【約9割が採用活動中】コロナ禍における各企業の中途採用活動状況まとめ(2021年下半期アンケート調査結果-2021年10月実施)

Topics: 19_女性採用, 12_アンケート調査結果

 

新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に広がる中、日本では9月に緊急事態宣言は解除されたものの、まだ予断を許さない状況が続いています。ウィズコロナの生活様式も定着してきた昨今、各企業のコロナ禍での中途採用活動について、今回も各企業の人事・採用ご担当者様にご協力いただき、コロナ禍における採用活動への影響についての4回目となるアンケート調査(調査期間 2021年10月12日~2021年11月8日)を実施しました。

前回実施したアンケートと比較しながら、今後の採用計画にお役立ていただけたらと思います。

【約9割の企業が採用中】2021年下半期!コロナ禍における各企業の中途採用活動状況まとめ

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  •  ▼この資料ではこんなことをご紹介しています

    1.中途採用実施率・リモートワークやオンライン面接の実施率
    2.採用中の職種やポジション、採用単価、採用目標と実績 
    3.面接方法や選考期間、採用課題や対策への取り組み
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1|アンケート調査概要

 

アンケート実施期間:2021年10月12日(火)~2021年11月8日(月)
有効回答数:113社
調査方法:採用ご担当者様を対象にWeb上、メール配信により調査

┃従業員規模

従業員数(web)

┃業種

 業種-4
 
 
 
 

 1-1. リモートワーク実施状況

 

リモートワークの実施状況につきましては、全体で62%の企業が実施中と回答しました。内、完全にリモートワークを導入している企業は前回調査(2021年4月時)と比較すると完全リモートワークが1%減で11%、一部リモートワークは10%減で51%、完全出社は10%増で38%という結果となりました。
約5か月で「完全出社」が10%増と、出社率が高まっていることがわかります。
 
 
▼現在のリモートワーク状況について教えてください(単一回答)※2021年4月時と比較
リモートワーク (比較)2
 
 
 
 

 1-2. 採用予算について


採用予算は全体で27%の企業が多くなったと回答しました。「変化なし」が過半数を占める中「少なくなった」よりも「多くなった」の回答が多い割合を占めました。

▼2020年度と比較して2021年度は変化がありますか?(単一回答)
採用予算2

 

 

 

 1-3. 中途採用実施状況

 

「現在中途採用を行っていますか」という問いに対し、全体で約88%の企業が「採用している」と回答。2021年9月までは日本各地でまん延防止等重点処置や緊急事態宣言が発令されましたが、採用活動を行う企業が約9割以上を占める結果になりました。

2020年12月調査時からは8%増加、2021年4月調査時からは5%増加の結果となっています。
<2020年12月調査時>採用している:80%、採用していない20%(回答数:113社)
<2021年4月調査時>採用している:83%、採用していない17%(回答数:75社)
 
 
▼現在中途採用を行っていますか?(単一回答)
採用している

 
 
 
 

2|現在「採用している」と回答した企業の結果

 

 

 2-1. 採用手法

 

採用手法は、【求人サイト(掲載型)】を活用している企業が77%と最も高く、次いで【自社HP】が52%、【人材紹介】が48%を占める結果となりました。

 

▼現在活用している採用手法について教えてください(複数回答)
採用手法-3


前回調査(2021年4月)との比較で特に目立ったのが、「求人サイト(掲載型)」、「ハローワーク」、「リファラル(知人紹介)」、「転職イベント」はそれぞれ約10%ほど増加しておりました。

 

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 2-2. 採用職種とポジション

 

採用職種は、【エンジニア経験者】と回答した企業が最も多く50%を占めました。上位3回答すべて、経験者採用という結果になりました。

▼現在採用している職種とポジションを教えてください※複数回答(現在採用している職種)
現在採用している職種

 

採用ポジションは、「メンバークラス(若手)」が最も多く77%、次いで「メンバークラス(若手)」が73%と、「課長クラス」「経営者・部長クラス」の回答と大きく差の開く結果となりました。

職種における回答で経験者募集が多い結果が得られましたが、その中でも若手から中堅のメンバー層を求めて採用活動している企業が多く、一部に集中していることがわかります。

 

▼現在採用している職種とポジションを教えてください※複数回答(現在採用しているポジション)
現在採用しているポジション

業界別(IT・通信業界以外)でみると、「営業経験者」が一番高い53%、次いで「営業未経験者」、「エンジニア経験者」となりました。ポジションは「メンバークラス(若手)」が最も多く79%、次に「メンバークラス(若手)」が70%という結果でした。

 

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 2-3. 採用課題と解決方法について

 

