エンジニア採用で採用方法に関わらず企業が取り組むべきことーSNS活用、面接官とのすり合わせなどー

 

 

前回の記事では、採用手法を選定するときに気をつけるポイントや、各採用手法のメリット・デメリットをご紹介いたしました。

今回の記事では多様化している採用手法に関わらず、採用成功に向けて取り組んでいただきたい、活用いただきたい工夫点について3つの軸よりご紹介いたします。

是非、ご参考ください。

 

目次

 
 
 

 

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1.転職者への情報発信 

まずはじめにお伝えしたいのが転職者への情報発信についてです。

というのも、転職者は興味を持った会社について求人票を見た上でさらにその会社がどんな会社なのかHPやSNS、口コミサイトなど様々なツールを駆使して情報収集を行います。

 

そのため、求人情報以外に転職者が情報収集を行えるようなツールを用意していただくことをオススメします。

以下、「自社での情報発信」と「第三者視点での情報発信」この2つの視点でツールとポイントについてご紹介します。

 

 

 

■自社からの情報発信

・自社のHP

・中途採用情報ページ

・Twitter、FacebookなどのSNS、ブログ

 

<自社のHP>

HPは転職者が必ず確認するといっても過言では無いでしょう。

なので、作成したきりで更新しておらず情報が古いなどの状態はなるべく避けていただきたいです。

会社の印象を左右しますので、定期的に見直して更新していただくことをオススメいたします。

 

また、転職者は転職活動を進めていく中で同業他社も検討しているケースがほとんどです。

HP上でも自社の魅力を伝え、他社と差別化できるように、企業理念や、ミッション・ビジョン・バリューを伝えるページを作成したりなど、ただ企業情報を載せるだけでなく会社のカラーが伝わるようなHPにするとよりよいかと思います。

 

 

<中途採用情報ページ>

HPには採用ページも是非作成していただきたいです。

募集している職種の情報だけでなく、働いている社員の声や転職者からよくある質問をまとめたページなども作り、誰とどんな風に働くのかイメージが湧きやすいサイトにしていただくといいでしょう。

採用ページについては無料で作れるサービスを展開している会社などもあるので是非チェックしてみてください。

 

参考:当社の中途採用情報ページ(株式会社キャリアデザインセンター中途採用情報ページ

 

 

 

<Twitter、FacebookなどのSNS、ブログ>

若手のみならず、最近では多くの人がSNS、ブログを活用しています。

ビジネス用のアカウントを作成し情報収集を行っている人も多いため、運用に余裕があれば会社のアカウントを作成いただき、HPなどには載せきれない日常のより些細な情報を発信していただくのもオススメです。SNSは既存社員同士の交流の場にもなります。

 

また、SNSやブログを活用することによって今転職を考えていない層にも自然とアプローチすることができます。

SNSやブログで発信した情報は身近に感じてもらいやすく、会社のファン作りにも効果的です。

 

 

■第三者視点での情報発信

 

<Webマガジンに記事を掲載>

第三者が作成した記事はより客観的な情報として読み手に伝わります。

様々な層に向けて各社Webマガジンを出しているので、自社の採用ターゲットと近しい層が読者のWebマガジンにインタビュー記事や自社の商品紹介、会社の取り組みなど、伝えたいトピックスを記事にしてもらい掲載するとよいでしょう。

 

当社であれば、

・エンジニア向けWebマガジン「エンジニアtype

・女性向けWebマガジン「Woman type

・20代(営業職)向けWebマガジン「20's type

上記3つのWebマガジンを展開しています。

 

 

情報においては、発信されているそれぞれの言っていることが異なっていると、かえって転職者に不信感を抱かせる要因となる場合もありますので、整合性が取れているかどうかについてもお気をつけください。

 

 

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2.志望度に大きく作用する面接

以前の記事、中小IT企業がエンジニア採用を始める前に準備すべきこと(3)「採用に関する知識をつける」の中でもお伝えしましたが、当社が独自に行ったアンケート調査の結果では志望度が上がった理由の一位が「面接官が好印象(67.8%)」でした。

さらに、面接で志望度が上がり入社を決めたという人が52%おり、過半数を占める結果がでています。

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一方で志望度が下がった理由の一位は「面接官の印象が悪い(67.2%)」が最多であり、転職者にとって「面接官=会社」に直結しますので面接への取り組みはしっかりと行っていただきたいポイントです。

