人材を見抜く面接質問集88選!面接官が今すぐ使える選考別の質問例

Posted by type部(法人企業マーケティング担当) on Nov 19, 2024 9:15:00 AM

Topics: 01_採用基礎知識, 06_面接・選考

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中途採用面接は、転職者と自社とのミスマッチを防ぐためにも、転職者のスキルや志向性を見抜く適切な質問をする必要があります。

この記事では、中途採用で活用できる質問集や、転職者に聞いてはいけないNG質問をまとめているため、自社にマッチした人材の採用成功を目指してぜひご参考にしてください。

 

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   1.採用面接における面接官の3つの役割

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採用面接における面接官には、次の3つの役割があります。

①転職者の見極めを行う
②候補者の志望度を上げるための動機づけを行う
③自社の広告塔として対応する

 

面接官は、ミスマッチを防ぐために、転職者のスキルや志向性などが自社とマッチしているかを適切に見極めることが大切です。自社が求める人材と出会った際に、候補者の志望度を高める動機づけを行う役割もあるでしょう。

また、面接官は自社の顔として転職者と顔を合わせたり、話したりするため、転職者の自社に対するイメージを向上させられるように、誠実に対応することが求められます。

この記事では、①の「転職者の見極めを行う」うえで必要な質問や、面接で聞いてはいけない質問などをご紹介します。

 

 

 

 

   2.採用面接の基本的な流れ

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採用面接の基本的な流れは、次のとおりです。

①アイスブレイクと自己紹介
②企業・業務説明
③経験・スキルヒアリング
④質疑応答と締め

まずはアイスブレイクと自己紹介をして、転職者の緊張をほぐしたり、面接官自身の情報を開示したりしましょう。アイスブレイクの内容としては、時事ネタや天気の話など、面接と無関係なものにすると転職者の緊張をほぐせるかもしれません。

次に、企業・業務説明を行い、説明後は、転職者に対して経験やスキルのヒアリングをします。自社とのマッチ度を見極めるために、本音や志向性を引き出すための質問もしましょう。

ヒアリング終了後は、転職者からの質問を受ける時間を設け、転職者の疑問や不安を解消していきます。最後に、入社日の確認や選考に関する連絡の伝達などをして、採用面接は終了です。

 

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   3.採用面接の目的別の質問例

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採用面接は、転職者の志向性や入社意欲を見極められる場であるため、適切な質問をして転職者の人柄や本音を引き出すことが重要です。

採用面接では、主に次のような目的で質問を行います。

①アイスブレイク
②自己開示
③志望動機・入社意欲の確認
④人柄や志向性の見極め
⑤能力・スキルレベルの見極め
⑥退職理由の本音の把握
⑦その他

 

採用面接の目的別の質問例をまとめましたので、面接時の質問のご参考にしてください。

 

 

 

(1)アイスブレイク

初対面同士が顔を合わせた際に生じる緊張をほぐすための方法であるアイスブレイクでは、面接に関係のない質問をして、転職者の緊張をほぐしましょう。

Web面接が初めての転職者は、操作や音声などに不安がある可能性が高いため、気遣いの言葉をかけると、誠実な印象を与えられます。

・本日は何を使って来られましたか?
・当社に着くまで何分くらいかかりましたか?遠くはなかったですか?
・空調の温度は大丈夫ですか?寒くないですか?
・(Web面接時)音が聞き取りづらいなど、音声に問題はありませんか?
・(Web面接時)オンライン面接は初めてですか?分からないことがあったら聞いてください

 

 

 

(2)自己開示

面接官は、自分のことを話す「自己開示」を行うと、転職者に「本音で話してくれている」と安心感を与えられるため、親密性が増し、転職者からも本音で話してもらいやすくなります。

・私も中途入社で、勤続〇年目です。採用担当には△年前から携わっています。
・私も〇〇さんと前職が同じで、△年間勤めていたんですよ。
・私は〇〇(出来事)があって、当社に魅力を感じ入社を決めたんですよ。
・〇〇という趣味をお持ちなんですね。私も実は同じで、よく週末は〇〇に時間を使っています。

 

 

 

