア採用」
 (3)企業が求めている条件とエンジニア求職者が求めている条件が合わないことが多い
 (4)フリーランス・副業など、働き方が多様化している
 (5)エンジニアのスキルを見極めるのが難しい
 (6)採用手法・チャネルの多様化・複雑化
 (7)エンジニア転職市場における人材の流動性が低くなっている

それぞれの詳しい理由については、下記ブログでご紹介していますので、是非ご参考ください。

エンジニア採用が難しい理由についてまとめた記事はこちら
エンジニア採用が難しい7つの理由|成功する企業と苦戦する企業の違いを徹底解説

 

 

 

5│ エンジニア採用のコツ

エンジニア採用を成功させるコツ2-03-202406

難易度の高いエンジニア採用を成功させるには、次にご紹介する11のコツを意識し、採用活動に取り入れることをオススメします。

・まずはエンジニアの採用戦略を立てる
・ペルソナ設計を行い採用基準を明確にする
・自社と競合への理解を深める
・現場エンジニアと協力する
・求人票はエンジニア目線で作成する
・選考スピードを速める
・書類で判断せずできるだけ会う
・面接では候補者への動機づけを意識する
・内定者フォローをしっかり行う
・入社後の体制を整える
・未経験者や新卒採用も検討する

それぞれのコツについては、下記ブログでご紹介していますので、是非ご参考ください。

エンジニア採用のコツについてまとめた記事はこちら
エンジニア採用のコツ11選!苦戦要因と採用成功のポイントを徹底解説

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

少しでもご参考になれば幸いです。

 
 

   監修者プロフィール

mitsuhashi-03-202411三ツ橋 りさ

2006年4月、株式会社キャリアデザインセンターに入社。転職情報誌『Woman type』の編集を経て、転職サイト『女の転職type(旧・女の転職@type)』のUI/UX改善やサイトリニューアルなどに従事。13年04月~15年12月まで『女の転職type(旧・女の転職@type)』の編集長に就任。産育休を経て16年11月より転職サイト『type(旧・@type)』の編集長として復職。19年10月より2度目の産育休を取得し、21年5月に復職。21年6月からtype編集長に就任し現在に至る。

 

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   著者プロフィール

tu_favicon_03_202402type・女の転職typeマーケティングチーム

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■運営会社:株式会社キャリアデザインセンター https://cdc.type.jp/

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