女性のキャリア形成のために企業が取り組むべき3つの施策とは?おすすめの研修サービスなどご紹介

Topics: 16_女性活躍推進

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女性の活躍推進が政府によって促され、多くの企業が取り組みを意識したり、開始したりしていますが、具体的なサポートが分からず、女性のキャリア形成に難しさを感じている企業もいらっしゃるでしょう。

女性のキャリア形成をサポートするには、課題や女性の心理を把握することが大切です。

女性のキャリア形成に向けて、企業に求められる取り組みや女性のキャリアアップのためのサービスをご紹介します。

 

 CONTENTS

  1. 女性のキャリア形成における課題について
  2. 管理職へのキャリアアップに関する女性へのアンケート調査について
  3. 女性のキャリア形成におけるロールモデルの必要性について
  4. 女性のキャリア形成のために企業が取り組むべきこと
  5. 女性向けのキャリアアップ研修サービス5選
  6. まとめ

 

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1|女性のキャリア形成における課題について

女性のキャリア形成における課題について解説します。

 

 

1-1.日本社会でまだまだ女性活躍推進が進んでいない

男女雇用機会均等法で雇用における性別差別が禁じられていたり、男女平等が男女共同参画社会基本法でうたわれていたりしますが、日本社会ではまだまだ女性活躍推進が進んでいない状況です。

 

(1)共働き世帯における女性の家事・育児の割合

内閣府の委託調査によると、6歳未満の子をもつフルタイム就業の夫婦の家事、育児の割合は、仕事のある日、ない日に関わらず女性のほうが男性よりも多いことが分かります。

夫婦の家事分担割合

夫婦の育児分担割合

参考:令和元年度家事等の仕事のバランスに関する調査報告書概要版P8

 

また、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方については、1979年と2019年を比較すると「賛成」意見が大幅に減少し、「どちらかといえば反対」が増加しているものの、実際の家事、育児のバランスを見ると、まだまだ慣習として根強く残っていると考えられます。

「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方の意識変化

参考:令和2年版男女共同参画白書(概要) -内閣府男女共同参画局資料P7-

 

(2)女性の管理職の割合

女性の管理職の割合は、年々増加傾向にありますが、役職別に見て約8%~20%と高い割合ではありません。

女性の管理職割合の推移

参考:令和3年度雇用均等基本調査 -厚生労働省資料P6-

 

男女間の賃金格差の解消や女性の働きやすさ向上のために、2015年に女性活躍推進法が施行されましたが、現状では女性管理職の増加に向けた取り組みを行えていない企業が多いといえるでしょう。

 

 

1-2.女性が長く働く環境を整えられている企業も少ない

女性が長く働くためには、ライフイベントに左右されずに働ける環境を整備することが求められます。出産は女性にしかないライフイベントであり、必然的に育児も発生します。しかし、企業で産前産後休業や育児休業制度が整っていない場合、女性はライフイベントと仕事の両立を難しく感じ、退職を選択する方もいるでしょう。

実際に、育休を利用して出産後も継続就業している女性は約70%いますが、約30%の方は出産を機に退職しています。

出産前後の女性の就業変化

参考:育児・介護休業法の改正について -厚生労働省資料P3-(資料出所:第16回出生動向基本調査(夫婦調査))

 

妊娠や出産を機に退職した理由は、「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさで辞めた」が最も高く41.5%、次いで「家事・育児により時間を割くために辞めた」が29.2%、「勤務地や転勤の問題で仕事を続けるのが難しかった」が26.2%でした。

仕事と育児の両立が難しかった理由で最も高かったのは「自分の気力・体力がもたなそうだった(もたなかった)」で59.3%、次いで「勤務先に育児との両立を支援する雰囲気がなかった」33.3%、「制度は整備されていたが、勤務先で短時間勤務制度や残業を免除する制度などの両立できる働き方の制度を利用できそうになかった(できなかった)」が29.6%など、職場での制度利用に難しさを感じたケースも多いようです。

参考:育児・介護休業法の改正について -厚生労働省資料P3-

 

令和3年度における育児休業制度を整備している事業所の割合は、事業所規模5人以上で79.6%、30人以上で95.0%と高い割合ではありますが、すべての事業所で整備されている状況ではないことが分かります。

育児休業制度がある事業所の割合

参考:事業所調査結果概要 -厚生労働省資料P16-

 

女性が長く働き続けるためには、産育休制度を整備するだけでなく、制度の利用しやすさを向上させたり、復職しやすい環境を整えたりすることが重要といえるでしょう。

 

 

1-3.女性自身がキャリアアップできると思っていない

出産後に職場復帰した女性が、短時間勤務や育児などを理由に責任の軽い仕事を任されるなどして出世コースから外され、昇進や昇給が難しくなる状況のことをマミートラックといいます。

公益財団法人21世紀職業財団の調査によると、女性の46.6%がマミートラックを感じており、職場復帰後にキャリアアップに関する期待が薄れる状況になりやすいことが分かります。また、総合職の女性に注目すると、一皮むける経験がない方のほうがキャリアの展望がないと感じている傾向です。

