採用代行(RPO)とは、企業の採用業務を外部の企業が代行するサービスのことで、採用担当者の負担が軽減するメリットがあります。
採用代行(RPO)を成功させるには、自社に合ったサービス業者を選んだり、委託する業務を明確にしたりすることが重要です。
採用代行(RPO)のメリット・デメリット、おすすめサービス、料金システムと活用のポイントを解説します。
目次
- 1-1 採用代行(RPO)が注目されている背景
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2-1 採用力が向上する
2-2 採用担当者の負担を軽減できる
2-3 人件費や採用コストの削減につながる -
3-1 社内で採用ノウハウが蓄積されにくい
3-2 ミスマッチが起きる可能性がある
3-3 コストや工数がかかる -
4-1 採用代行(RPO)の費用相場
4-2 採用代行(RPO)の料金システム -
5-1 総合型
5-2 エンジニア採用に強み
5-3 スカウトの代行に強み
5-4 コンサルティングに強み
5-5 新卒採用に強み -
6-1 採用計画の立案
6-2 募集
6-3 応募受付
6-4 DM・スカウト配信
6-5 面接業務代行
6-6 内定・入社 -
7-1 依頼する業務範囲を明確にする
7-2 求める人物像やスキルを明確にする
7-3 支援実績を確認し、自社との相性を見極める
7-4 委託業者と情報を共有する体制づくりをする
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1.採用代行(RPO)とは? |
採用代行とは、企業の採用業務を外部の企業が代行するサービスのことです。採用代行は、「RPO(Recruitment Process Outsourcing)」や「採用アウトソーシング」と呼ばれることもあります。
採用代行(RPO)の起源は、1970年代のアメリカで生まれた事務代行サービスだといわれています。1980年代に労務、給与計算などまでサービスの範囲が広がり、採用業務を代行する企業も現れました。2000年代には日本企業も導入していき、現在では人材紹介サービスとともに採用代行(RPO)を行う企業や、採用代行(RPO)専門でサービスを提供している企業があります。
(1)採用代行(RPO)が注目されている背景
採用代行(RPO)が注目されている背景として、雇用の流動化や採用手法の多様化が挙げられます。売り手市場や働き方の多様化によって働く方の転職に対するハードルが下がっている現代では、ひとつの企業に多くの応募が集まることも少なくありません。
一方で、応募が集中すると、採用担当者に応募者管理や対応などの手間が発生するため、対応するリソースが足りていない企業は担当者の業務過多となり、適切な採用活動をできない可能性が高いです。また、応募があっても他社に流れてしまった場合、採用活動が長期化して疲弊するリスクもあるでしょう。
多様な採用手法も、採用担当者の負担となる恐れがあります。自社や求職者に合った採用手法を取り入れることが採用成功につながりますが、初めて試す手法は効果を測定し、分析する手間がかかります。
採用業務を外部委託できる採用代行(RPO)は、採用担当者の負担や手間を軽減し、コア業務に専念できる状況をつくり出せるため、多くの企業から採用代行(RPO)が注目を集めています。
2.採用代行(RPO)のメリット |
採用代行(RPO)には、次のようなメリットがあります。
・採用力が向上する ・採用担当者の負担を軽減できる ・人件費や採用コストの削減につながる |
採用代行(RPO)のメリットを解説します。
(1)採用力が向上する
採用代行(RPO)を活用すると、自社の採用力が向上する可能性があります。採用代行(RPO)のサービス業者は、さまざまな企業の採用業務を代行しているため、採用ノウハウが蓄積されています。
多数の採用経験や採用ノウハウを業者に活かしてもらえれば、適切な採用手法の選定や課題解決につながり、採用目標を達成できるかもしれません。
ただ業者に採用代行してもらうのではなく、ノウハウを共有してもらうなどして自社に取り入れられた場合、自社の採用力の向上も期待できます。
(2)採用担当者の負担を軽減できる
採用担当者が少なかったり、ほかの業務と兼業していたりする場合は、採用代行(RPO)を利用することで、採用担当者の負担軽減につながります。
採用業務は、応募者の管理・対応、書類選考、面接、日程調整など多岐にわたるため、リソースが足りていないと採用担当者の負担が大きくなり、求職者への対応が疎かになる、コア業務に集中できないといった事態に陥りかねません。
