採用ピッチ資料とは?作り方のポイントや活用方法を解説!

Posted by type部(法人企業マーケティング担当) on Mar 12, 2024 2:38:00 PM

Topics: 08_採用広報

採用活動において、多くの応募を集めるために自社の認知度を高めたいと思う一方で、ミスマッチ人材の採用に懸念を抱いている企業も多いでしょう。

採用ピッチ資料を作成すると、応募者への興味づけができたり、ミスマッチを防げたりする可能性が高まるため、採用活動を行う企業は活用することをオススメします。

採用ピッチ資料に記載すべき項目や効果的な作り方、活用方法を解説します。

 

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   1.採用ピッチ資料とは

採用ピッチ資料とは、応募者をターゲットにしてまとめられた、企業の説明資料のことです。採用ピッチ資料の「ピッチ」とは、ビジネス用語で「短いプレゼンテーション」を意味します。

採用ピッチ資料は、応募者が企業のサービスや社風、文化、福利厚生、メンバーなどを理解し、働くイメージを抱いてもらうために作成します。採用ピッチ資料と似た資料に、企業説明資料がありますが、企業説明資料は顧客や株主など、さまざまな方に向けてまとめられているため、応募者に向けられた内容の採用ピッチ資料と混同しないように注意しましょう。

 

 

 

   2.採用ピッチ資料を活用するメリット

採用ピッチ資料を活用すると、次のようなメリットを得られます。

  • ・認知度の向上

  • ・応募者のスクリーニング、ミスマッチの防止

  • ・面談・面接の効率化 

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

 

 

 

(1)認知度の向上

採用ピッチ資料を作成し、Web上で公開すると、自社の認知度が向上に期待できます。採用ピッチ資料が応募者の目に留まることで、自社に対して興味を抱いてもらうきっかけになり、応募につながるかもしれません。

採用ピッチ資料は、一度作成すると、自社サイトや求人媒体、SNS、リファラル採用の資料としてや、企業説明会などで活用できるため、多様なシーンで自社の認知度向上を図れます。

 

 

 

(2)応募者のスクリーニング、ミスマッチの防止

応募者に対し、採用ピッチ資料を事前に送れば、選考が進む前に応募者のスクリーニングができることもあります。

採用ピッチ資料には、企業の概要や売上、福利厚生、在籍しているメンバーや給与、評価制度のことなど、企業に関するさまざまな情報を載せることができます。企業が抱える課題、企業理念や求める人材などもまとめることで、応募者が自分に「合う」「合わない」の判断がしやすくなるため、ミスマッチ防止策として効果的と考えられます。

 

 

 

(3)面談・面接の効率化

面談・面接の精度を高めるために、採用ピッチ資料の活用は有効的といえるでしょう。

採用ピッチ資料を活用せずに面談や面接をした場合、企業説明にかかる時間が長くなり、相互理解を促すための質疑応答の時間が短くなる恐れがあります。また、企業理解が低い状態の応募者から質問を受けても、応募者の興味を高めるようなやり取りをすることが難しいでしょう。

一方で、応募者に採用ピッチ資料を事前に見てもらえれば、面談や面接時の企業説明時間を省略でき、応募者からの質問や面接官からの質問を増やせるなどして、効率的かつ効果的な場にすることができます。

 

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   3.採用ピッチ資料の記載項目

採用ピッチ資料に記載すべき項目は、次のとおりです。

  • ・会社概要

  • ・組織概要

  • ・働く環境

  • ・採用 

採用ピッチ資料に記載すべき項目の具体的な内容をご紹介します。

 

 

 

(1)会社概要

  • 【記載項目例】

  • ・事業内容

  • ・沿革

  • ・MVV(ミッション・ビジョン・バリュー) など 

会社概要では、自社がどのような事業を行なっているのか、どのような歴史を歩んできたのか、掲げている企業理念は何かなどを記載します。

 

   事業内容

自社が行なっている事業を記載します。複数の事業に取り組んでいる場合は、一覧でまとめて、次ページから各事業の詳細を説明するようにしましょう。

 

   沿革

自社の創業から現在にいたるまでの沿革をまとめます。年月や起きた出来事を時系列で示し、自社にとって転機となった出来事を絞り込んで詳細に記載します。

 

   MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)への応募者の共感は、ミスマッチ防止の観点から重要です。そのため、応募者が理解しやすいように詳細をまとめます。

 

 

 