女性のマミートラックの状況

参考:~ともにキャリアを形成するために~子どものいるミレニアル世代夫婦のキャリア意識に関する調査研究P27

 

企業の職場復帰者への対応によって、キャリアアップへの展望がもてなくなる女性が多くいるといえるでしょう。

 

 

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2|管理職へのキャリアアップに関する女性へのアンケート調査について

弊社の転職サービス「女の転職type」会員に管理職に関するアンケートを行なったところ、管理職になりたい女性の割合は39.1%、なりたくない割合は54.9%と、管理職になりたくない女性のほうが多いことが分かりました。

管理職になりたいと思う女性の割合

※アンケート実施期間:2021年6月4日~6月17日
※有効回答数:864名
※調査方法:女の転職type会員に対してWeb上で調査

 

管理職になりたい理由は、「自身の成長に繋がる」が78.7%と最も高く、次いで「キャリアの幅が広がる」が72.2%、「給与が上がる」が67.7%で、成長意欲があることが分かります。

女性が管理職になりたい理由

 

一方で、管理職になりたくない理由は「責任が重くなる」が68.6%、「残業時間が増えそう」が50.8%、「自分にできる自信がない」が50.3%と、管理職に対する不安やマイナスイメージがうかがえました。また、「その他」の回答として「家庭との両立が不安」という声もあがっています。

女性が管理職になりたくない理由

 

 

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1.働く女性の管理職に関する本音
  -管理職になりたい?なりたくない?その理由について
  -管理職になってよかったこと・よくなかったこと
2.管理職になりたい気持ちに影響する要因とは
3.問題視されている日本企業の管理職における女性比率の低さについて
4.今企業が取り組むべきこととは
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3|女性のキャリア形成におけるロールモデルの必要性について

前述した弊社の同アンケートで、「尊敬できる女性管理職の有無が管理職になりたい気持ちに影響するか」を尋ねたところ、「とても影響がある」が25.1%、「やや影響がある」が31.4%と、過半数を超える女性が「影響する」と答える結果となりました。

女性管理職の有無が女性の管理職になりたい気持ちに与える影響

また、自分の職場に尊敬できる上司がいるかを尋ねると、管理職に「頑張ってなりたい」と答えた女性の40.0%が「いる」と答え、「機会があればなりたい」や「あまりなりたくない」と比較して高い数値であることが分かります。

尊敬できる女性の上司がいる割合

以上のアンケート結果から、自社に女性のロールモデルがいることが女性社員のキャリア形成意欲を高めるといえるため、女性のキャリア形成にはロールモデルが必要といえるでしょう。

 

 

 

 

4|女性のキャリア形成のために企業が取り組むべきこと

企業は、女性のキャリア形成のためにまず自社の女性活躍状況と課題を把握することが求められます。把握した課題に応じて、それぞれ対策を講じていきましょう。

女性のキャリア形成のために企業が取り組むべきことを解説します。

 

 

4-1.自社内の意識を変える

女性がキャリア形成をしづらい要因には、自社に古くからある意識や、男性管理職の考え方などが関わっています。例えば、「管理職は残業をして当たり前」「女性管理職の必要性を感じない」など、女性が管理職に対してマイナスなイメージを抱いたり、管理職を目指しづらかったりする環境であった場合、キャリアアップをしたいと思えないでしょう。

そのため、管理職が働きやすい環境になっているか、男性管理職が男女平等の意識をもっているかを確認し、課題解消に努めることが大切です。また、管理職に対する女性の意識も変えるために、管理職になると得られるスキルややりがいなどを伝えたり、自分の能力を把握できるように上司から評価をFBしたりしましょう。

 

 

4-2.女性のキャリア形成をサポートする

女性がキャリア形成について前向きに考えたり、実際に目指したりできるように、サポート体制を整えましょう。例えば、キャリアプランを一緒に考えたり、スキルアップ研修を行なったり、働き方に変化があった場合にも、ワークライフバランスを保てるよう「リモートワーク」や「短時間勤務制度」を導入したりして、キャリア形成しながら長く働ける環境を構築していきます。

また、女性の精神面のサポートも重要です。女性は、体力的な問題や家庭との両立、人間関係など、ストレスの種類が男性よりも多様といわれています。そのため、定期的なストレスチェックの実施や相談窓口の設置、上司へ気軽に相談できるように日頃のコミュニケーションを密に取るなど、悩みを相談しやすい環境にすることも求められます。

 

 

 

 

4-3.女性のロールモデルを作る

企業は、女性のロールモデルを作るようにしましょう。前述のアンケートから、尊敬できる女性管理職がいる場合、管理職を目指そうとする女性が増えることが分かります。

女性のロールモデルがいる場合、女性社員は「自分が長く働いたときの姿」「管理職になった姿」をイメージしやすくなるるため、具体的なキャリア形成につながり、キャリアアップを目指してくれるかもしれません。

