新型コロナウイルスの第6波が懸念される中、3回目のワクチン接種が12月1日より始まる予定です。ウィズコロナの生活様式も定着してきた昨今、各企業のコロナ禍での中途採用活動について第4回目となるアンケート調査を実施いたしましたので、今回の記事でご紹介いたします。少しでもご参考になれば幸いです。
💡【type&女の転職type】中途採用活動状況調査レポート
▼この資料ではこんなことをご紹介しています 1.中途採用活動やリモートワーク、オンライン面接の実施率 2.採用中の職種やポジション、採用単価、採用目標と実績 3.面接方法や選考期間、採用課題や対策への取り組み |
目次
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1│ 調査概要 |
アンケート実施期間:2021年10月12日(火)~2021年11月8日(月)
有効回答数:113社
調査方法:採用ご担当者様を対象にWeb上、メール配信により調査
1-1 リモートワーク実施状況 |
1-1 丨Point リモートワークは全体で62%の企業が実施中 内訳としては「一部リモートワーク」が51%と大半を占めており、出社とリモートワークを併用している企業が多い結果が得られた。 業界別ではIT・通信業界のリモートワーク実施率が「完全リモートワーク」18%、「一部リモートワーク」71%、合わせて89%と特に高い割合を占めていた一方で、IT業界以外では「完全出社」が56%と、出社率が高まっていることがわかる。 |
リモートワーク率:62%
前回調査時(2021年5月)と比較して「一部リモートワーク」の回答が9%下がり、「完全出社」が10%上がる結果に。
リモートワーク率:89%
前回と比較して「完全リモートワーク」は8%下がり、「完全出社」が8%増の結果に。
リモートワーク率:44%
前回は回答が得られなかった「完全リモートワーク」が6%に。「完全出社」も前回と比較して7%増加。
1-2 採用予算について |
1-2 丨Point 採用予算は「変化なし」が過半数を占める中で、「少なくなった」よりも「多くなった」の回答が多い割合を占めた 特に、IT・通信業界において「多くなった」と回答した企業が全体の結果を4ポイント上回る31%の結果であった。 |
多くなった:27%
多くなった:31%
多くなった25%
1-3 中途採用実施状況 |
1-3 丨Point 88%の企業が「採用している」と回答 業界別ではIT・通信業界で「採用している」と回答した企業が93%と高く、採用中企業が多い傾向がつかめた。 |
採用している:88%
前回と比較して「採用している」の回答が5%増加。
採用している:93%
前回と比較して「採用している」が5%増加
採用している:84%
前回と比較して「採用している」が6%増加。
💡【type&女の転職type】中途採用活動状況調査レポート
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2│ 現在「採用している」と回答した企業の結果 |
有効回答数:99社
2-1 採用手法 |
2-1 丨Point 活用中の採用手法は「求人サイト(掲載型)」が77%と最も高い割合を占める 業界別ではIT・通信業界において「求人サイト(掲載型)」の割合が全体と比べてやや下がり、「人材紹介」と「リファラル(知人紹介)」の割合が上がっている。 |
求人サイト(掲載型):77%
前回と比較して特に増加が目立つのは、「求人サイト(掲載型)」、「リファラル(知人紹介)」、「転職イベント」がそれぞれ10%ほど増加。転職イベントの割合増加に関しては、オンラインイベントの普及や、感染拡大の落ち着きと共にリアルイベント出展へのハードルが下がったことが考えられる。
求人サイト(掲載型):64%
前回と比較して「求人サイト(掲載型)」、「人材紹介」、「リファラル(知人紹介)」、「転職イベント」がおよそ10%増加。
求人サイト(掲載型):86%
前回と比較して「求人サイト(掲載型)」、「ハローワーク」がおよそ10%増加。
2-2 採用職種とポジション |
2-2 丨Point 採用職種では「エンジニア経験者」と回答した企業が最も多く50%を占める ポジションは「メンバークラス(若手)」が最も多く77%、次点が「メンバークラス(若手)」が73%の結果に 業界別ではIT・通信業界で「エンジニア経験者」の回答が86%と圧倒的に高く、次点が「営業経験者」、その次が「エンジニア未経験者」と続いた。ポジションでは、全体と比率が逆転し、「メンバークラス(中堅)」が77%と最も高く、次点が「メンバークラス(若手)」で74%であった。 IT・通信業界以外では「営業経験者」が一番高い53%を占め、次点が「営業未経験者」、その次が「エンジニア経験者」の回答であった。ポジションは「メンバークラス(若手)」が最も多く79%、次点が「メンバークラス(若手)」が70%の結果であった。 |
エンジニア経験者:50%
前回と比較して「エンジニア経験者」が12%下がり、「営業経験者」が19%増加。
メンバークラス(若手):77%
ポジションで占める割合は前回とあまり変化が見られなかった。
エンジニア経験者:86%
前回と比較して「エンジニア経験者」の割合が10%下がり、「営業経験者」が20%増加。
メンバークラス(中堅):76%
前回と比較して、「メンバークラス(中堅)」が20%下がり、「メンバークラス(若手)」が21%増加。エンジニア経験者募集の中でも、経験浅めな層もOKとする企業が増えていることが予測される。
営業経験者:53%
前回と比較して「営業経験者」が16%、「営業未経験者」が8%増加し、エンジニア経験者は8%減少。
メンバークラス(若手):79%
前回と比較して「メンバークラス(若手)」が5%下がり、「メンバークラス(中堅)」が11%増加。
2-3 採用単価の変化と実績 |
2-3 丨Point 採用単価についてはエンジニア経験者、エンジニア未経験者共に、変化なしが過半数を占めた。 中でも、エンジニア経験者の回答においては、「高くなった」の回答が35%と、「低くなった」の回答を25ポイント上回った。実績を見てもエンジニア経験者は「80万」以上の回答が52%と過半数を占め、採用難易度の高さが由来している背景が伺える。 |
