女性の平均年収は302万円!職種別・年代別平均年収データまとめ

Topics: 19_女性採用, 16_女性活躍推進, 03_求人広告・求人票作成, 14_働く制度・環境

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今回は、「女性の中途採用をしたいが、どのくらいの給与額にすればよいか」と悩まれている企業様や、「採用が上手くいかず、提示給与の見直しをしたい」と考えられている企業様向けに、年代別や職種別の平均年収についてお伝えしていきます。

女性が「転職したい!と思った理由」や求人原稿の給与欄の工夫点もまとめましたので、是非、ご参考にしてください。

 

 

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 CONTENTS

  1. 女性の平均年収
  2. 女の転職type会員の年代別平均年収
  3. 女の転職type会員の年代別×職種別平均年収
  4. 【アンケート調査】転職してどうだった?
  5. 求人原稿「給与欄」の工夫点
  6. まとめ

 

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1|女性の平均年収

国税庁が行なった調査によると、令和3年度における女性の平均年収は302万円でした。男性、男女計の平均年収は次のとおりです。

女性 302.0万
男性 545.3万
男女計 443.3万

参考:令和3年分 民間給与実態統計調査 -国税庁資料P15-

 

女性の平均年収は、男性の平均年収と比較して約240万円、男女計の平均年収と比較すると約140万円も低いことが分かります。

 

 

1-1.女性の平均年収が低い理由

女性の平均年収が低い理由として、女性のほうが男性と比較して非正規雇用の割合が高いことが考えられます。

国税庁の同調査によると、女性の給与所得者のうち非正規雇用者の割合は約38%ですが、男性の非正規雇用者の割合は約14%です。以下に、女性、男性別の給与所得者の総数と正規、非正規雇用者の人数、非正規雇用者の割合についてまとめてみました。

 

【男女別給与所得者数の内訳】

  女性 男性
給与所得者総数(単位:人) 22,091,000 30,608,000
 内 正規雇用者 12,198,000 23,683,000
 内 非正規雇用者 8,426,000 4,289,000
総数に対する非正規雇用者の割合 約38% 約14%

参考:令和3年分 民間給与実態統計調査 -国税庁資料P14-

 

女性のほうが非正規雇用者の割合が高く、同調査によると、正規雇用者よりも非正規雇用者のほうが平均年収が低いため、女性と男性の平均年収の差が大きくなるといえるでしょう。

 

【女性の正規・非正規別平均年収】

正規雇用者 388.9万
非正規雇用者 162.3万

参考:令和3年分 民間給与実態統計調査 -国税庁資料P15-

 

日本労働組合総連合会が行なった調査によると、非正規雇用を選んだ女性の理由の上位3つは「ある程度労働時間・労働日を選べるから」「通勤時間が短いから」「家事に時間が必要だから」でした。

non-regular employment-cause-99-221109参考:非正規雇用で働く女性に関する調査2022 -連合資料P7-

 

細かい内訳を見ると、配偶者の有無では「通勤時間が短いから」「家事に時間が必要だから」が配偶者ありの方のほうが割合が高く、子供の有無では「家事に時間が必要だから」「育児や介護に時間が必要だから」が子供ありの方のほうが割合が高いです。

そのため、結婚や出産などのライフイベントによる生活の変化によって、正規雇用より働き方の自由度が比較的高い非正規雇用を選ぶ女性が多いといえます。

一方で、「正社員・正規職員として働けるところがなかったから」という理由も挙げられているため、望んで非正規雇用を選んだわけではない女性もいることが分かります。

 

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2|女の転職type会員の年代別平均年収

2022年1月13日~2022年7月13日に「女の転職type」に新規会員登録した20歳以上の約19000名の会員の年収データをもとに、年代別の平均年収についてまとめました。

Average annual income by age group-99-221109

年齢層 平均年収
20代 約280万円
30代 約320万円
40代 約320万円
50代以上 約330万円

※2022年1月13日~2022年7月13日に女の転職typeに新規会員登録した20歳以上の会員が対象
※現在就業中の会員で年収情報を入れている方のみ
※経験職種、年齢は2022年7月13日調査時点
※対象者数:約19000名

 

女性の20代の平均年収は約280万円ですが、30代になると約40万円年収が上がっていることが分かります。一方で、グラフを見ると、30代から40代にかけては少し下降しており、40代が子育て世代であることから非正規雇用者などで年収が低い可能性も考えられるでしょう。

40代から50代以上になると、平均年収は約10万円上がっていますが、大きな年収の差がないことが分かります。

 

 

 

3|女の転職type会員の年代別×職種別平均年収

次に、女性の年代別、職種別の平均年収を見てみましょう。こちらも、女の転職type」に新規会員登録した20歳以上の約19000名の会員の年収データをもとにまとめてみました。

 

経験職種 20代 30代 40代 50代
営業・企画・マーケティング系 約340万円 約380万円 約370万円 約390万円
エンジニア、技術者、IT・システム系 約340万円 約370万円 約350万円 約400万円
サービス・販売系 約240万円 約280万円 約280万円 約270万円
事務・経理・人事系 約290万円 約320万円 約320万円 約340万円

※2022年1月13日~2022年7月13日に女の転職typeに新規会員登録した20歳以上の会員が対象
※現在就業中の会員で年収情報を入れている方のみ
※経験職種、年齢は2022年7月13日調査時点
※対象者数:約19000名

 

上記表から職種ごとの平均年収を出してみると、営業・企画・マーケティング系は約370万円、エンジニア、技術者、IT・システム系は約365万円、サービス・販売系は約268万円、事務・経理・人事系は約318万円でした。

最も平均年収が高い営業・企画・マーケティング系と、最も平均年収が低いサービス・販売系の平均年収を比較すると、その差は約100万円もあります。女性の平均年収は、職種によっても差があることが分かります。

 

 

 

4|【アンケート調査】転職してどうだった?