(2)組織概要

  • 【記載項目例】

  • ・メンバー紹介

  • ・部署

  • ・新卒中途入社者割合

  • ・年齢層

  • ・男女割合

  • ・リモートワーク率 など

組織概要では、自社のメンバーを紹介したり、年齢層、男女割合などを数値で表したりして、応募者に示します。

 

   メンバー紹介・部署

メンバー紹介は、メンバー全員を紹介するのではなく、どのようなキャリアの人がいるのかなどを大まかに説明します。一方で、メンバーを詳細に紹介すると、応募者の自社に対する興味付けが深まるため、自社サイトやSNSなどに別の紹介ページを設置し、QRコードなどを採用ピッチ資料に載せて誘導するといいかもしれません。

部署は、配属割合を示すといいでしょう。

 

   年齢層・男女割合など

新卒中途入社者割合、年齢層、男女割合、リモートワーク率など、数値で表せる項目はグラフを用いると分かりやすいです。

 

 

 

(3)働く環境

  • 【記載項目例】

  • ・社内制度

  • ・人事制度

  • ・評価

  • ・福利厚生

  • ・社内イベント など

働く環境を応募者に示して、社風や文化の理解を促したり、入社後のイメージを掴んでもらったりしましょう。

 

   社内制度・福利厚生

社内制度や福利厚生を示すと、企業が設定している休暇や住宅手当などの手当の情報などが分かるため、応募者が自分とマッチするかを判断しやすくなります。自社が大切にしているルールや禁止事項を載せると、企業の価値観も伝わりやすいでしょう。

 

   人事制度・評価

給与は、応募者が企業を決めるにあたり関心を持つ項目といえます。また、評価基準や昇給制度も給与に関わる項目のため、どのように年収が上がっていくのかなどを、年収例を示してまとめると分かりやすいです。

 

   社内イベント

自社でどのようなイベントを行なっているかを示すと、応募者に社風を理解してもらいやすいでしょう。社員の声で内容を伝える方法も、効果的かもしれません。

 

 

 

(4)採用

  • 【記載項目例】

  • ・募集ポジション

  • ・業務内容

  • ・求める人物像

  • ・選考フロー など

自社について紹介したあとは、現在募集しているポジション、業務内容、求める人物像など、採用情報についてを記載します。採用情報を的確にまとめられると、採用のミスマッチ防止の効果を得られるでしょう。

 

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   4.採用ピッチ資料の効果的な作り方

採用ピッチ資料を効果的なものにするには、次に示す作り方を意識することが大切です。

  • ・採用ターゲットを明確化する

  • ・ターゲットに対する訴求ポイントを明確化する

  • ・見やすくなるように工夫する

  • ・ストーリー性を持たせる

  • ・最新情報に定期的に更新する

採用ピッチ資料の効果的な作り方について、それぞれ解説します。

 

 

 

(1)採用ターゲットを明確化する

採用ピッチ資料でミスマッチ防止の効果を高めるためには、採用ターゲットの明確化が重要です。

  • 【例①】

  • × 前向きな人を募集中です

  • 〇 トラブルや課題を自分事として捉え、能動的に行動できる人


    • 【例②】
  • × 積極的にコミュニケーションをとれる人を求めています

  • 〇 よりよくなるアイデアや疑問に感じたことを自発的に意見できる人

「前向きな人」「積極的にコミュニケーションをとれる人」という表現は、曖昧であったり、人によって判断基準が違ったりするため、ターゲットを絞り込めておらず、ミスマッチ人材が応募してくる恐れがあります。

採用基準の曖昧さは、面接官の採用ターゲットの見極めにも影響を及ぼし、統一感のないバラバラな面接評価になりかねません。

そのため、よりマッチした人材からの応募が来ることや、自社の判断基準を統一することを目指して、採用ターゲットの明確化を重視しましょう。

 

 

 

(2)ターゲットに対する訴求ポイントを明確化する

採用ピッチ資料は、応募者に向けて公表する資料のため、応募者が知りたい情報を明確に載せることがポイントです。応募者が企業に対して直接聞きづらい内容も漏れなく記載すると、応募者の不安解消にもつながるでしょう。

例えば、給与や評価制度、残業時間、福利厚生の充実度、社風、研修制度などが挙げられます。

 

 

 