採用代行(RPO)に採用業務を委託できれば、採用担当者の業務負担を減らせるだけでなく、面接などのコア業務に注力できるため、採用活動の質も高められます。
(3)人件費や採用コストの削減につながる
採用代行(RPO)を利用すると、採用活動に関する人件費やコストを削減できる可能性があります。採用業務の担当者が足りないからと採用担当者を増やすよりも、採用代行(RPO)を活用したほうが人件費がかからないケースが多いです。
また、採用ノウハウが豊富な採用代行(RPO)に業務を委託できた場合、採用業務を効率的に進めていけるため、採用コストも削減できるでしょう。
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3.採用代行(RPO)のデメリット |
採用担当者の負担軽減や、コスト削減につながる採用代行(RPO)には、デメリットもあります。
下記3つのデメリットについて解説します。
・社内で採用ノウハウが蓄積されにくい ・ミスマッチが起きる可能性がある ・コストや工数がかかる |
(1)社内で採用ノウハウが蓄積されにくい
採用活動を採用代行(RPO)業者に任せきりになると、社内で採用ノウハウが蓄積されにくいです。例えば、面接などのコア業務を採用代行(RPO)業者に委託する場合、ノウハウを共有してもらう場を作ったり連絡をとったりしなければ、自社にはノウハウが蓄積されず、自社のみの採用活動に活かせません。
自社の採用力を高め、継続していくには、業者と積極的にコミュニケーションをとり、ノウハウの共有やアドバイスをもらうことが大切です。
(2)ミスマッチが起きる可能性がある
採用代行(RPO)業者と自社が求める人物像の認識が合っていないと、ミスマッチが起きる恐れがあります。ミスマッチ採用した場合、採用コストが無駄になってしまうため、採用代行(RPO)業者と求める人材の認識を一致させておきましょう。
特に、書類選考や面接などのコア業務を任せる場合は注意が必要です。
(3)コストや工数がかかる
採用代行(RPO)業者を適切に選べなかったり、擦り合わせができなかったりすると、採用コストや工数がかさむ可能性があります。採用代行(RPO)業者によって料金や業務内容はさまざまなため、各業者の料金や特徴を把握できていない場合、想定より高額になった、任せられる業務が少なくて自社の工数が増えてしまったという事態になりかねません。
採用代行(RPO)業者と事前に担当業務の擦り合わせができていない場合も、任せた覚えがない業務の料金を請求されるなどして、思いどおりの採用活動ができないでしょう。
4.採用代行(RPO)の費用相場と料金システム |
採用代行(RPO)の業務内容ごとの費用相場と、料金システムをご紹介します。
(1)採用代行(RPO)の費用相場
採用代行(RPO)の業務内容ごとの費用相場を表にまとめました。
業務内容 | 費用相場 |
選考日程調整 | 月5万円~ |
スカウト配信 | 月3万円~ |
媒体管理 | 月5万円~70万円 |
面接実施 | 1回1万円 |
面接評価シートの作成 | 1回3千円 |
合否連絡 | 月2万円~ |
内定通知書発送 | 月2万円~ |
上表はあくまで目安としてご参考にしてください。
採用代行(RPO)業者によって料金設定は異なり、例えば、面接業務では面接官のスキル、選考日程調整は調整する人数や調整方法、スカウト配信は配信数や配信方法などによって費用が変動するケースがあります。
費用の詳細を知りたい場合は、委託したい業者に連絡し、見積もりをとりましょう。自社の採用状況を的確に伝えることで、より正確な見積もりを出してもらえます。
(2)採用代行(RPO)の料金システム
採用代行(RPO)の料金システムは、主に次の3種類です。
・定額制 ・成果報酬制 ・業務量に応じた従量単価請求制 |
定額制
定額制は、サービス内容に応じたプランと、期間を決めて契約します。費用があらかじめ想定できるため、予算内に収めたい企業は利用しやすいでしょう。
サービス内容もパッケージ化されており、業者に幅広い業務を任せたい場合はコストを抑えられるかもしれません。一方で、業者に任せる業務が少ない企業は、コストが高額になる恐れがあります。
成果報酬制
成果報酬制は、採用が決定したときや、面接を実施したときに報酬が発生するシステムで、採用するまでコストがかからない点がメリットです。
一方で、業界や職種にもよりますが、採用者の年収の20~30%ほどを報酬として支払うため、人材を大量に採用するとコストがかさむでしょう。成果報酬制は、採用人数が少ない企業に向いているシステムといえます。
業務量に応じた従量単価請求制
業務量に応じた従量単価請求制は、任せる業務内容と業務量によって料金が発生します。任せたい業務を部分的に依頼できるため、必要に応じて業者の力を借りられますが、初期費用や追加料金がかかるケースもあります。
