【 最新中途採用状況 】80%は採用活動中 | コロナ禍の中途採用アンケート調査(2020年12月実施)

Topics: 10_採用市場・市況, 11_転職者動向, 12_アンケート調査結果

新型コロナウイルス感染症拡大の長期化により、中途採用採用活動への影響が大きく出た企業様が多いかと思います。そこで、各企業の人事・採用ご担当者様にご協力いただき、コロナ禍における採用活動への影響について、アンケート調査(調査期間2020年12月2日~12月25日)を実施しました。

2020年8月時に実施したアンケートと比較しながら、今後の採用計画にお役立ていただけたらと思います。

CONTENTS

調査概要
 (1)中途採用実施状況

 (2)リモートワーク実施状況実施状況

現在「採用している」と回答した企業の結果
 (1)採用職種とポジション
 (2)採用手法

 (3)課題について
 (4)コロナ前後での中途採用活動の変化
 (5)面接方法

現在「採用していない」と回答した企業の結果
 (1)中途採用を行っていない背景
 (2)今後の中途採用活動について

 (3)再開時の募集予定職種


 
 

 

1|調査概要

 
 
回答調査方法  中途採用ご担当者様を対象にWeb上、メール配信により調査
有効回答数  113社
回答期間  2020年12月2日(水)~12月25日(金)

 

【 従業員規模 】
従業員規模-3 ~50名:43%
 51~100名:14%
 101~500名:28%
 501~1000名:6%
 1001~名:9%
 
 
 
 
 
 
 
 
【 業種 】
業種-3 IT通信:42.5%
 人材・RPO・コールセンター:10.6%
 建設・プラント・不動産:7.1%
 以下グラフ参照
 
 
 

 

 

 

1-1.|中途採用実施状況

 
「現在中途採用を行っていますか」という問いに対し、全体で約80%の企業が「採用している」と回答。前回8月調査時より約4か月で23%増加し、採用活動を復活させた企業が増えたことが伺えます。
<2020年8月調査時>採用している:57%、採用していない43%(回答数:89社)
 
▼現在中途採用を行っていますか(単一回答)
採用状況
 

 

 

1-2.|リモートワーク実施状況

 
リモートワークの実施状況につきましては、全体で約75%の企業が実施中と回答しました。
内、完全にリモートワークを導入している企業は3%にとどまり、「出社日を設ける」「個人の選択制」など一部でリモートワークを導入しているという企業が72%を占める割合でした。
 
▼現在のリモートワーク状況について(単一回答)
リモート状況

 

今回のご紹介資料はこちら

【最新】中途採用状況に関するアンケート調査レポート

type&女の転職typeアンケート(21年1月)

  • 2020/12/2~12/31の期間において、type・女の転職typeのお取引企業様向けに
  • 実施した「中途採用活動状況」に関するアンケート調査結果をおまとめしたレポートです。

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2|現在「採用している」と回答した企業の結果

 

 

 

2-1.|採用職種とポジション

 

▼現在採用している職種を教えてください(複数選択)

採用職種

<職種>
上位3職種は、エンジニア・営業・バックオフィスいずれも経験者を求める回答でした。【その他】の回答では、管理栄養士や薬剤師、ドライバーなど有資格者募集の回答が目立ちました。

 

▼現在採用しているポジションを教えてください(複数選択)
採用ポジション

<ポジション>
職種における回答で経験者募集が多い結果と比例して、ポジションにおいてもメンバークラス(中堅)の回答が約74%と最も多く、次いでメンバークラス(若手)が70%を占める結果になりました。若手~中堅層のメンバー層の採用を行う企業が多いことが分かります。

 

 

 

 

2-2.|採用手法

 

▼採用手法数(回答数割合)

採用手法採用手法については約64%の企業が、複数の採用手法を併用して採用活動を行っている結果が得られました。

 

 

 

 

 

 

▼今後の採用手法について(複数回答)

採用手法種類別最も活用している採用手法は、「求人サイト(掲載型)」で約70%、次が「自社HP」約60%、「人材紹介」で約45%を占める割合となりました。
 
▼求人サイト(掲載型)と併用している採用手法(複数回答)
求人サイト(掲載型)と併用している採用手法回答の多かった求人サイト(掲載型)と併用している手法としては、「自社HP」が約60%、「リファラル(知人紹介)」が約46%、「人材紹介」と「求人サイト(成果報酬型)」が約41%でした。

 

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2-3.|課題について

 