女の転職type」会員に「転職したいと思った理由」「転職して良かった点、後悔している点」をアンケート調査しました。

※2020年12月10日~12月20日に女の転職type会員に対してWEB上で調査(有効回答数:789名 )

 

 

4-1.転職したいと思った理由

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転職したいと思った理由の上位3つは「年収アップしたい」54.9%、「仕事内容が不満」36.0%、「人間関係をよくしたい」25.5%でした。

理由の1位の「年収アップしたい」と2位の「仕事内容が不満」は約20%の差があるため、転職希望者にとって年収アップは重要な転職理由のひとつと考えられます。

 

 

4-2.転職して良かった点、後悔している点

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転職して良かった点の上位3つを見てみると「年収アップできた」23.7%、「スキルアップできた」22.4%、「やりがいアップできた」15.5%で、転職したいと思った理由の「年収アップしたい」「仕事内容が不満」という悩みを解消できていることが見て取れます。

一方で、転職して後悔している点の上位3つは「年収が下がった」21.9%、「人間関係がよくない」18.4%、「評価に納得感がない」16.0%でした。「年収が下がった」と「評価に納得感がない」は、納得できない評価のため年収が下がったとも考えられるため、相互関係があるかもしれません。

また、人間関係については、企業様の求人情報や面接のための企業訪問だけでは把握が難しく、実際に入社してから実態を知り、後悔につながると考えられます。

転職したいと思った理由や転職して良かった点、後悔している点のトップを見ると、いずれも「年収」に関わる内容のため、転職者にとって年収は重視する項目といえるでしょう。

 

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5|求人原稿「給与欄」の工夫点

弊社のアンケート結果から、転職者は年収を気にする傾向にあることが分かりました。

実際に、転職者が求人原稿を見る際に、給与欄は仕事内容の次に重視して見られているとも言われておりますので、ただ記載するだけでなくどのように記載するかで応募効果も変わってきます。

求人原稿の「給与欄」を記載する際に行なうべき工夫をご紹介します。

 

 

5-1.給与は詳細を記載する

求人原稿の給与欄には、給与の詳細を記載しましょう。例えば、「給与30万円」のみの記載の場合、求人原稿を見た転職者はすべての中途入社者が給与30万円だと思えてしまったり、他の手当や交通費はつかないのか、など不安に感じたりし、応募意欲が湧かない恐れがあります。

また、給与を曖昧に記載した場合、面接や労働条件通知書の交付の際などに、転職者と企業様に認識の相違があり、選考辞退、内定辞退となりかねません。

そのため、求人原稿の給与欄を詳細に記載して、転職者を困惑させずにスムーズな応募に繋げたり、事前にある程度認識を合わせたりするような工夫が必要です。

 

 

5-2.給与欄の冒頭文を充実させる

弊社の転職サイト女の転職type」の求人一覧画面では、「仕事内容」「応募資格」「給与」「勤務地」の詳細情報の冒頭が表示されます。

「給与」の場合、詳細の冒頭60文字~100文字程度が表示されるため、給与例だけでなく、手当や賞与、給与改定回数などの詳細も冒頭に記載すると、求人一覧画面でも転職者の目に留まりやすいでしょう。「前職以上の給与保証」など、転職者が気にするポイントを訴求することもオススメです。

【給与記載例】
・月給23~28万円+賞与年2回(昨年実績3.5ヶ月分/年)+各種手当 ※前職の給与を考慮の上決定いたします。
・月給20~25万円(年2回の給与改定あり)+賞与年2回 ※試用期間3ヶ月(試用期間中も待遇は変わりません)
・月給21~30万円+交通費全額支給+住宅手当など各種手当 ※経験・スキルを考慮して決定いたします 。

 

 

5-3.市況に合った給与にする

求人原稿に給与を記載する際には、市況に合う給与になるよう意識しましょう。例えば、現在はDXへの取り組みが推進されるなどし、IT人材を求める企業様が多く、IT人材の給与が高騰している可能性があります。そのため、市況を分析せずに給与を決定すると、自社の求人のみ給与額が低く、応募が集まらない恐れがあるでしょう。

一方で、自社の給与を市況と比較して高くした場合、競合他社と差別化でき、転職者へのアピールポイントとして活用できると考えられます。

求人原稿に載せる給与額を決めたり、すでに記載している給与額が適正な範囲かを判断したりするために、市況や競合他社の給与を分析することをオススメします。

 

 

5-4.社内規則に合わせた給与にする

求人原稿に載せる給与は、社内規則に合わせた給与にすることも大切です。既存社員と比較して転職者の給与が高い場合、既存社員から反発や不満が出て、自社で働く意欲が減退する恐れがあります。

そのため、社内規則に合わせた給与を設定し、なぜその給与なのかを既存社員や転職者に提示できるようにしておくと、理解を得られてトラブル防止につながるでしょう。

 

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6|まとめ

女性の平均年収は約293万円で、職種別では営業・企画・マーケティング系が最も高いことが分かりました。一方で、男性の平均年収と比較すると大幅に低く、女性の年収が低い理由は、結婚や育児によるライフスタイルの変化で、正規雇用より比較的自由度が高い非正規雇用を選ぶ女性が多いためといえます。

女性の平均年収を高めるためには、女性が正規雇用でもワークライフバランスを保てるよう、企業様の就業環境の整備などが求められるかもしれません。

転職者は給与を転職理由としている傾向がありますが、給与とともに働きやすさもアピールできると、企業様の採用活動が成功する可能性はさらに高まるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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