採用課題は「応募は集まるが、ターゲット人材からの応募獲得に苦戦」の回答が57%と最も高い結果となりました。
先ほどお話ししました<2-2. 採用職種とポジション>項にて、採用ターゲットが経験者かつ若手・中堅層に集中している状況がわかりました。この結果より、ターゲット人材のバッティングが多くなり、採用課題の回答で「ターゲット人材からの応募獲得に苦戦」が多かった結果と繋がっていることが予測されます。

また、「応募獲得に苦戦している」と回答した企業が48%と2番目に回答が多く、全体で応募に関して課題を感じている企業が大多数であることが分かりました。これは業界別で見ても同様の結果となりました。

 

▼課題に感じている点を教えてください※複数回答
現在課題に感じていること1


課題への対策としては「採用手法の変更」が34%、「採用手法の追加」が32%と、いずれも「採用手法」を課題としている企業が多い結果に。採用手法が多様化する中で、様々な方法を試しながら自社に合う採用手法を模索している傾向がわかりました。

 

▼対策を教えてください※複数回答採用課題に対して実施・検討中の対策1

 

 

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【あわせて読みたいおすすめの記事】
女性採用には「ペルソナ」の設計が必須!設計方法とコツを紹介

  

 

 

 2-4. 中途採用活動状況の変化

 

中途採用活動状況について、「採用が難しいと感じている」という回答が39%。「以前より採用がしやすくなった」の回答を22ポイント上回り、コロナ禍での採用が難しいと感じている企業が増加傾向にあることがわかりました。

▼コロナ禍での採用状況に当てはまるものをご選択ください※単一回答
中途採用活動の変化-Dec-01-2021-07-46-37-36-AM

 

 

 2-5. 面接方法

 

面接方法は、「一部オンライン面接導入」の回答が64%と最も多く、対面面接と併用しながら選考を行っている企業が多い結果が得られました。

前回調査(2021年4月時)と比較すると「一部オンライン面接導入」の割合は変わらず、「完全オンライン面接を実施」と回答した企業が4ポイント増、「対面面接のみ」は4ポイント減の結果となりました。

 

▼オンライン面接は導入していますか※単一回答
オンライン面接は導入していますか-1

 
 
 

 2-6. 選考期間の変化

 
 
オンライン面接の導入が選考期間の短縮につながったとの回答が31%を占め、ポジティブに作用している企業が多い結果となりました。
 
▼オンライン面接を導入して選考期間に変化はありましたか?※単一回答
選考期間の変化

選考が短くなった要因として、【移動の必要がなくなり、面接候補日が増えたため】、【求職者都合によるリスケが減少したため】、【面接官がどこにいても実施できるため候補日を多く提示できるようになった】などの回答が得られました。

逆に選考期間が長くなった理由には、【対面面接の実施もあり調整に時間がかかるため】など選考の上で懸念される点が挙がりました。

 

 

 2-7. 辞退やドタキャンの変化

 

オンライン面接の導入により辞退やドタキャンが増えた企業が17%、「変化なし」が76%と過半数を占めた一方、「少なくなった」と回答した企業は7%にとどまり、「多くなった」と回答した企業が17%とネガティブに作用した企業が一定数見られました。
 
▼オンライン面接の導入によって辞退やドタキャンに変化はありましたか?※単一回答
辞退やドタキャンの変化

辞退やドタキャンが多くなった要因としては、【気軽な応募が増えたように感じる】、【通信の不具合】が挙げられました。逆に、辞退やドタキャンが少なくなった要因は、【場所に縛られず実施できるため】、【日程調整が容易になったため】、【その他】という回答が得られました。

 

 

 2-8. 応募から内定だしまでの平均期間

 

応募から内定出しまで1ヶ月以内に完結している企業は93%でした。

中でも最も多いのは「2週間以内」で36%を占めます。「1か月以上」かかっている企業は6%と少なく、スピード重視の選考を行っている企業が多いことが分かります。

応募から内定出しまでの平均期間1



 

|今後の中途採用活動について

 

「今後の採用活動について教えてください」という問いに対し、中途採用を行っていない背景は「充足している為」が71%と過半数を占めました。「業績悪化による採用縮小」の回答は14%にとどまり、「その他」の回答では「景気の見通しが立たないため」といった意見が得られました。
 
▼中途採用を行っていない背景 ※単一回答
中途採用を行っていない背景-2


また、今後の中途採用活動見込みは「2022年上半期」「2022年下半期」の回答を合わせて21%に留まりました。「再開予定なし」が43%と最も多く、「未定」の回答も36%となりました。
 
▼今後の中途採用活動見込み ※単一回答
今後の中途採用活動見込み



最後までお読みいただきありがとうございました。レポートのご紹介は以上となります。今回ブログではご紹介しきれなかった業界別や従業員数別の採用状況データも下記レポートにまとめています。無料でダウンロードできますので、是非採用活動の参考にしていただければと思います。

 

【約9割の企業が採用中】2021年下半期!コロナ禍における各企業の中途採用活動状況まとめ

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