以下のNGパターンにお気をつけください。

job interview_2

 

「3.社内の協力体制」でも面接官に対して行っていただきたい働きかけについてご紹介いたしますが、人事の方が転職者と面接を組む時のやり取りにおいても、転職者から会社に対していい印象を持っていただけるように工夫していただきたいです。

以下は私が営業時代に実際にお客様にご案内していた内容です。ご参考ください。

 

 

■面接日程について

1. 面接の日程は転職者の希望に合わせて設定する

面接日程を会社都合で設定すると、志望度が低下する可能性が高まります。

出来る限り転職者都合で面接日を設定し面接への来社率を向上させましょう。

また、シフト制で働いていて出勤時間が遅い日のことがある販売サービス職の方や、深夜勤務のある職業で働いている方の面接の時間はなるべく午後以降で組んでいただくと転職者の負担が軽減します。

 

2. 応募からなるべく早い日程で面接を実施する

転職者は複数社応募をしている方がほとんどですので他社の選考がどんどん先に進むと辞退率も高まります。なるべく辞退される可能性を下げるためにも出来る限り早めの日程で面接設定をしましょう。応募直後は転職意欲も高いです。

もし、転職者の面接希望日が2週間以上先などの場合は夜間面接や土日面接・Skype面接なども検討しましょう。

 

■面接案内方法について

1. 面接調整の案内は事務的に連絡をするのではなく動機づけを意識する

面接案内文も工夫することで、来社前に印象を良くする事ができます。

以下の内容を記載してのご案内をおすすめいたします。

・転職者のどこに興味を持ったのか[具体的に]伝える

・面接の詳細(面接時間 / 場所 / 持ち物 / 面接官 / 面接内容)

・会いたい旨を伝える

 

2. 面接前にはリマインドの電話をする

面接の前日にはリマインドの連絡をしましょう。

メールのリマインドもいいですが転職者が複数社とやり取りをしている場合はメールの受信量が多く、リマインドメールが埋もれてしまう可能性がありますのでなるべく電話で面接来社可否を確認しましょう。

直接話し、楽しみにしていることや会いたいことを伝えていただくことでドタキャン防止にも繋がります。

 

 

 

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3.社内の協力体制

「2.志望度に大きく作用する面接」にて面接官が志望度に大きく影響を与えることをお伝えいたしました。

社内全体で協力して選考に望んでいただく体制を整えていただくことが望ましく、以下当社が行っている取り組みについてご紹介します。

 

 

■面接の前に実施していること

採用担当者と面接官でキックオフ

まず、面接官全員を集めて以下の内容をFBしています。

・現在の採用マーケット状況(売り手市場、どれくらいの有効求人倍率か)

・採用目的とどのような人材を採用したいか

・採用手法(媒体、紹介、ダイレクトリクルーティング、HP、SNSの活用など)

・選考ごとの評価基準(1次面接での見極めポイント、2次面接での見極めポイント、動機づけをどこで行うかなど)

目線のすり合わせをはじめに行うことで面接官ごとに評価基準がずれるなどの個人差を防ぎます。

 

面接前に候補者について詳細FB

実際に面接する前には、選考状況に応じて以下内容をFBします。

1次面接:履歴書を元に、どういった理由で書類選考が通ったのかのFB、見極めポイントのおさらい

2次面接(最終面接):履歴書に加え、1次面接通過理由、1次面接後の候補者の様子、2次面接での見極めポイントのおさらい、動機づけ

 

■選考中に実施していること

社員面談の実施

転職者の希望に応じて、選考とは関係の無い社員との面談を実施しています。

入社後のギャップが無い様に実際に働いている中途入社の社員と会ってもらうことで、働くイメージを持ってもらいやすくしたり、不安を解消し動機付けを強めています。

面談を実施する際も面接前と同様に転職者がどんな人でどういう話をしてもらいたいかを面談者には伝えて実施をしています。

 

 

いかがでしょうか。

転職者の情報収集の手段が多様化している今、さまざまなメディア、ツールを組み合わせて活用することが重要になっています。

出来そうなことから少しずつ取り組んでいただき、採用成功に繋げていただければと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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