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5|女性向けのキャリアアップ研修サービス5選

女性のキャリア形成を促進するため、女性向けのキャリアアップ研修サービスをご紹介します。

※記載している情報は2023年1月現在の情報です。

 

 

5-1.公益財団法人日本生産性本部

(1)運営法人

公益財団法人日本生産性本部

 

(2)サイトURL

https://www.jpc-net.jp/seminar/theme/

 

(3)特徴

公益財団法人日本生産性本部は、女性のためのキャリアアップ研修を実施しており、仕事だけでなくプライベートの面からもキャリアビジョンを描けるようにしています。オフライン、オンラインともに開催しているため、時間や場所の制約を受けづらく、参加しやすいでしょう。

女性管理職や、管理職候補向けのスキルアップ研修などもあるため、女性管理職のスキルアップを促せたり、女性管理職を増やせたりするかもしれません。

 

 

5-2.株式会社リスキル

(1)運営企業

株式会社リスキル

 

(2)サイトURL

https://www.recurrent.jp/

 

(3)特徴

経験豊富な講師が実施するリスキルの研修は、講師満足度が平均4.69(5段階)と高水準を出しています。また、研修準備のサポートをしてくれたり、無料の研修管理システムに研修の実施情報が残ったりするため、研修の実施や管理に関する手間を省けるでしょう。

女性向けのリーダー研修や管理職研修、キャリアアップ促進研修など、オンライン開催もある豊富な女性向けの研修は、女性社員のスキルアップやキャリアアップに役立てられる可能性があります。

 

 

5-3.株式会社インソース

(1)運営企業

 株式会社インソース

 

(2)サイトURL

https://www.insource.co.jp/kyoiku/keitoubetukenshu_top.html

 

(3)特徴

株式会社インソースが提供する研修は、受講者の声で「大変理解できた・理解できた」「大変良かった・良かった」の項目がともに100%の研修もあるほど、内容や講師の評価が高いです。

女性向けのキャリアアップ研修や女性リーダー研修、女性管理職向け、候補者向けの研修など、さまざまな女性向けの研修があるため、適切な研修を受講させて女性のキャリアアップを図るといいでしょう。

 

 

5-4.SMBCコンサルティング株式会社

(1)運営企業

SMBCコンサルティング株式会社

 

(2)サイトURL

https://www.smbcc-education.jp/index.html

 

(3)特徴

SMBCコンサルティング株式会社が開催するSMBCビジネスセミナーは、年間3000講座以上と豊富で、女性のためのライフキャリアセミナーやスキルアップセミナー、女性リーダー向けのセミナーなど女性向けの講座も多くあります。

企業の要望に応じてカスタマイズした研修の実施や、動画を反復視聴できる定額制のWebセミナーの提供をしているため、企業に合ったサービスが見つかるかもしれません。

 

 

5-5.バヅクリ株式会社

(1)運営企業

バヅクリ株式会社

 

(2)サイトURL

https://buzzkuri.com/programs

 

(3)特徴

バヅクリ株式会社が提供するオンラインの研修や社内イベントは、導入社数500社超の実績があります。女性のキャリア形成に関する研修は、キャリアデザイン研修やキャリアアップに関する対話イベントなどがあり、それぞれプログラム構成や必要な物が記載されているため研修内容が分かりやすいです。

導入プランは3通りで、料金や受講プログラム、受講プログラム回数などに違いがあるため、自社の予算や研修を行う目的などから検討することをオススメします。

 

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1.働く女性の管理職に関する本音
  -管理職になりたい?なりたくない?その理由について
  -管理職になってよかったこと・よくなかったこと
2.管理職になりたい気持ちに影響する要因とは
3.問題視されている日本企業の管理職における女性比率の低さについて
4.今企業が取り組むべきこととは
資料をダウンロードする >

 

 

 

 

6|まとめ

女性のキャリア形成における課題としては、女性の家事・育児の負担割合が大きいことや、企業の育休制度などが整っていないこと、マミートラックがあることが挙げられます。

女性のキャリアを形成するには、女性がキャリアアップしたいと思えるように社内の意識改革を行なったり、働きやすい環境を整えたりすることが大切です。また、女性は男性よりもストレスの種類が多いといわれているため、精神面のサポートも意識しましょう。

ご紹介した女性向けのキャリアアップ研修サービスの利用も検討しながら、女性のキャリア形成を図っていきましょう。

 

いかがでしたか。今回は女性のキャリア育成に向けた企業の取り組みについておまとめさせていただきましたが、女性の活躍推進のために女性社員の比率を増やしていきたい・活躍している女性のロールモデルを作っていくために、即戦力となる女性を採用していきたいという企業様もいらっしゃるかと思います。

弊社が、女性の正社員・契約社員の採用に強い日本最大級の女性採用向け転職サイト「女の転職type」を運営しております。もし女性採用に関してお悩みのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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