(3)志望動機・入社意欲の確認

転職者に志望動機や入社意欲を確認する質問をすることで、自社とのミスマッチ防止につながります。

・なぜ転職を希望しましたか?転職しようと思ったきっかけは何でしたか?
・転職先の基準として重視しているポイントと、その優先順位を教えてください
・当社以外に選考を受けられている業界や企業はありますか?また現在どの段階の選考を受けられていますか?
・当社のどのような点に魅力を感じましたか?入社後当社に期待することはどのようなことですか?
・応募された募集職種をやりたい理由は何ですか?やりたいと思ったきっかけはありますか?
・当社に入社した場合、どのような業務を担当したいですか?またどのような成果を残したいですか?
・これまでのご経験を活かして活躍できる会社は当社以外にもあるかと思いますが、他社ではなく当社をご希望された理由はありますか?
・(候補者が現職の場合は)もし現職の会社から、退職理由を解決できる提案をされた場合でも、当社に転職しますか?
・(前職と自社の業界が異なる場合)未経験の業界にチャレンジしたい理由は何ですか?

 

 

 

(4)人柄や志向性の見極め

転職者が自社の職場環境や人間関係にマッチするかを見極めるために、人柄や仕事に対する考え方、志向性を確認する質問をします。

・仕事で褒められると嬉しい点はなんですか?
・仕事をする上で大切にしていることや心がけていることはありますか?
・仕事をする上で、どのようなことにモチベーションが上がりますか?
・仕事のモチベーションを維持するために工夫していること・意識していることはありますか?
・苦手なタイプの人はいますか?またそのような方が上司や同僚にいた場合、どのように関わりますか?
・仕事であなたの価値観や志向性とは異なる人物とチームで働くことになった場合、どのようにコミュニケーションを取りますか?
・あなたの強みは何ですか?
・前職の同僚や上司、また友人からあなたについてどのような人だと言われることが多いですか?
・前職の同僚や上司はあなたについてどのように評価していると思いますか?
・(若手採用の場合)学生時代の就職活動期間はどれくらいでしたか?その当時の就職活動の軸はなんでしたか?
・1社目に入社した決め手はなんでしたか?
・(就職だけではなく)大学や学部、部活動、バイトなどそれぞれ選択してやろうと思ったきっかけは何ですか?
・現在の転職軸は何ですか?その転職軸を持つようになったきっかけや背景はありますか?
・前職に入社した後、ギャップはありましたか?そのギャップをどのように受け止め、どのように対処しましたか?
・(仕事・プライベート問わず)継続的に取り組んでいることはありますか?
・今後どのようなキャリアを築いていきたいと考えていますか?そのキャリアプランにおいて、当社ではどのようなキャリアを築きたいですか?
・5年後、10年後どのような姿になっていたいですか?そのために現在取り組んでいることはありますか?

 

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(5)能力・スキルレベルの見極め

転職者の経歴に関する質問をする際には、適切な質問ができるように、事前に履歴書や職務経歴書を読み込み、質問内容をまとめておきましょう。

・前職で経験した仕事内容は何ですか?またその経験から学んだことは何ですか?
・これまでの経歴の中で、成功した体験は何ですか?成功するために工夫したことは何ですか?
・これまでの経歴の中で、最も成長できたと感じた経験や、その時期について教えてください
・前職で会社から与えられた目標はどのようなものでしたか?どれくらいの人たちが達成していましたか?
・前職で会社から与えられた目標を達成するために取り組んだこと・工夫したことは何ですか?
・前職で会社から与えられた目標は達成できていましたか?(もし達成できていない場合)なぜ達成できなかったと思いますか?
・前職で会社から与えられた目標を達成できる人と、達成できない人はどのような違いがあったと思いますか?
・前職で会社から与えられた目標ではなく、自身で立てていた目標などはありますか?その目標を達成するために取り組んだことは何ですか?
・これまでの経歴の中で、会社から表彰されたことや抜擢された経験はありますか?またどのような点を評価されましたか?
・これまでの経歴の中で、苦戦したり挫折したことはありますか?またどのような経験で、どのように乗り越えましたか?
・チームで仕事をしたことがありますか?その中であなたの役割や、チームで仕事を円滑に進めるために工夫したことはありますか?
・マネジメントやリーダー経験はありますか?ある場合は、何人のメンバーを部下に持ち、どのような業務を経験しましたか?
・部下や後輩を持たれていたことはありますか?育成するにあたって心がけていたこと・工夫していたことはありますか?
・当社で活かせると思うご自身の強みやご経験は何ですか?またなぜそう思いますか?