業務内容ごとの料金は、業者のサイトに掲載されていることが多いです。一方で、業務量によって料金が変動する可能性が高いため、契約前に見積もりをとって正確な費用を確認することをおすすめします。
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5.採用代行(RPO)のおすすめサービス11選 |
採用代行(RPO)のおすすめサービスを、次の5つの特徴にわけてご紹介します。(※掲載している情報は2024年4月時点のものです)
・総合型 ・エンジニア採用に強み ・スカウトの代行に強み ・コンサルティングに強み ・新卒採用に強み |
(1)総合型
幅広く対応可能な総合型の採用代行(RPO)として、次の5つのサービスをご紹介します。
・マンパワーグループ株式会社 ・CASTER BIZ recruiting ・まるごと人事 ・HeaR採用代行 ・uloqo PRO |
マンパワーグループ株式会社
サイトURL:https://www.manpowergroup.jp/client/serve/employ/
運営会社:マンパワーグループ株式会社
費用
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リクルーター1名配置で月額80万円~ |
実績 |
人材サービス会社として55年以上の経験やノウハウ有(クライアントリピート率90%) |
特徴 |
・フルパッケージもしくは業務を選択して委託できる |
CASTER BIZ recruiting
サイトURL:https://recruiting.cast-er.com/
運営会社:株式会社キャスター
費用
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スタンダードプラン(月70時間、契約期間3か月~):月額40万円(税別) |
実績 |
累計500社以上 |
特徴 |
・採用のプロが3名体制(リクルーター・応募者対応・原稿担当)でサポートしてくれる |
まるごと人事
サイトURL:https://marugotoinc.jp/
運営会社:マルゴト株式会社
費用
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ライトプラン:月額45万円(税別) |
実績 |
400社以上、契約継続率95%以上 |
特徴 |
・最短1か月から契約できる |
HeaR採用代行
サイトURL:https://hear-rpo-lp.com/page
運営会社:HeaR株式会社
費用
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要問い合わせ |
実績 |
累計100社以上 |
特徴 |
・採用コンサルタントと運用担当の2名体制での支援 |
uloqo PRO
サイトURL:https://digireka-hr.jp/hrsolution-lp-3/
運営会社:株式会社プロジェクトHRソリューションズ
費用
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月額20万円~ |
実績 |
累計60社以上(主にテクノロジー領域)、契約継続率90%超、採用目標達成率87%超 |
特徴 |
・サービスはカスタマイズ型で、支援後の追加費用は一切なし |
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(2)エンジニア採用に強み
エンジニア採用に強みのある採用代行(RPO)のサービスとして、下記2つをご紹介します。
・プロリク ・TECH HIREリクルーティング |
プロリク
サイトURL:https://company.prorec.biz/
運営会社:株式会社プロリク
費用
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要問い合わせ |
実績 |
累計100社以上 |
特徴 |
・サービス業者と副業人事が一緒に企業を支援 |
TECH HIREリクルーティング
サイトURL:https://techhire.trackrecords.co.jp/services/recruiting
運営会社:株式会社トラックレコード
費用
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要問い合わせ |
実績 |
エンジニアやデザイナーなどの採用難易度が高い職種に特化したノウハウと実績有 |
特徴 |
