アフターコロナの採用環境と整備すべきこと

Posted by type部(法人企業マーケティング担当) on 2020年08月07日
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Topics: 10_採用市場・市況, 17_エンジニア採用, 15_国の施策・法律

 
現在、新型コロナウイルス感染症の長期化により経済環境に影響が出ています。
 
これにより採用予算が縮小されたり、リモートワークへの対応、現場のマンパワー不足など、様々な要因から優秀な人材を採用することが困難な時代に突入する可能性が高まっています。
 
このような状況下でのガイドとして、以前『Withコロナ、アフターコロナの採用に必要なノウハウ資料』をブログでご紹介しました。
 
こちらが非常にご好評をいただいたので、今回『ニューノーマル時代の採用戦略「Recruitingガイドブック」』として資料をリニューアルいたしました!
 
今後の採用に関して課題を感じている方がいらっしゃれば、ぜひご参考いただきたいなと思い、ブログでも全6章構成のガイドブックを1章ずつご紹介していきます。
 
今回は第0章:アフターコロナの採用環境と整備すべきことについてご案内いたしますのでご一読ください!

 

 
💡【type】最新版|中途採用マーケット動向データ
 
type-job-market-trend
 

▼この資料ではこんなことをご紹介しています

1.求人数・応募効果(全体)

2.求人数・応募効果(ITエンジニア職)

3.応募状況詳細(経路・効果)

  資料をダウンロードする >  
 
 
 

1.現在の採用市況について

■全体の求人状況

2020年6月末時点での有効求人倍率は1.11倍と、6か月連続の減少で2014年10月以来の低水準を記録しています。

転職者数も2019年に過去最高の351万人を記録し、直近半年間の完全失業率も2.9%に上昇しています。

売り手市場が続いていましたが買い手市場へと変化してきています。

 

<引用元:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和2年6月分)について」>

求職及び求人倍率の推移

 

<引用元:総務省統計局『労働力調査』2020年2月>

転職者数推移

 

<引用元:総務省統計局『労働力調査』2020年5月>

完全失業率

 

■ITエンジニアの求人状況

全体的な求人数が減少傾向の一方、ITエンジニアの求人倍率は引き続き比較的に高い水準です。

中途採用の活動状況に関する調査結果でも8割の企業が行っていると回答しています。

また、採用傾向としては未経験歓迎企業の比率が直近半年で減少傾向にあり、経験者採用へのシフトが伺える状況です。

 

<引用元:厚生労働省一般職業紹介状況[季節調整値](除パート)>

職種別新規求人倍率(5月)

 

<引用元:転職サイトtype調べ(2020年1月を1とした場合)>

大手転職サイト5社合算求人数

 

 

■新型コロナウイルス感染症影響による給付金・融資関連の支援制度一覧

このような状況の中、政府の給付・融資など支援策を活用して中長期視点で採用活動を検討、実施している企業も増えてきています。

以下は支援制度一覧です。

<引用:「新型コロナウイルス感染症で 影響を受ける事業者の皆様へ(経済産業省)」を元に当社で作成>

新型コロナウイルス感染症影響による給付金・融資関連の支援制度一覧

 

2.With コロナの転職者活動状況

■求人サイトユーザー動向

では、次にユーザーの動向について見ていきましょう。

2020年1月以降、企業の求人数の減少に対して求職者応募数は約140%増加。

転職サイトの新規会員登録者も約120%と増加しています。

ユーザーの動きは変わらず活発な状況であることがわかります。

 

求人数と応募数推移

新規会員数

 

【転職活動理由の一例】※type会員調査(2020年3月末)

・現職企業の業績不振が怖いので景気に左右されにくい安定感のある企業に転職したい
・新規のシステム開発が打ち止めとなり仕事がなくなることへ不安を覚えたため転職したい
・現職において、コロナ影響下での対策が不十分で会社に不安感を覚えたため転職したい

 

3.With コロナ、アフターコロナに向けて動いている企業とこの時期の採用活動のメリット

■採用を行っている企業の声

実際に、この状況下だからこそ先手を打って採用活動している企業も増えています。

以下、採用を行っている企業の声と今採用活動を実施するメリットをご紹介します。

 

<A社>

はじめ1~2か月は様子を見ていたが、コロナの影響が長期化するとわかり、長期で採用を止めるよりも今から採用してコロナの影響が緩和された時期に売り上げ拡大を狙える準備をしていきたいと考えた。(IT/従業員600名)

<B社>

優秀人材が転職市場に出るチャンス(会社の業績不振による不安など)であり、国の融資制度や助成金なども活用すれば今採用した方がメリットと捉えている。(IT/従業員38名)

<C社>

採用手法の選択肢は見直しているが、即戦力人材が採用出来る手法に関しては費用対効果を見極めて積極的に活用していきたい。(不動産/従業員7名)

<D社>

採用競合が減り、優秀人材が転職市場に増えるため今採用しておきたい(建築/従業員100名)

 

■今採用活動を実施するメリット

1.応募が集まりやすいため多くの人材と会えるチャンス

2.応募から採用までのデータを収集しやすいため、選考プロセス上の課題を把握できる

3.選考上の見極めや、動機付けノウハウを蓄積できる

4.思い切った広告のセルフクリーニングができる

 

つまり、再び売り手市場になったときのために勝てる採用ノウハウを蓄積できるいい機会でもあるのです。

 

4.質の高い採用活動をしていくために整備すべき6項目

■Withコロナの採用活動について

最後に、実際に採用を行う際に予め整理していただきたい点についてお伝えします。

今の採用活動では、オンライン面接が増えたことにより、候補者の見極めや動機付けが今まで以上に採用活動の課題となっています。 

そのためWithコロナ時代で質の高い採用活動をしていくためには今までの採用活動を見直す必要があります。

以下6つの項目に注力していくことが大切です。

 

1.ペルソナ(採用したい人物像を明確化)

2.採用手法(適切な予算・施策を実施)

3.採用広報(自社の魅力を知ってもらう)

4.オンライン環境(円滑に面接していく)

5.動機付け(入社意欲を高める)

6.入社後環境(早期退職を防ぐ)

 

■6項目に注力するために

採用市場における3C分析を常に意識しながら自社の競争優位性を整理した上で適切な施策を実施していくとよいでしょう。

 

採用マーケティングの基礎3C

 

 

詳細については次回以降、1章からご紹介していきますので、ぜひまたブログを読んでいただけたら嬉しいです。

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最後までお読みいただきありがとうございました!

 

ニューノーマル時代の採用戦略「Recruitingガイドブック」

リクルーティングガイドブック

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、新たな採用課題にお悩みの企業様向けに、Withコロナ、アフターコロナの採用に必要なノウハウをおまとめしました。

無料で資料をプレゼントしておりますので、下記よりダウンロードください。

 

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<こんな企業様にオススメ>

・Withコロナ・アフターコロナにおいてどのような手法で中途採用を行っていけばよいか分からない

・コロナの影響で変化した中途採用市場に関する情報が欲しい

・オンライン面接など新たな手法を取り入れたが、どのように運用していけばよいか分からない

 

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