▼現在課題に感じていること、お困りのことがあれば教えて下さい
採用課題

採用課題に関しては【ターゲット人材からの応募獲得】に苦戦している企業が55.6%と最も高い結果でした。

経験者採用をしている企業が増えていることから、「経験者」の取り合いが企業間で激しくなっており、ターゲット人材からの応募獲得に苦戦を感じている企業が多いのかもしれません。次いで【応募獲得に苦戦している】企業も36.7%と、そもそもの「応募」に課題を感じている企業が約92%を占める結果となりました。

また、面接の辞退やドタキャンに悩む企業も一定数いることから、「応募があった候補者に対して選考を通していかに動機づけしていくか」の課題も浮かび上がります。その他の回答としては、「女性技術者の不足」や「特定地域への応募の偏り」、「テレワーク導入における受入体制」などの回答がありました。

 

採用課題の関連記事はこちら

女性採用には「ペルソナ」の設計が必須!設計方法とコツを紹介

 

 

2-4.|コロナ前後での中途採用活動の変化

 

▼コロナ前と比較した現在の採用状況について教えて下さい

中途採用活動の変化-4

 

コロナ前と比較した現在の中途採用の変化については、約60%と過半数を超える企業が未だに【変化を感じていない】と回答しました。

残りのおよそ40%は、【採用がしやすくなった】と【採用が難しいと感じている】と感じている企業の割合が半々の結果になりました。

 

 

 

【採用がしやすくなった】と回答した企業の記述では応募に関するポジティブな記述が多く挙がりました。
・「応募数の増加」
・「応募の質の改善」
・「オンライン面接の導入によって、面接参加率の増加、全国から人を集めやすくなった」
・「ターゲット層の母集団形成がしやすくなった」
・「応募比率が2倍に上がった」
・「会社説明会などオンライン開催が主流になり、エントリー数が増加した」
・「優秀な人材からのエントリーが増えた」
 
【採用が難しいと感じている】と回答した企業の記述では、母集団形成に苦戦を強いられている回答や、経験者採用が難しくなったことに関する回答が大半を占めました。
・「社内の採用要件が高くなりそもそもの母集団が少なくなった」
・「経験者からの応募減少し、未経験若手層の応募増加した」

・「高齢者応募の増加」
 

 

 

2-5.|面接方法

 

▼オンライン面接は導入していますか
オンライン面接は導入していますか(全体)

面接方法においてはオンライン面接を導入している企業が76%を占めました。内、16%が完全オンラインで面接を実施しています。

 

 

 

 

 

▼選考期間の変化はありましたか
選考期間の変化(全体)<選考期間の変化>
【変化なし】の企業が72%と大半を占めるが、【長くなった】と回答した企業が9%なのに対して、【短くなった】と回答した企業が19%と、選考期間の短縮につながった企業の割合がより多い結果であった。
 
▼辞退やドタキャンの変化はありましたか
辞退やドタキャンの変化(全体)<辞退やドタキャンの変化>
こちらも【変化なし】の企業が79%と大半を占めるが、【多くなった】【少なくなった】の回答がそれぞれの8%・7%と、それぞれの回答差はあまりなかった。その他の回答では「実施回数が少なく比較ができない」などの回答が見られた。
 

3|現在「採用していない」と回答した企業の結果

 

 

3-1.|中途採用を行っていない背景

 

▼今後の中途採用活動見込みについて教えてください。
今後の採用活動について(全体)
採用活動を行っていない背景で【採用活動の鈍化】や【業績悪化】といった回答が半数を占める中、一番多く回答があったのが【その他】で34.8%。
最も多かった理由は、「充足ゆえの採用停止」で「その他」の回答の内、約75%を占めています。(全体では26.1%)
予測がつきにくいコロナ禍の影響が伺えます。

 

 

3-2.|今後の中途採用活動について

 

▼今後の中途採用活動見込みについて教えてください(複数選択)

今後の中途採用活動見込(全体)

 

活動再開予定の企業は2021年上半期が26%、下半期が4%と、合わせて30%にとどまりました。再開予定なしが26%、未定が44%と合計で70%を占め、先行き不透明な状況であることが伺えます。

 

 

 

3-3.|再開時の募集予定職種

 

▼再開時の募集予定職種について教えてください(複数選択)
再開時の募集予定職種(全体)


冒頭でご紹介しました、【現在採用している職種】と同様、エンジニア、営業の経験者採用の募集を予定している企業の回答が上位を占める結果となりました。

 

 

 

 

 

レポートのご紹介は以上となります。
今回ブログではご紹介しきれなかった業界別や従業員数別の採用状況データも下記レポートにまとめています。2021年以降の中途採用計画についてもご紹介しております。無料でダウンロードできますので、是非採用活動の参考にしていただければと思います。
資料の一部をクリックして見る

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 

今回ご紹介した資料はこちら

【最新】中途採用状況に関するアンケート調査レポート

type&女の転職typeアンケート(21年1月)

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