 

 

 

(6)退職理由の本音の把握

転職者は、退職理由について本音を言っているとは限りません。転職者の本音を把握するために、本音を引き出す質問をしましょう。

・退職を考えるようになったきっかけや、その理由は何ですか?
・退職を考えた理由に対して、解決に向けて自ら働きかけたことや工夫したことはありますか?またその結果はどうでしたか?
・これがあれば現職に残るという条件はなんですか?
・現職で一番お世話になっている方は誰ですか?その方は転職についてなんと言っていますか?
・現在の会社で退職希望を伝えた際に、引き留められていませんか?異動・雇用条件改善の提案などされましたか?

 

 

 

(7)その他

転職者からの質問を促す言葉をかけます。逆質問の場を設けることで、転職者の入社意欲の高さや、自社とのマッチ度を改めて確認できます。

・当社側に何か質問や確認したいことなどありますか?
・当社で働くことを考えた場合に、現状何か不安な点はありますか?
・当社の会社説明・業務説明を聞いて、ギャップや気になる点はありましたか?
・最後に伝えておきたいことはありますか?

 

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   4.採用面接で聞いてはいけない7つの質問

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面接官は、採用面接で転職者に何でも聞いていいわけではありません。質問のなかには、転職者の人権を侵したり、セクハラになったりするものもあるため、注意が必要です。

具体的には、次のような項目がNGです。

①本籍・出生地
②家族に関すること(続柄、職業、学歴、収入、資産、地位など)
③生活環境・家庭環境
④住宅状況
⑤思想・宗教、支持政党や尊敬する人物
⑥入社後の結婚・出産予定
⑦容姿

 

どのような質問がNGになるのか、質問例をご紹介します。

 

 

 

(1)本籍・出生地

本籍・出生地は、転職者本人に決定権がなかったり、転職者の採用にあたり必要な情報でなかったりするため、人権を侵す質問としてNGです。

・本籍は日本国籍ですか?本籍を教えてください。
・お生まれは日本ですか?海外の○○ですか?
・ご両親の出生地、国籍を教えてください。
・○○で住まれていた以前には、どちらに住まれていましたか?

 

 

 

(2)家族に関すること(続柄、職業、学歴、収入、資産、地位など)

転職者の家族に関することや資産などは、転職者の採用と無関係な質問として、人権を侵す質問に該当します。

・あなたの家族はどちらにお勤めですか?
・あなたのご両親の年収はどれくらいですか?
・ご両親は共働きですか?
・家庭はどのような雰囲気ですか?
・あなたのお家の不動産(田畑、山林、土地)はどれくらいありますか?

 

 

 

(3)生活環境・家庭環境

生活環境や家庭環境も、転職者に決定権がなく、採用に必要な情報ではないため、NGです。

・お父様(お母様)がいないようですが、どのような事情ですか?
・お父様(お母様)が義父(義母)となっていますか、どのような事情ですか?

 

 

 

(4)住宅状況

転職者の採用にあたって、転職者の住宅状況は不要な情報であるため、質問しないようにしましょう。

・住んでいるお家は戸建てですか、マンションですか?
・あなたがお住まいの地域はどのようなところですか?

 

 

 

 

 

(5)思想・宗教、支持政党や尊敬する人物

思想や宗教などは、転職者の自由です。採用面接は、転職者が自社とマッチするかの見極めを目的として行われるため、転職者のプライベートに関する質問は避けましょう。

・尊敬している人物はいますか?
・支持されている政党はありますか?
・信条としている言葉はありますか?
・愛読している本はありますか?どんな本ですか?
・信仰されている宗教はありますか?
・あなたの家では、何新聞を読んでいますか。
・神様を信じていますか?
・先日の選挙にはいかれましたか?
・自分の生き方についてどう思いますか?
・今の社会をどのように思いますか?
・デモ運動についてどのように思いますか?参加されたことはありますか?
・普段どの新聞を読まれていますか?