・戦略設計から内定受諾まで全プロセスを支援 |
(3)スカウトの代行に強み
スカウト代行に強みがあるサービスを2つご紹介します。
・株式会社ダイレクトソーシング ・offerBrain |
株式会社ダイレクトソーシング
サイトURL:https://directsourcing-lab.com/
運営会社:株式会社ダイレクトソーシング
費用
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要問い合わせ |
実績 |
60万件、40種類以上の媒体のデータからダイレクト採用を支援 |
特徴 |
・AIエンジニアやデータサイエンティスト、研究者などの採用が難しい職種の採用実績が多い |
offerBrain
サイトURL:https://offerbrain.jp/
運営会社:イノープ株式会社
費用
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スカウト1通300円~(初期費用無料) |
実績 |
65社以上 |
特徴 |
・採用要件の策定からスカウト送信までを対応 |
(4)コンサルティングに強み
Adecco
サイトURL:https://www.adecco.co.jp/client/service/outsourcing/rpo
運営会社:アデコ株式会社
費用
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要問い合わせ |
実績 |
BPO・アウトソーシングサービスは25年、12,000プロジェクトの実績有 |
特徴 |
・豊富な採用ノウハウで、効果的な募集戦略を企画 |
(5)新卒採用に強み
株式会社ツナググループ・ホールディングス
サイトURL:https://service.tsunagu-grp.jp/rpo/ng
費用
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要問い合わせ |
実績 |
新卒採用代行の継続率90% |
特徴 |
・求人サイト管理や問い合わせ対応等、ノンコア業務を代行 |
6.採用代行(RPO)の業務内容 |
採用代行(RPO)で委託できる業務は、サービス業者にもよりますが、応募者対応や面接の日程調整などのノンコア業務以外に、採用計画の立案、面接代行、コンサルティングなど、ニーズに合わせてさまざまです。
一般的に、採用代行(RPO)で委託できる業務内容を6つご紹介します。
・採用計画の立案 ・募集 ・応募受付 ・DM・スカウト配信 ・面接業務代行 ・内定・入社 |
(1)採用計画の立案
採用コンサルティング領域に強みがある業者であれば、採用計画の立案業務を委託できます。例えば、現在の人材採用に関する課題抽出、採用担当者や面接官へのトレーニングの実施などを任せられるでしょう。
採用計画の立案業務を委託する場合は、業者に自社の経営情報等の機密情報を共有する必要があるため、セキュリティ対策を徹底していたり、信頼できたりする業者を見極めることが大切です。
(2)募集
企業説明会や転職イベントの実施、採用媒体の選定、管理などの募集業務を委託できます。
採用代行(RPO)の業者は、採用市場や求職者の動向を把握しており、採用手法に関する知見もあるため、自社の意向を明確に伝えたり認識を擦り合わせたりすると、応募数の増加が見込めるでしょう。
(3)応募受付
応募受付、応募者管理は、ノンコア業務として採用代行(RPO)に委託する企業も多いです。具体的には、応募書類の管理、応募者からの問い合わせ対応、応募者への必要事項の連絡、面接の日程調整などの事務作業が挙げられます。
ノンコア業務を委託することで、自社の採用担当者は選考や面接などのコア業務に注力できます。
(4)DM・スカウト配信
求職者へDM・スカウト配信する業務は、対象者の抽出や文面の作成に労力がかかります。DM・スカウト配信を採用代行(RPO)業者に委託すれば、採用担当者の負担が軽減するだけでなく、ノウハウを活かして求職者に魅力に映るようなスカウトメールを送ってもらえる可能性もあるでしょう。
業者によっては、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入しているため、効率的に大量のスカウト配信を実現できるケースもあります。
(5)面接業務代行
採用活動のコア業務である面接を、採用代行(RPO)業者に委託することも可能です。
面接官の経験が浅くて人材の見極めや動機づけに不安があったり、面接の時間がとれなかったりする場合に、代行を依頼できるでしょう。一次面接のスクリーニングを採用代行(RPO)業者に依頼し、最終面接は自社で行うというケースもあります。
