Topics: 10_採用市場・市況, 19_女性採用, 17_エンジニア採用, 18_営業職採用, 20_販売・サービス職採用
コロナの収束の兆しが見えず、2度目の緊急事態宣言が延長となった今、中途採用活動の市場はどうなっているのでしょうか。今後の経営の見通しがつかないことから、昨年の緊急事態宣言の際には、企業の採用活動が一気に停滞したことが記憶に新しいかと思います。今年1月に発出された2度目の緊急事態宣言以降、企業の女性採用には、どのような変化が出ているのでしょうか。
今回は最新の職種別動向や有効求人倍率をふまえ、転職者の応募状況についてお伝えしていきたいと思います。
CONTENTS 12021年2月分の労働力調査結果 (1)有効求人倍率1.10倍 2カ月ぶりの改善 (2)産業別就業者数の増減 3女性求職者の転職者の応募傾向、属性 |
1-1.|有効求人倍率1.10倍 2カ月ぶりの改善 |
1-2.|産業別就業者数の増減 |
参考 ・ 厚生労働省|一般職業紹介状況(令和3年1月分)について |
2|女の転職type転職求人倍率の推移 |
3|女性求職者の転職者の応募傾向、属性 |
3-1.|女の転職type職種別求人数、応募数推移(エンジニア、営業、介護医療福祉) |
営業職は昨年の1回目の宣言後から求人件数が一気に伸びています。応募数は10月に入ってから減少していましたが、12月よりまた動き出している傾向が見られます。コロナ禍の影響で働き方が一変したため、営業職は特にリモートワークが広がったことにより経験者を採用される企業が増えています。企業が求める人材が今まで以上に即戦力人材を採用する傾向に変化しています。
3-2.|女の転職type職種別応募数推移(サービス販売、クリエイティブ、事務) |
1回目の宣言(4月、5月)の応募数は下がりましたが、今年1月に2回目の宣言が出たにも関わらず、応募数は対前年比105%となりました。サービス・販売職は約6割と経験者からの応募が圧倒的に多く、次に事務職、営業職経験者からの応募となります。また、年代別で見てみると、20代からの応募が約6割を占めます。
クリエイティブ系の2月の応募対前年比はほかの職種と比較して最も高く、206%という結果に。以前のアンケート結果にもありましたが、「手に職をつけたいか?」との問いに対し、「付けたい」と回答した人が89.4%いたことからも分かるように、このような結果に繋がってるのかもしれません。「withコロナ社会」において安定した経営基盤の会社を求める一方、どんな環境でも働くことができる「手に職」を付けられる「クリエイティブ系」を探す転職者はますます増えていきそうです。
事務職も昨年より応募数は増えています。しかし、全体の傾向として現在の経済状況や業務のRPA化を考慮すると、事務職の求人数は減少していくと考えられます。そのため、事務職の採用に悩んでいるのであれば、優秀な人材を逃さないためにも先読みした早めの採用活動がポイントとなります。「コロナ禍」を意識しつつ、優れた人材を見極めることが大切です。
女の転職type会員1145名に対して「手に職をつける」ことをテーマにしたアンケート結果はこちら |
4|さいごに |
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