 

 

 

(6)入社後の結婚・出産予定

結婚や出産の予定、恋人の有無に関する質問は、セクハラに該当する恐れがあるため、転職者に聞いてはいけません。

・結婚/出産のご予定はありますか?
・出産後も働き続けますか?
・お付き合いされている方はいますか?

 

 

 

(7)容姿

転職者の容姿に関する質問も、セクハラと捉えられる恐れがあります。

・身長はどれくらいですか?
・体重はどれくらいですか?

 

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   5.採用面接の質問で人材を見抜くコツ

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採用面接で候補者に質問する際には、下記のコツを踏まえることで人材を見抜ける可能性があります。

・採用要件を事前にしっかり定義する
・候補者が話しやすい場づくりをする
・候補者の回答を深掘りする
・経歴詐称がないか注意する

採用面接の質問で人材を見抜くコツを解説します。

 

 

 

(1)採用要件を事前にしっかり定義する

採用要件を事前にしっかりと定義して、定義した要件に沿った質問をすることが大切です。自社が求める人材、必要なスキル、経験など、採用要件をしっかりと定義しておくと、人材を見抜くための適切な質問ができるでしょう。

また、採用要件を事前に定義しておくことは、採用メンバー間の評価基準の統一にもつながるため、候補者の評価の精度を高められます。

 

 

 

(2)候補者が話しやすい場づくりをする

採用面接に臨む候補者は緊張し、上手く受け答えができなかったり、伝えたかったことが伝えられなかったりして、満足のいくものにならずに気持ちが沈んでしまうかもしれません。

候補者が採用面接で自分をしっかりと出せ、満足のいく時間となると、ポジティブな気持ちになり自社への入社意欲が上がる可能性があります。

そのため、面接官は、候補者が自身の魅力を出せるように話しやすい場づくりをすることが大切です。候補者が「話しやすい」と感じた場合、本音も引き出しやすくなるため、候補者と自社のマッチ度をはかりやすくなります。

 

 

 

(3)候補者の回答を深掘りする

候補者へ質問する際には、事務的に質疑応答を進めるのではなく、候補者の回答を深掘りすることをオススメします。候補者の回答に対して、「なぜ?」という理由や感じたこと、考えたことなどを深掘りすると、候補者の考え方や価値観をさらに見極められる可能性があります。

候補者の回答を深掘りすることはミスマッチ防止に大切ですが、深掘りすることを意識しすぎて面接の流れや時間配分を忘れないように注意してください。

 

 

 

(4)経歴詐称がないか注意する

採用面接は候補者と自社の相互理解を深め、ミスマッチを防止するために行いますが、ミスマッチを見極めるだけでなく経歴詐称がないかを見抜くことも求められます。

職歴に載っていない期間が半年以上ある場合、記載していない職歴があるかもしれません。また、スキルや経験をごまかして記載しているケースもあるでしょう。

経歴詐称を見抜くポイントは、職歴の空いている期間について質問する、スキルや経験について深掘りすることです。スキルや経験については、同じ職種やポジションの社員に質問させると、見抜ける可能性が高まります。

 

 

 

   6.採用面接を成功させるポイント

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採用面接を成功させるポイントは、面接官が転職者心理を踏まえたり、候補者体験(CX)を意識したりすることです。

 

(1)転職市況での転職者心理を踏まえる

転職市場における転職者の心理を考慮することは、面接官が中途採用面接の重要性を認識することにつながります。

転職者が企業の選考を受ける際、最初から志望度が高いというわけではありません。現在の転職市場は、新型コロナウィルスの拡大に伴い、オンライン面接が主流となっています。これにより、転職者は以前よりも気軽に興味のある企業に応募し、面接の日程調整もしやすくなりました。その結果、複数の企業に同時に応募するケースが増えています。中途採用面接の対応が志望度を左右しますので、留意しながら面接対応をすると良いでしょう。

 