高くなった:35%
高くなった:13%
2-4 採用課題 |
2-4 丨Point 採用課題は「応募は集まるが、ターゲット人材からの応募獲得に苦戦」の回答が57%と最も高い結果に 業界別に見ても、全体と同様に「応募は集まるが、ターゲット人材からの獲得に苦戦」が最も多く、次点も「応募獲得に苦戦している」とあり、全体で応募に課題を感じている企業が多いことがわかる。 |
応募は集まるが、ターゲット人材からの応募獲得に苦戦:57%
前回と比較して特に「面接のドタキャンが多い」の回答が10%増加。
応募は集まるが、ターゲット人材からの応募獲得に苦戦:62%
前回と比較して「応募時獲得に苦戦」が7%減少。
応募は集まるが、ターゲット人材からの応募獲得に苦戦:53%
前回と比較して「応募獲得に苦戦」が13%、「面接のドタキャンが多い」が8%、「内定辞退が多い」が9%増加。
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2-5 中途採用活動状況の変化 |
2-5 丨Point 「採用が難しいと感じている」の回答が39% 「以前より採用がしやすくなった」の回答を22ポイント上回り、コロナ禍での採用が難しいと感じている企業が増加傾向にあることがわかる。
■採用が難しいと感じる理由 ■採用がしやすくなったと感じる理由
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採用が難しいと感じている:39%
前回と比較して「変化なし」が9%減少し、「採用が難しいと感じている」企業割合が11%増加。
採用が難しいと感じている:41%
「変化なし」が18%減少し、「採用が難しいと感じている」が19%増加。
採用が難しいと感じている:39%
前回と比較して各項目の割合に変化はあまり見られなかった。
2-6 面接方法 |
2-6 丨Point オンライン面接を導入している企業は81% なかでも「一部オンライン面接導入」の回答が64%と最も多く、対面面接と併用しながら選考を行っている企業が多い結果が得られた。 業界別ではIT・通信業界がオンライン面接実施率が88%なのに対し、IT・通信業界以外はオンライン面接実施率が75%と対面面接のみの割合がより高い傾向がみられた。 |
オンライン面接実施率:81%
前回と比較してそれぞれの比率の差はあまりみられなかった。
オンライン面接実施率:88%
前回と比較してそれぞれの比率の差はあまりみられなかった。
オンライン面接実施率:75%
前回と比較して、回答が得られなかった「完全オンライン面接を実施」が14%増加し、「対面面接のみ」が9%減少。
2-7 選考期間の変化 |
2-7 丨Point オンライン面接の導入が選考期間の短縮につながったとの回答が31%を占め、ポジティブに作用している企業が多い結果が得られた 特にIT・通信業界では「長くなった」の回答が無く、「短くなった」の回答が43%を占めた。 |
短くなった:31%
前回と比較して「変化なし」が9%減少し、「短くなった」が10%増加。
短くなった:43%
前回と比較して「変化なし」が17%減少し、「短くなった」が17%増加。
短くなった:23%
前回と比較して「長くなった」が3%、「変化なし」が6%減少し、「短くなった」が9%増加。
2-8 辞退やドタキャンの変化 |
2-8 丨Point オンライン面接の導入により辞退やドタキャンが増えた企業が17% 「変化なし」が76%と過半数を占めた一方、「少なくなった」と回答した企業は7%にとどまり、「多くなった」と回答した企業が17%とネガティブに作用した企業が一定数見られた。
■ドタキャンが多くなった要因 ■ドタキャンが少なくなった要因
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多くなった:17%
前回と比較して「少なくなった」の回答が12%減少し、「多くなった」の回答が11%増加。
多くなった:14%
前回と比較して「少なくなった」の回答が9%減少し、「多くなった」が7%増加。
多くなった:18%
前回と比較して「少なくなった」が13%減少し、「多くなった」が13%増加。
2-9 応募から内定だしまでの平均期間 |
2-9 丨Point 応募から内定出しまで1ヶ月以内に完結している企業が93% 中でも最も多いのは「2週間以内」の企業で36%を占める。「1か月以上」かかっている企業は6%と少なく、スピード重視の選考を行っている企業が多い。 |
1週間以内~1か月以内:93%
前回と比較して「3週間以内」が11%減少し、「1ヶ月以内」が15%増加。
1週間以内~1か月以内:96%
前回と比較して「3週間以内」が9%減少し、「1ヶ月以内」が16%増加。
1週間以内~1か月以内:92%
前回と比較して「1週間以内」が7%、「3週間以内」が12%減少し、「1ヶ月以内」が14%増加。
3│ 現在「採用していない」と回答した企業の結果 |
有効回答数:14社
3-1 今後の中途採用活動について |
3-1 丨Point 中途採用を行っていない背景は「充足している為」が71%と過半数を占める 「業績悪化による採用縮小」の回答は14%にとどまり、「その他」の回答では「景気の見通しが立たないため」といった意見が得られた。 今後の中途採用活動見込みは「2022年上半期」「2022年下半期」の回答合わせて21%に留まる 「再開予定なし」が43%と最も多く、「未定」の回答も36%であった。 採用再開示の募集予定職種は「エンジニア経験者」が最も多く、43%を占める 「未定」の回答を除くと次点で「バックオフィス経験者」と「営業経験者」が14%といずれも経験者を求める回答が上位であった。 |
充足しているため:71%
2022年内:21%
エンジニア経験者:43%
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