面接代行の担当者を、採用経験者やキャリアカウンセラー経験者など、自社の希望に合わせて選定できる可能性もあるため、必要に応じて活用すると、質の高い面接を行えるかもしれません。
(6)内定・入社
内定者への連絡、研修・懇親会などのイベント企画や運営といった、内定者対応を採用代行(RPO)業者へ委託できます。内定辞退者への対応業務も任せられるでしょう。
内定辞退者を出さないために、内定者のフォローは重要な工程です。新卒採用の場合は新卒採用に強みがある業者に依頼するなど、業者の強みや実績を見極めて依頼することをおすすめします。
7.採用代行(RPO)を依頼する際のポイント |
採用代行(RPO)を活用して採用活動の質を上げるには、次のポイントを踏まえて依頼することが重要です。
・依頼する業務範囲を明確にする ・求める人物像やスキルを明確にする ・支援実績を確認し、自社との相性を見極める ・委託業者と情報を共有する体制づくりをする |
採用代行(RPO)を依頼する際のポイントを解説します。
(1)依頼する業務範囲を明確にする
採用代行(RPO)業者に依頼する業務範囲を明確にしておきましょう。業務範囲が曖昧なまま採用代行(RPO)を依頼すると、業務の重複や漏れが生じて、コストが無駄になったり採用活動が失敗したりするリスクがあります。
また、採用代行(RPO)に依頼した業務が自社の担当者間で明確に把握できていないと、一部の担当者が勘違いをして委託していない業務を依頼してしまい、コストがかさんでしまうかもしれません。
そのため、依頼する業務範囲を具体的に選定し、業者の対応範囲を確認して明確に伝えたり、自社内で認識を統一したりすることが大切です。
(2)求める人物像やスキルを明確にする
自社が求める人物像やスキルを明確にして、採用代行(RPO)業者に漏れなく伝えましょう。自社が求める人物像を業者に共有できていないと、ミスマッチ人材にスカウトを送ったり、内定を出したりして、コストをかけたのに採用失敗となりかねません。
また、共有できていても、そもそも人物像が曖昧な場合は、希望する人材を採用できる可能性が低いです。そのため、ペルソナ設計を行い、採用したい人材を明確にしたうえで、業者に共有することが求められます。
ペルソナ設計を業者とともに行うことも、認識相違やミスマッチ人材の採用防止に効果的です。
💡採用ペルソナの設計方法についてまとめた記事はこちら |
(3)支援実績を確認し、自社との相性を見極める
採用代行(RPO)を選ぶ際は、支援実績や自社との相性を確認することが重要です。自社が求める職種の実績がない、そもそも支援実績がないなど、実績や強みが自社の採用したい人材と合わなければ、採用成功につながりにくいでしょう。
自社との相性の見極めも、トラブルを防ぐために欠かせません。企業によって採用活動の進め方は異なり、状況報告のタイミングや共有方法などの、企業のルールを合わせてくれない業者は、足並みが揃わず失敗するリスクがあります。
そのため、実績を確認するとともに、問題なく依頼できる業者か、信頼して任せられるかを見極めることが大切です。
(4)委託業者と情報を共有する体制づくりをする
採用代行(RPO)業者に任せっぱなしになると、採用活動の状況がわからなかったり、採用ノウハウなどを得られなかったりするため、業者と情報を共有する体制づくりが求められます。
進捗や活動状況を共有するタイミング、活用するツールなどを業者と事前に決めておき、定期的にコミュニケーションをとると、状況把握や採用ノウハウの蓄積につながるでしょう。
情報共有に活用するツールとして、自社がすでに導入している採用管理システムなどを利用できれば、手間なく連携がとれるため、業者を選ぶ際には情報共有のしやすさもチェックポイントとすることをおすすめします。
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8.まとめ |
採用代行(RPO)とは、採用業務の一部や全部を外部の企業に委託するサービスのことです。採用代行(RPO)を活用すると、採用担当者の負担軽減やコスト削減、採用力の向上といったメリットがあります。
一方で、ミスマッチが起きたり、採用ノウハウが蓄積されにくかったりというデメリットもあるため、求める人材を業者に明確に伝える、情報共有する体制をつくるなどを意識して、失敗のリスクを減らすことが大切です。
採用代行(RPO)業者に依頼できる業務は幅広く、適切に活用すると自社の採用活動の質を高められるかもしれません。活用を検討する場合は、ご紹介したおすすめサービスやポイントをぜひご参考にしてください。
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