(2)候補者体験(CX)を意識する

候補者経験とは、中途採用のプロセスにおいて、転職者が経験するそれぞれの段階を指します。

例えば、転職者が企業を知る段階では、「良い企業に巡り合いたい」という期待を抱き、「良い企業に巡り合えた」という経験を通して候補者の満足度が高まります。面接の段階では、「自己表現をきちんと行いたい」という期待を持ち、「自己を適切にアピールし、相互理解を深められた」という経験を通じて候補者の満足度が高まるでしょう。
候補者の経験を意識し、各段階で候補者の期待を満たすことができれば、候補者の満足度が向上し、志望度も高まりやすくなります。

 

(3)面接の各フローで動機づけを行う

中途採用面接が上手な面接官は、面接の各フローで動機づけを意識しています。

   面接の各フロー

  • ・アイスブレイク、自己紹介

  • ・企業説明と業務説明

  • ・スキルヒアリング

  • ・質疑応答と締め

動機づけは、面接が上手な面接官は無意識的に取り入れていることもありますが、心理学を活用してどなたでも行うことができます。

詳細は、以下の関連記事を参考にしていただけると幸いです。

   採用面接を成功させるノウハウの詳細はこちらの記事を参考にしてください

中途採用の面接官必見!志望度を上げる面接テクニック&質問例

 

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   7.オンライン面接を成功させるポイントとは?

コロナ流行以降、主流となったオンライン面接ですが、オンライン面接だからこそ、気を付けなければいけないポイントや、成功するためのコツがあります。

 

(1)面接開始前に待機しておく

使用ツールによっては起動までに時間がかかるケースがあるため、面接時刻より前に起動して待機し、時間になったらすぐに始められるようにしておきしょう。

オンライン面接は、オフラインと比較し、Web面談に入室してから誰も画面上に現れないと、待たされる時間が長く感じてしまいます。

候補者も不安になってしまうため、できるだけ事前に入室しておくようにしましょう。

 

 

(2)候補者が話しやすい雰囲気をつくる

候補者が話しやすい雰囲気をつくると、候補者がリラックス状態になるため、素や本来の魅力を確認できる可能性があります。

話しやすい雰囲気づくりには、アイスブレイクを取り入れましょう。アイスブレイクとは、緊張をほぐすコミュニケーションのことです。例えば、オンライン面接(Web面接)の場合、「オンライン面接は初めてですか?分からないことがあったら遠慮なく聞いてください」など面接に関係のない質問をして、候補者の緊張をほぐします。

候補者と自社とのマッチ度を正確に計るためにも、和んだ雰囲気づくりは重要です。

 

 

(3)リアクションを大きくとる

画面越しで相手の反応が読み取りにくいオンライン面接(Web面接)では、リアクションを大きくとることが成功ポイントのひとつです。

面接官がリアクションをとっているつもりでも、Webの画面上だと候補者に雰囲気が伝わりづらいケースがあります。そのため、身体全体を使って反応する、相槌を多めに打つ、常に笑顔を意識するなど、リアクションを普段よりも大きくとり、候補者に安心感を与えましょう。

 

 

(4)話すときはゆっくり落ち着いたトーンを心掛ける

オンライン面接(Web面接)は機材をとおして会話をするため、早口で喋るなどすると、候補者が内容を聞き取れないかもしれません。通信環境によっては、音声と映像がずれることも考えられます。

そのため、対面面接よりもゆっくり落ち着いたトーンを意識し、はっきりと話したり、適宜間を入れたりして聞き取りやすさを高める工夫が必要です。

 

 

(5)オンライン面接(Web面接)終了後は速やかに評価する

オンライン面接(Web面接)は、対面面接と異なり候補者の見える部分が少なく、印象に残りにくいため、面接終了後速やかに評価することをオススメします。

すぐに評価できるように、あらかじめ面接評価シートを作成しておくといいでしょう。面接評価シートは、採用担当者間の採用基準を統一できたり、人材をより的確に見極められたりするメリットがあります。

 

 

 

 

   8.まとめ

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採用面接における面接官の役割は、転職者を見極めることと動機づけを行うこと、自社の広告塔として対応することの3つです。

面接官は、転職者の入社意欲の確認や人柄、能力などを見極めるために、適切な質問をすることが求められます。質問すべき項目がある一方で、出生地に関することや家族に関することなど、NGとなる質問もあるため、NG質問をしないように注意しましょう。

採用面接を成功させるには、人材を見抜くだけでなく、動機づけを行うことも重要なポイントです。

 

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