(3)見やすくなるように工夫する

採用ピッチ資料は、応募者が見やすくなるように工夫して作成しましょう。

採用ピッチ資料に企業情報を詰め込もうとすると、ページ数や1ページの文字数が多くなり、読みづらくなる恐れがあります。そのため、伝えたい情報を絞り込んだり、グラフや図で表せるものはグラフなど図解で示したりして、応募者が見やすく、理解しやすい資料にすることが重要です。

 

 

 

(4)ストーリー性を持たせる

採用ピッチ資料は、ストーリー性を持たせて、応募者の興味や関心を高めていくことがポイントです。採用ピッチ資料は、企業情報をただ詰め込めばいいというわけではなく、順を追い、応募者の理解を促しながら「次はこれが知りたい」という思いに応えていくことが求められます。

例えば、最初に福利厚生などの説明があると、応募者に「まずは企業の概要を知りたいのに」と不満を抱かせてしまうかもしれません。企業概要、組織概要ときて、「どのような職場か」を知りたいと思った矢先、選考フローの説明があった場合、情報を整理しづらくなることも考えられます。

そのため、応募者のことを考えた構成で採用ピッチ資料を作成するようにしましょう。

 

 

 

(5)最新情報に定期的に更新する

採用ピッチ資料は、最新情報に定期的に更新することが大切です。採用ピッチ資料の情報が古いままの場合、応募者に「この企業は採用する気がない」と思われたり、情報を的確に伝えられなかったりして、応募者の減少やミスマッチ人材の採用などのリスクがあります。

社員数や男女割合、沿革、福利厚生など、年月の経過とともに変化する項目は多々あるため、採用ピッチ資料を定期的に見直し、最新情報への更新や、より充実した内容になるようにブラッシュアップすることをオススメします。

 

 

 

   5.採用ピッチ資料の有効的な活用方法

作成した採用ピッチ資料は、さまざまな方法で有効的に活用できます。

採用ピッチ資料の有効活用法をご紹介します。

 

 

 

(1)採用サイトやSNSなどWeb上で公開する

採用ピッチ資料は、採用サイトやSNSなどのWeb上で公開することをオススメします。採用ピッチ資料をWeb上で公開すると多くの人材に見られるため、認知度向上を図れるでしょう。

また、SNSに公開して拡散された場合は、さらに多くの人材の目に留まるため、転職潜在層へもアピールできたり、自社のブランディングにつなげたりできる可能性があります。

 

 

 

(2)スカウトメールに添付する

採用ピッチ資料をスカウトメールに添付すると、応募者の印象に残りやすかったり、自社の魅力を存分に伝えられたりします。自社の魅力を伝えようと、スカウトメールに長文を書いても、応募者は読みづらさを感じて読んでくれない可能性が高いです。

一方で、採用ピッチ資料を添付し、グラフや表、写真などを用いて視覚的に分かりやすく自社の魅力を伝えられれば、応募意欲を高められるかもしれません。

また、リファラル採用の候補者に採用ピッチ資料を送付することも、自社に対する理解を深めてもらえるため、効果的と考えられます。

 

  • 【参考記事】

スカウトメールの書き方や開封率を上げるコツは「【返信率UP】スカウトメールの効果的な書き方のコツを紹介!例文付き」をご覧ください。

 

 

 

(3)面談・面接前に事前送付する

面談や面接前に採用ピッチ資料を事前に送付すると、応募者の自社に対する理解が高まり、面談や面接における企業説明の時間の短縮ができたり、より深いコミュニケーションや質疑応答を行えたりする可能性があります。

採用ピッチ資料は、面談・面接の2、3日前に送るといいでしょう。あまり早く送りすぎると、面談や面接時には応募者が採用ピッチ資料の内容を忘れてしまうかもしれません。一方で、前日など、面談等の直前に送った場合は、読んでもらえない恐れがあるため、読む時間があり、内容も忘れづらい2、3日前がオススメです。

 

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   6.まとめ

採用ピッチ資料とは、応募者の自社理解を深め、働くイメージを抱いてもらうために作成する企業の説明資料のことです。

採用ピッチ資料を効果的なものにするには、採用ターゲットの明確化や、ストーリー性を持たせること、見やすさを重視することなどが求められます。

作成した採用ピッチ資料をWeb上で公開すると、多くの人材に見られるため、転職潜在層へもアピールできるかもしれません。また、採用ピッチ資料を面談や面接の2、3日前に応募者へ送ると、面談や面接の質が高くなる可能性があるため、ぜひ活用するといいでしょう。

 

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